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南充浩 オフィシャルブログ

回顧

昔に比べると洋服以外へのお金の使い道が格段に増えたという話

2023年1月13日 回顧 6

当方は若い頃からそんなに体力自慢の人間ではなく、割合にすぐに疲れたりしんどく感じたりする人間だった。 寝不足だとしんどかったし、連勤だとしんどかった。二日酔いもしんどかった。 しかし、40代、50代と年齢が進むにつれて、そのしんどさはさらに増してきた。   30代後半くらいから、肩凝り・眼精疲労用にアリナミンの錠剤のようなサプリを飲んでいたが、さし

大衆のほとんどは業界人が考えるよりもファッションブランドに興味が無いと感じた2023年正月の話

2023年1月10日 回顧 2

コロナ禍で中断していた母方の親戚の宴会が正月にあった。 法事だなんだかんだで毎年1度は会っているが、いわゆる宴会は久しぶりである。 昨年10月・11月とお恥ずかしいことながら、当方がテレビ番組に出演したので、そのこともあって今回は衣料品の話題が多くあった。 母方の叔父二人(要するに母の弟二人)は、もう70代だが、詳細な資産内容は知らないが住居から考えると世間

しめ縄という嗜好品を見ながら考えたという話

2023年1月5日 回顧 1

あけましておめでとうございます。皆様方今年もよろしくお願いします。   年末年始の単なる雑感を。   2012年に母親が死に、2013年に離婚してから、親父と二人暮らしになった。2014年以降の年末年始準備は親父と二人でやっていた。 当方が親父と二人暮らしをしていて、今は1人暮らしになってしまった実家は郊外の古い地域にあるが、年々、しめ縄

昔よりも金の使い道が増えたから洋服への支出が減らされるのは当たり前という話

2022年11月29日 回顧 3

えてして自分が生まれる前の時代を人間は美化して考えがちだが、30数年前のバブル期も今の若者に美化されすぎているきらいがあると感じる。 根本的には江戸時代を過剰に持ち上げたり、戦国時代を過剰に美化する心理と同じだろう。 バブル期に大学生だった当方からすると、その頃と今と、収入や物価はそんなに大きく変わっていない。初任給もさして変わっていない。 物価は少し上がっ

いつか見たアイテムとコーディネイトだけがリバイバルし続けている?

2022年11月17日 回顧 3

時々刻々と加齢というものを感じる今日この頃なのだが、自身の加齢のせいもあるのか、衣料品に関して目新しさを感じることが少なくなってきた。 最新トレンドとして取り上げられているものでも、多くの場合はリバイバルだったりする。 以前にY2Kについて触れたが、女性のヘソ出しルックスあたりを指しているのだが、これは西暦2000年頃のトレンドのリバイバルである。しかし、当

タカキューの債務超過拡大で振り返るアパレルブランドの盛者必衰

2022年10月7日 回顧 4

52歳にもなると、業界の中でも年長者になってしまっていて、年下の人間とのやり取りや商談が増える。 30歳当時に52歳と聞くと、もう死にかけたようなジジイくらいしか想像できなかったが、今の若い人たちからすると、自分が死にかけたようなジジイに見えているのだろうと思う。 交流のある年下の人たちの福祉精神が旺盛なのか、幸いにしてまだ普通に意思疎通がこなせる場合が多い

バブル期でも安い衣料は存在しており売れ行きが好調だったという話

2022年5月18日 回顧 2

日々の生活は変化しており、今となってはあの当時どうやって生活していたのかわからないということは多々ある。それは何も明治、大正のころのことではなく、ほんの20~30年前のことも、今となっては分からない人が多い。特に若い人はそうだろう。 今となっては、携帯電話が無かったころの生活なんて若い人には想像もできないだろう。しかし、携帯電話(PHSも含めて)が普及し始め

考える力・分析する力が無ければどんな道具や指標を導入しても効果は無い

2021年3月23日 企業研究 1

2021年現在、新型コロナによる自粛に伴い衣料品の売上高は大きく減った。もしも2020年に新型コロナの大流行がなかったとしたら、2019年並みの売れ行きだっただろうと考えられる。 大きく減らなかっただろうが大きく増えることもなかっただろうということである。 60年代~97年ぐらいまでは洋服が売れに売れた時代である。97年というと、今の人は首を傾げるかもしれな

洋服チェーン店各社が鎬を削った90年代前半の話

2021年3月22日 回顧 1

今日はちょっと昔話を。 28年前に洋服販売のチェーン店に入社した。どうして入社したのかというと、就職活動でそこしか通らなかったからだ。 その昔、優秀な学生は全部民間企業へ就職してしまい、教師になるのは落ちこぼればかりだった時期があり、そのころに教職に就いた人を「デモシカ先生」と呼んだ。教師しかなれなかった、教師でもやっとくか、である。その論から行くと、当方は

ジーンズの価格幅は二極化でなく縮まっているのではないか?

2021年2月18日 ジーンズ 1

個人的な嗜好でいうと、ジーンズというパンツが好きでよく穿いていた。 往年のジーンズファンが持っていた「何やようわからんけど何となく好き」という部分も多いにあったが、便利だから多用するという部分もあった。 何せ、どんなトップスに合わせてもそれなりに見えるというコーディネイトにおける便利さがある。 また、しわくちゃのまま穿こうが、色落ちして穿こうが、破れたまま穿

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