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南充浩 オフィシャルブログ

まだ「大衆店」には普及していないサンダルソックスという商材

2025年7月18日 商品比較 1

暑がりの割には、当方はあまりサンダルを履かない。

理由は素足に履くと、中距離以上を歩くとデザインにもよるが、足の甲やかかとに靴擦れができて苦痛だからであえる。最もなりにくいのが、ビーチサンダルなのだがビーチサンダルで遠出をしようとは見映え的にもちょっと抵抗感がある。

じゃあ、靴下を履いてからサンダルを履けばいいじゃないかと言われることだろう。

靴下にサンダルを合わせるのは、当方のようなジジイ世代からすると「サザエさん」に見えて仕方がない。サザエさんのコスプレではないかと思ってしまうほどである。

 

 

そんなわけで、当方は真夏でも短い靴下を履いてスニーカーを履くばかりなのだが、昨年くらいにタビオで見せてもらったサンダルソックスに強く興味を惹かれた。

足の甲を覆うので、例えば当方が必ず足の甲に靴擦れを作ってしまうクロックスのクロッグタイプにも適しているだろうし、爪先が出ているので、それ以外のデザインのサンダルに合わせても「サザエさん」にはなりにくいだろうと感じた。

先日、アンドエスティで10%オフで490円に値下がりしていたベイフローのサンダルソックスを試しに買ってみた。

 

 

おっさんの汚らしい足の画像で恐縮だが、こんな感じの着用感で、親指とその他4本の指を分けて通すようになっている。親指の間で引っかかっているので、歩いていて大幅にズレるということが無い。

 

実際にサンダルに合わせて終日過ごしてみたが、ややズレはあるものの、大きくズレて困るということはなかった。

問題は1足だけでは洗濯に対応できない点である。

通常ならこの商品をあと3~4足まとめ買いすれば良いのだが、出費はできるだけ安く抑えたいのが当方の気質である。

 

 

 

そこで、ユニクロ、ジーユー、パレット、イトーヨーカドーなどの靴下売り場を物色してみた。

1足200~300円くらいで売っていないかと期待してのことだ。結果から言うと、全く売っていなかった。マス層向けの売り場にはまだ入荷していないというわけである。

同じマス層向けとはいえ、アンドエスティくらいまでが今のところの限界だということになる。

 

 

多くの人が周知している「イノベーター理論」というものがある。まあ、名称の呼び方はいくつかあるが、要は先端層、追随層、マス層がいて、新規の商品やサービスに飛びつく速さとその人口割合を示している。

一例をご紹介するとこの記事である。

消費者の特性から普及を戦略する「イノベーター理論」とは? | 株式会社bridge

イノベーター理論では消費者を以下の5つのグループに分類します

  1. イノベーター(革新者) – 全体の2.5%
  2. アーリーアダプター(初期採用者) – 全体の13.5%
  3. アーリーマジョリティ(前期追随者) – 全体の34%
  4. レイトマジョリティ(後期追随者) – 全体の34%
  5. ラガード(遅滞者) – 全体の16%

とある。

ついでに図もお借りしてここに添付したい。

 

体感的に言うと、サンダルソックスの普及率は現在だとアーリーマジョリティ層の後半か、レイトマジョリティの前半くらいではないかと感じる。

感度の低い当方が興味を持ちだしたということはマジョリティ層に浸透し始めていると考えられる。

ただ、「真のマス層向け売り場」と目されるユニクロ、ジーユー、パレット、GMSに普及していないということはラガート層ではないということで、レイトマジョリティの後半でもないだろうと考えられる。

 

 

 

当方がこの記事のこの図を選んだ理由はアーリーアダプターとアーリーマジョリティの間に「キャズム(断絶」があるからである。

イノベーター理論における重要な概念の一つが「キャズム(Chasm)」です。キャズムとは、アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間に存在する大きな溝を指します。この溝は、新しい技術や製品が市場全体に普及する前に乗り越えなければならない大きな課題です。

キャズムの原因

キャズムが生じる理由は、アーリーアダプターとアーリーマジョリティの消費者が持つ異なる特性に起因します。アーリーアダプターは革新を重視し、新しい技術を試すことに積極的ですが、アーリーマジョリティは実績と信頼性を重視します。このため、アーリーマジョリティはアーリーアダプターの後をすぐには追わず、新製品の成功を確信するまで待つ傾向があります。

と説明されている。

 

 

これは多くの人は理解していることだろうと思うが、業界人から「最先端だ」「未来だ」と持ち上げられていた商材やサービスが全く普及せずにいつの間にか消滅・終焉していることが少なからずある。理由は「キャズム」を乗り越えられなかったからである。

新しい商材・サービス・技術は必ず欠陥がある。機械でも初回生産版には故障や不良品が多い。初回生産版を急いで導入しても故障によるデメリットが想像できる。となると、初回生産版は見送って改良された機械を買えば確実性が高い。ここで初回生産版の不具合が改良できなければこの機械はマジョリティには広がらないということになる。ちなみに当方は不具合が解消されてから買うことを好む。早期に飛びつく意味がわからない。

 

 

話しを戻すと、サンダルソックスはまだ大衆には広がり切っていない。そのため、当方が大衆店で200~300円で買うことが今のところはできない。最低でも500円を払わなくてはならない。親指だけでなく小指にもかけるタビオ商品なら1000円もする。当方のようなケチでさえ、500円のベイフローの商品をあと4足買おうか、それとも清水の舞台から飛び降りたつもりで、タビオの商品を4足まとめ買いしようかと悩んでいるほどである。

 

 

ユニクロ、ジーユーに対抗するためには、こういう新規商品を次々と開発するしかないのではないだろうか。そうは言ってもアイデアは無限にわいてくるわけではないから、厳しく苦しい作業であることは間違いない。

来年か再来年くらいには、ユニクロ、ジーユーもサンダルソックスを店頭に投入するだろう。フットカバーがすっかりとGMSやパレットの売り場に並んでいるのが現在である。いずれはレガート層にまで安値で普及するのが全ての商材・サービスの宿命だといえる。

 

 

サンダルソックスは当方としては久しぶりに欲しいと思った新規商品だった。

 

 

 

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 comment
  • TKC より: 2025/07/23(水) 2:24 PM

    いつも楽しく拝読していおります。両記事ありがとうございます。
    サンダルソックス良いなと思ったら、スリーコインズではレディースものはすでに昨年から売れ筋で今年も良いようです、キャズム越えたようですね。メンズにも降りてきそうです。

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