百貨店
教科書的構成でも苦境から脱しにくい地方・郊外百貨店
2024年12月4日 百貨店 0
先日、中高年向け婦人服専門店の有志団体LCC会を聴講させていただいたのだが、 その際 ・「地方郊外百貨店はこれからもどんどん閉店する」 ・「地方郊外百貨店のユニクロ、ジーユ―、百均導入は止まらない」 ということが話題となっていた。 この意見に関しては自分も全くの同意である。 それからすぐに堺髙島屋の閉店が発表されたので、あまりのタイミングの良さ
非効率かもしれないが子供層も取り込む必要性はあるという話
2024年11月29日 百貨店 2
現在、一般庶民のテレビ離れが加速していると報道されている。 実際、当方も特定の番組以外はテレビを見なくなったし、テレビのヘビーユーザーと言われていた老人層でもテレビ離れが年々増加していると報道されている。 若い世代や子供になるとテレビ離れは当たり前の状況だろう。 子供が見るテレビ番組というと、アニメと特撮番組が双璧で、あとはNHK教育テレビの各種番組ではない
百貨店全体でも今上半期の衣料品売上高は19年比で減少しているという話
2024年10月2日 百貨店 0
百貨店を巡る報道というのは結構難しい環境にあると思っている。 もう少しややこしく言うと、百貨店の置かれている環境を専門外の人たちにもわかるように報道するのは結構難しいのではないかと感じる。 理由は 1、百貨店全体では不調で地方店の閉店・撤退が相次いでいる 2、都心大型旗艦店だけは過去最高売上高を更新し続けている という2つの状況が
バブル期以降ずっと「三十貨店」「五十貨店」と呼ばれた百貨店を今更揶揄しても(笑)
2024年10月1日 百貨店 0
以前にも書いたが、ヌー茶屋町のリニューアルプランとして「アニメイト」がテナント入店することが発表された。 70年生まれでアニメ好き・漫画好きでファッションとは無縁の学生生活を送った当方からすると、エリアが凋落してガラガラになったとはいえ、「隠れ家的オシャレビル」みたいな立ち位置でかつてはとらえられていたヌー茶屋町にアニメイトが目玉テナントとして入店する時代が
屋号から「百貨店」の文字が外される時代
2024年4月12日 百貨店 0
百貨店の再生論・生き残り策が識者や現場から様々出されているが、一口に百貨店と言っても店舗ごとに強みやイメージが異なる。 それゆえに一律な施策では対応できない。 例えば「高感度ファッションを強化せよ」と言ったところで、それで効果が出るのは伊勢丹新宿とか阪急うめだとかファッションに強いと認識されている店舗に限られるだろう。 ファッションに強いとされている伊勢丹で
衣料品そのものへの需要が低下しているのではないかという話
2024年4月4日 百貨店 0
何となく、義務感もあって毎月値下がりした洋服を数枚買っているが、もう5年間くらいは「どうしても欲しい」と思うほどの洋服は無い。まあ、値下がりしてて在庫が残っているなら買ってみようかな、程度である。 値下がりしていなければ買わないし、在庫が残っていなければそれで諦める。 正直、加齢とともにすべての意欲は減退している。これは老化によるものだろう。 ただ、当方の老
残存百貨店は好調だが全国百貨店店舗数は180店舗を割り込んだという話
2024年3月26日 百貨店 1
3月25日に日本百貨店協会が2月百貨店売上速報を発表した。 売上高は4329億円で前年同月比14・0%増となり24か月連続プラスとのことである。24か月連続というと2年間増収が続いているということになる。 「残存」百貨店は好調だといえる。 注目すべきは2月の対象百貨店である。71社/177店舗となっている。 ちなみに1月の対象百貨店は72社/180店舗となっ
百貨店の富裕層狙い強化で中小型の地方郊外百貨店はさらに減る
2024年2月8日 百貨店 0
百貨店が富裕層狙い・外商強化を掲げるのは、経済的な効率で考えると正解だろうと思う。 百貨店が無くても法事と葬儀の香典返し以外に困らない当方からすると百貨店の政策など対岸の火事である。一切の感情を挟まずに判断するなら、富裕層狙い・外商強化は正しいだろうと思えてならない。 ただ、問題は百貨店自身(中の人たち自身)がどのように考えているかだろう。経済的効率を追求す
電車の本数が少ない「本物の」地方・郊外の駅前再開発は効果が無い
2024年2月5日 百貨店 0
1月は島根の一畑百貨店と、名鉄百貨店尾張一宮店が閉店した。 2月以降は全国の百貨店店舗数は180店を割り込んで170店舗台に突入することになるだろう。(1月末時点で180店舗) それを受けてだろうと思うがこんな記事を拝読した。 消えゆく「地方百貨店」 駅前撤退で自治体お手上げ、跡地再生の“処方箋”はどこにあるのか | Merkmal(メルクマール) (mer