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南充浩 オフィシャルブログ

回顧

バブル期でも安い衣料は存在しており売れ行きが好調だったという話

2022年5月18日 回顧 2

日々の生活は変化しており、今となってはあの当時どうやって生活していたのかわからないということは多々ある。それは何も明治、大正のころのことではなく、ほんの20~30年前のことも、今となっては分からない人が多い。特に若い人はそうだろう。 今となっては、携帯電話が無かったころの生活なんて若い人には想像もできないだろう。しかし、携帯電話(PHSも含めて)が普及し始め

考える力・分析する力が無ければどんな道具や指標を導入しても効果は無い

2021年3月23日 企業研究 1

2021年現在、新型コロナによる自粛に伴い衣料品の売上高は大きく減った。もしも2020年に新型コロナの大流行がなかったとしたら、2019年並みの売れ行きだっただろうと考えられる。 大きく減らなかっただろうが大きく増えることもなかっただろうということである。 60年代~97年ぐらいまでは洋服が売れに売れた時代である。97年というと、今の人は首を傾げるかもしれな

洋服チェーン店各社が鎬を削った90年代前半の話

2021年3月22日 回顧 1

今日はちょっと昔話を。 28年前に洋服販売のチェーン店に入社した。どうして入社したのかというと、就職活動でそこしか通らなかったからだ。 その昔、優秀な学生は全部民間企業へ就職してしまい、教師になるのは落ちこぼればかりだった時期があり、そのころに教職に就いた人を「デモシカ先生」と呼んだ。教師しかなれなかった、教師でもやっとくか、である。その論から行くと、当方は

ジーンズの価格幅は二極化でなく縮まっているのではないか?

2021年2月18日 ジーンズ 1

個人的な嗜好でいうと、ジーンズというパンツが好きでよく穿いていた。 往年のジーンズファンが持っていた「何やようわからんけど何となく好き」という部分も多いにあったが、便利だから多用するという部分もあった。 何せ、どんなトップスに合わせてもそれなりに見えるというコーディネイトにおける便利さがある。 また、しわくちゃのまま穿こうが、色落ちして穿こうが、破れたまま穿

ヴィアバスストップが全店閉店へ 

2021年2月8日 企業研究 1

本当は違う内容を考えていたのだが、今回は続報をお届けしようと思う。 話題性のあるニュースだからご存知の方も多いと思うが、意外に見落としているという方も世の中にはおられる。 また、ほとんどいないがこのブログだけしかあんまり目を通していないという方もおられる。   セレクトショップ「ヴィア バス ストップ」が2月中に全店舗閉店へ (fashionsna

ヴィアバスストップの衰退でますます「消えゆく90年代」を痛感した話

2021年2月3日 トレンド 2

2021年の立春である。 もうあと3カ月ほどで51歳になるわけだが、自分よりも年配の業界人の方々の感想は知る由もないが、同年配の人たちにとっては90年代後半~2000年代前半が一番ファッションが面白かった時期ではないかと思う。 あくまでも個人的な感想に過ぎないのだが。 2005年以降になるとユニクロ一強時代が始まり、現在隆盛を誇っている低価格ブランドの興隆が

「相手は専門知識をあまり持っていない」という前提に立った方が低リスクではないかという話

2021年1月14日 回顧 0

時代が進むにつれて技術は進歩し、高度化するため、細分化され続ける。 1つのジャンルでも極度に高度化と細分化されるため、隣のことは専門外なのでよくわからないということになってしまう。 これは繊維、洋服以外のすべての分野に当てはまる。 例えば、医学でもそれぞれの分野に細分化されており、新型コロナ対策では感染症専門が主力となるが、同じ医者でも皮膚科医では役に立たな

ネット通販とSPAブランドの成長で「バーゲンセール後ろ倒し」は成立しなくなった

2020年10月6日 ネット通販 0

アパレル業界が苦境にあるのは、新型コロナ以前からで、特に2009年以降は苦境が続いていると感じる。もちろん、各社の状況には格差があって、全体的には苦境だが成長している企業やブランドもある。 しかし、2010年以降、それまでのアパレル業界の経験則が通用しない事象も増えており、アパレル業界へ様々な提言がなされている。 個人的に違和感を感じるのは、少なくともここ2

オゾックとアクアガールの廃止で一時代の終焉を感じた話

2020年8月6日 企業研究 2

ワールドが「オゾック」「アクアガール」など5ブランドの廃止を発表したので、今回はそれについて感想などを書いてみようと思う。   ワールドが「オゾック」「ハッシュアッシュ」など5ブランド廃止で358店閉鎖、希望退職200人募集   廃止するのは「ハッシュアッシュ・サンカンシオン(HUSHUSH 3CAN4ON)」「アクアガール(AQUAGI

東京スタイルとサンエーインターナショナル(「アパレル興亡」解説)

2020年4月8日 回顧 2

黒木亮著「アパレル興亡」(岩波書店)を先日読み終えた。 そんなに難しい文章ではないので、集中して読めばすぐに読み終えることができるが、2000円もした本なのでちょっとゆっくりと読んでみた。(笑) 事実に基づいた部分が多いが、ちょくちょくと社名や人名は変えられている。 とはいえ、そこを理解した上で読めば、まったく何の問題もない。山崎豊子シリーズとはそのあたりが

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