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南充浩 オフィシャルブログ

2020年3月 の記事一覧 : 21件

定番品こそ販売期間を定めて期間内に値下げしてでも売り切ることが重要

2020年3月31日 お買い得品 2

早いもので、今日で3月が終わり、2020年も4分の1が終わったことになる。 残り4分の3もコロナの影響が甚大でなかなか難しい状況になりそうな気配がある。   洋服の大量廃棄問題や、気候の不順などの問題から、アパレル業界ではトレンドを追うことは非効率的なので、定番を長く売ろうという風潮が強くなり始めた。 特にメディアやコンサルタントはそれを推している

山東如意集団もレナウンも追い詰められてきたと感じられる

2020年3月30日 ネット通販 2

新型コロナの影響が深刻化しており、なかなか厳しい局面を迎えつつあるが、新型コロナ関連に比べると、かなり関心が低いだろうと思われるこんなニュースがあった。 レナウンの社長と会長の退任が親会社の山東如意集団の意向で決まったというニュースである。   レナウン、株主総会で社長・会長の再任否決 親会社・山東如意の意向   レナウンが子会社化されて

大量生産システムに支えられている受注生産

2020年3月27日 産地 7

今の世の中は、各分野が高度に細分化しているから、全体像は見えにくい。 どうしても自分の携わっている分野のみしか知覚できない。   以前にも書いたが、もう何年も前のことになるが、その頃は、国内の生地産地に今よりも焦点が当たっていた頃だった。 当方も小規模な独立系デザイナーと知り合ったが、どうにも観念が先行しがちな人が多い印象だった。 国産ブームみたい

オフプライスストアってバッタ屋とどう違うの?

2020年3月26日 企業研究 0

最近、オフプライスストアというものがメディアの話題に上るようになってきたが、正直なところ、大阪市内の商店街にあるバッタ屋と何が違うのかよくわからない。 バッタ屋の呼び名を変えただけとちゃうんか?としか思えない。   バッタ屋というのは、メーカーやブランド(最近だとセレクトショップやSPAも含む)の売れ残り在庫を安く買って、安く売る、もしくは安く転売

「数字のマジック」の踊らされるな

2020年3月25日 考察 1

今回はちょっと趣向を変えて、数字のマジックについて考えてみたいと思う。 「○○がバカ売れした!」なんていう体感だけでは、政策は決められない。それがどれだけ売れたのかを数字として弾き出さないと意味がない。 しかし、この「数字」も曲者で、いかようにも印象操作が可能なので、気を付けねばならない。 特に煽り体質のメディアとか詐欺コンサルなんかは「数字」を恣意的に使っ

在庫削減は人工知能導入より型数・品番数の削減が効果的

2020年3月24日 ファッションテック 1

アパレル業界では在庫削減が課題になっている。 正直なところ、サスティナブルだとかエシカルだとかそんなものには興味がない。そんな絶対正義を振りかざす必要もなく、アパレル各社は何年も前から過剰在庫に苦しんでいるから、財務体質のためには過剰在庫を削減したくてたまらない。 で、多くのアパレルはその手段としてAI(人工知能)に期待しているが、他力本願も良いところで、そ

洋服で価格競争に陥らないためには商品の差別化・独自化が不可欠

2020年3月23日 ネット通販 1

以前、ZOZOTOWNについてのブログにこんなコメントをいただいて、勉強になった。   ZOZOTOWNの良い部分が批判派にも擁護派にもあまり具体的に認識されていないのは歯がゆい部分もあります。 ブランドを横断して、身幅や着丈の範囲を絞ってアイテムを検索できること。一定の照明下での正面・横・背面の着画が確認できること(これは最近、ものによってブラン

続・メディアの報道はあてにならないと思った話

2020年3月19日 メディア 1

先日、シティーヒルの経営破綻について「メディアの報道はあてにならない」と書いたが同じ時期にもう一つそう感じさせる事態があった。 シティーヒルの経営破綻に見るメディア報道の当てにならなさ   シティーヒルは2016年以降、ネット通販の成功企業の一つとして業界メディア、経済メディア、で急速に再注目された。 先日のブログにも書いたが、EC売上比率が高かっ

洗濯で移染した服をお湯を使って元に戻した話

2020年3月18日 お買い得品 0

新型コロナの影響で不振な店が多いらしい。 中国人客目当てに乱立した難波・心斎橋筋のドラッグストアは洋服店や飲食店よりも閑古鳥が鳴いているように見える。 先ごろ老父を転院させ、なんやかんやと昨年12月から病院や役所の手続きばかりやってあまり仕事にも集中できないので、気分転換に買い物をすることにした。 買い物と言っても当方が買う物は3種類しかない。日用生活品や食

シティーヒルの経営破綻に見るメディア報道の当てにならなさ

2020年3月17日 経営破綻 0

大阪拠点の中堅アパレル、シティーヒルが民事再生法を申請した。早い話が経営破綻である。 民事再生法を申請するとどうなるのかというと、スポンサーが見つかればそのまま存続。スポンサーが見つからなければ破産ということになり、会社はなくなる。 今後スポンサーが現れるかどうかである。   今回のニュースに関して、受けた印象はその人の年齢や立場によって変わるので

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