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南充浩 オフィシャルブログ

現在の最大の集客装置はアニメキャラクターコラボではないか?という話

2025年7月17日 売り場探訪 0

コロナ自粛以降、 以前にも増して人混みが苦手になった。

大阪市内はどの場所も人混みなのだが、体感的に梅田が最もひどいと感じられる。梅田に比べると、難波や心斎橋の方が混雑ぶりはマシだと感じられるほどである。

それでも用事や仕事があれば梅田に行かざるを得ないのだが、最近は、そのついでに必ず大丸梅田の5階のガンダムベースに立ち寄るようにしている。

衣料品の店頭調査ではなく、ガンプラの店頭調査である。もちろん、欲しいガンプラがあれば買うことは言うまでもない。

 

 

7月頭にも一度ガンダムベースに立ち寄ってガンプラを物色したが、開設直後の4月下旬に比べると、平日昼間は入場がスムーズになっており、入り口で並んでいる人を見かけることはほとんど無くなった。

Lineで登録受付をするとそのまま入店できる。土日祝日は行ったことがないのでどういう状況なのかはわからないが、6月・7月の平日昼間は待ち時間はほぼゼロである。

ただ、入店に並ばなくて済むというだけのことであって、ガンダムベース内には常に20~30人くらいはお客がいて、ガンプラを物色している。

今年4月から5階はガンダム以外もそろえたキャラクターフロアになっているのだが、平日昼間でもフロア全体にそれなりにお客がいる。

これはかつての大丸梅田5階の平日昼間では見られなかった現象である。

 

 

以前の5階の平日昼間は閑散としていた。

それがキャラクターフロアに変わってからは、平日昼間でも相当数の客数が常在している。だいたいのお客は何かのキャラクター店の紙袋をぶら下げているので、フロア全体の売上高もそれなりにあるのだろうと思われる。

手ぶらで見ているだけというお客の方がこのフロアでは少ないくらいだ。

 

 

百貨店の月次売上速報が毎月発表される。

基本的には好調が続いているが、今年に入ってから高額免税売り場が対前年比で大幅減に転じている。だいたい毎月20~40%減が続いている。

これはとりもなおさず、訪日外国人数は増えているが、百貨店の高額売り場(宝飾、ラグジュアリーブランドなど)での買い物が減っているということを示しており、インバウンドによる高額品の購買がピークアウトしたということではないかと思われる。

何せ、来日者数は増えているのに、売上高は減っているのだから彼らは購買意欲が大幅に減退していると考えられる。

 

 

そんな中、具体的な数字はわからないものの、大丸梅田のキャラクターフロアの商況は好調に推移しているようだ。

大手百貨店/6月売上高三越伊勢丹9.1%減・H2O12.0%減、免税売上高が大幅減

6月は、外商売り上げは堅調に推移したものの、休日が1日昨年より少なかったこともあり、ラグジュアリーブランド、化粧品が前年実績を下回った。

店舗別では、アニメ・キャラクターゾーンなどが好調に推移した梅田店が前年実績を上回った。

 

とある。

 

 

5階キャラクターフロアを見ていると、日本人客も多いが外国人客も多い。そしてどちらも最低1つはキャラクターの紙袋をぶら下げて売り場を練り歩いている。

要は、最低でも1つはなにかを買っているというわけで、これは相当売上高を5階全体が稼いでいるのではないかと思われる。

国内外の消費者におけるキャラクター人気の高さがうかがえる。

 

 

キャラクター人気といえば、先日、トウキョウベースがポケモンコラボTシャツの発売を発表した。

TOKYO BASEがポケモン最新作をフィーチャーしたTシャツコレクション発売 「メガリザードン」をデザイン

TOKYO BASEが、ゲーム ポケットモンスターシリーズ最新作「Pokémon LEGENDS Z-A」をフィーチャーしたTシャツコレクションを7月19日に発売する。「ユナイテッド トーキョー(UNITED TOKYO)」、「パブリック トーキョー(PUBLIC TOKYO)」「グッドエディション(GOOD EDITION)」の3レーベルから展開する。

とのことで、価格は1万1000円とある。1万1000円も払ってポケモンTシャツを買いたいとは、当方は全く思えないのだが。(笑)

 

2010年代から様々な高価格ブランド、高感度ブランドがキャラクターコラボ服を発売してきたが、トウキョウベースはその取り組みが無かったと記憶している。もしかしたら当方が把握できていないものがあったのかもしれないが、キャラクターコラボに熱心ではなかったことはたしかである。

そのトウキョウベースがついにポケモンコラボ服に乗り出したというのは、やはり「売れ筋」「話題性の高さ」という点でキャラクターコラボ商品を見逃せなくなってきたのだろうとしか考えられない。

 

 

キャラクター人気の高さはトウキョウベースまでが乗っからざるを得なくなったといえるほど高いといえる。

大丸梅田5階のキャラクターフロアも商況は順調に推移しており、食品を除けば、最も活気のあるフロアではないかと思われる。

 

 

今秋には大丸梅田は「縮小改装」が始まるわけだが、高層階のポケモンセンターやトミカショップを含めて、キャラクターフロアは存続させるべきだろう。実際に「改装後のキャラクター売り場はどうなる?」という論調の記事も先日見かけた記憶がある。

業界関係者や百貨店関係者は「子供も含めた家族連れが訪れていた古き良き百貨店を再現したい」というような意味のことを言うことが多いが、キャラクターフロアの存続こそ子供連れ家族客を呼び戻す切り札に現在はなっているといえる。

 

そもそも大丸梅田は他の百貨店とは異なり、ファッションビル形式でのテナント入店比率を高めているのだから、先方さえ同意すれば現在のキャラクターフロアやキャラクターショップの継続誘致は他の百貨店に比べてハードルは格段に低いはずである。今秋の改装プランの発表に期待したい。

 

 

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