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機能性中綿アウターの開発競争が今後はさらに激化するだろうという話
2024年10月8日 商品比較 0
これは改めてわざわざまとめるほどのことでもなく、何年か前から続く傾向ではあるが、今後はさらに顕著になるのではないか、そんなふうに感じられる。 それはなにかというと、高機能保温(蓄熱・発熱も含む)中綿の競争が激化しそうだということである。 先日、ユニクロが高機能性中綿「パフテック」を大々的に発表し、例のごとくメディアが一斉に報じた。 例えばこの記
サイズピッチの細かい商品を扱うことの難しさ
2024年9月18日 商品比較 0
どの分野においても部外者からは想像もできないような苦労や理屈、原理が存在するということを改めて感じた。 つい先日、某肌着メーカーの展示会にお邪魔したのだが、そのメーカーはノンワイヤのブラジャー、ブラトップ類が主力商品の一つになっている。 特にこのジャンルでは10年くらい前からユニクロのブラトップが猛威を振るっていて、それまでの王道だったワイヤー入りのブラジャ
吸水速乾肌着の上から着る服も吸水速乾素材であることが望ましいと考える理由
2024年8月29日 商品比較 1
現在、非常に進行速度が遅い台風10号がノロノロと進んでいる。 この台風が過ぎると、猛暑は完全に終わり朝晩の最低気温も24度以下になるようで、暑がりで汗っかきの当方はホッとしている。 何度も書いているように、当方は暑さに弱く汗を大量にかく。 汗の量を厳密に測ったことが無いので正確な量はわからないが、恐らく平均の1・5倍から2倍くらいはかいているのではないかと思
「衣料品の品質」とは一元的に判断できるものではないという話
2024年7月26日 商品比較 2
「衣料品の品質」という言葉はよく耳にするが、実際は一言でまとめるのはかなり難しい。焦点を当てるべき点がいくつもあるからだ。 よくあるのが、製造加工業者は生地のクオリティ、縫製のクオリティに目を向けることが多い。パターンが分かる人はパターンやシルエットを重視する傾向が強い。色や柄を重視する人もいれば、全体的なデザインを重視する人もいる。当方なんかは多分、機能性
ユニクロのナイロンギアショーツとジーユーのナイロンカーゴショーツを比較してみた
2024年7月23日 商品比較 0
7月の3連休明けくらいから今年もまた最高気温35度越えの猛暑日が続いている。 日中に屋外を出歩くのは生命の危険を感じるほどである。 汗っかきで暑さが苦手な当方は、こうなると最終手段を取らざるを得ない。先日、このブログでも書いたように「オッサンの制服」たる半ズボンを常用するようになる。 よほど、偉い人と会う場合以外は帰宅後風呂に入るまで半ズボンで過ごしている。
最もマスに普及したウェアラブル商品は電動ファン付きベストではないかという話
2024年7月5日 商品比較 0
メディアや最先端のイキリイノベーターたちはフィーバーするがマス層には広がらずその存在すらも忘れ去られてしまうという事案が少なからず世の中にはある。 大山鳴動して鼠一匹という状態である。 繊維・アパレル業界にはことのほかそういう事案が多い。 例えば、通販用計測スーツである。ゾゾスーツを筆頭に話題になったが、実際今現在、洋服の通販を買うために計測スーツを使ってい
工業製品が生産数量の多さで店頭販売価格が引き下げられるのは当たり前という話
2024年3月27日 商品比較 0
衣料品の新商品発表にはそんなに興味が無いが、先日のバンダイナムコの今年7月以降のプラモデル新商品発表は興味深く見ていた。多分、これほど興味を持って新商品発表を見るのはバンダイナムコのプラモデルに対してだけである。 今回はプラモデルネタなので興味の無い人は読むと時間の無駄になってしまうのでご注意いただきたい。 当方が興味深く見たのはガンダムのプラモデルだった。
生地としての価値と快適さ・便利さは別物という話
2024年1月17日 商品比較 0
先日、某ジーンズメーカーのデジタルマーケティングを過去に務められた方が「某ブランドの23オンスデニムを買って穿いてみたが、硬くて重くて不便を感じる」という内容をSNS上に書き込まれた。 通常、ジーンズに使われるデニム生地は12・5オンス~14オンスなので、およそ通常のデニム生地の倍近い厚み(厳密にいうと重さ)があることになる。 コアなジーンズファンの中にもヘ
「物」ではなく「ラベル」で評価する人が多いという話
2023年9月22日 商品比較 2
衣料品に限らず「ブランドのラベル」というのは、かなり重要である。 当方も含めてほとんどの人が「ブランドのラベル」を見て物の善し悪しを判断している。そういう「ラベル」を作って刷り込ませることがブランド作りの最重要項目の1つだろうと思うし、「ラベル」に苦しめられているブランドは「ラベル無し」の状態で商品を判断してもらいたいとも思うだろう。 かつて、落ち目になった