ドンキの999円ジーンズを見てきた感想
2026年2月16日 商品比較 0
2月13日、ドンキに999円ジーンズが入荷するはずだったので、当日午後に足を運んでみた。
天王寺店には告知通りに入荷しており、入荷後数時間というタイミングだったのでびっしりとラックに掛けられ、一部は棚にたたみ置きされていた。
リリースによると初回9万本という投入数量なので、天王寺店にも相応の数量が入荷しており、売り場陳列されているだけで100本くらいはあったのではないかと思われる。
先日も書いた通り、商品として一定水準があれば購入するつもりで足を運んだ。だだし、定価999円(税込み1089円)という価格設定である。現在の物価高を考慮すると9万本の生産量があるとはいえ、相当に製造コストを切り詰めていると容易に想像できる。
だから、期待半分というところだった。
17年前の2009年に鳴かず飛ばずを続けていたジーユーが起死回生の「990円ジーンズ」を発売して一気に注目度を高めた。
あの時の物価水準は今よりもはるかに低かったが、それでもジーユーの990円ジーンズは値段相応の安さの商品だった。当然、今回のドンキ999円ジーンズはあの時の990円ジーンズよりも商品品質としては低クオリティにならざるを得ない。
唯一それは打破できるとすると、売れ残り品を格安で集めてきて、999円に価格設定して売り出すしかないが、どうやらオリジナル製品なので、品質が高いはずがない。
さて、売り場で商品を触ってみたが、デニム生地の品質は値段相応に低い。
実際の重量は不明だが、触ってみた感触で言うなら、デニム生地は薄い。恐らく12オンス未満ではないかと思う。季節はこれから春に向かって気温が上がって行くので、この薄さでもあまり問題は無いだろう。ただし、冬に穿くには薄すぎて寒々しいから購入した人は注意が必要になる。
手触りにはしっとり感が無く、ぱさぱさに乾いていたので、空紡糸で織ったデニム生地を使っていると思われる。概して低価格デニム生地は空紡糸で織られていることが多い。

そのデニム生地と相まって、商品全体の印象でいえば80年代・90年代前半に総合スーパーの衣料品売り場に並んでいた低価格ジーンズとよく似た見え方をしている。
これをわざわざ買う必要を感じなかったので買わずにドンキを後にした。1099円は支払えなくはないが、例え1000円と言えども穿かないズボンをわざわざ買う必要は無い。それならその1000円は他のことに使った方がマシである。
若い人の中にはあの商品でも良しとして買う人もいるかもしれないが、ジーンズというよりは、イージーパンツ的な使い方になるのではないかと思う。
4月には第二弾の999円ジーンズがドンキに投入されるが恐らく、使用されるデニム生地は今回のものと同じだろう。
さて、世の中に低価格ジーンズは様々あるが、今回のドンキに比べると、ワークマンの1900円ジーンズ、ジーユーの2990円ジーンズは生地の品質は格段に高いといえる。
たしかに1099円という低価格は魅力ではあるが、洋服を多数持っている人からすれば、わざわざ買うほどのことは無い。
個人的には低価格ブランドの値下がり品を買うのが最もコスパが高いと考えている。
ワークマンも最近は売れ残り品が値下がりするようになったが、値下がりする品番数がそう多くはないし、値下がり幅も大きくはない。せいぜい30%オフくらいだろうか。
その点、ジーユーは値下がりする品番数は多いし、最終的に7割引きくらいまで下がる品番もある。昨年最も買った洋服はジーユーの値下がり品である。
ジーユーの値下がり品が最もコスパが高い。
ユニクロも値下がりはあるが、値下がり幅を最近は抑えている。Tシャツ類は990円にまで値下がりするが、それ以外は1990円までにしか値下がりしない。その中のよほどの不振品番でも1290円で留まってしまう。だから、990円になったら買おうと思っていた商品が1290円のまま値下がりしなくなっていつの間にか売り切れていたということが多々あった。
ジーユーも今冬物から値下がりの下限を抑える傾向が出てきた。今冬物で990円に値下がりしている商品はほぼ無い。秋物に比べると激減している。
ジーユーは収益率がユニクロよりも低く、要改善点としてこれまでから言及されていたので、今の施策は正しいのだと思うが、個人的には値下がりしにくいジーユーを買うことは今後減っていくことになるだろう。
余談だが、昨年秋に2990円から990円に値下がりしたので買ったフレアジーンズは近年稀に見るコスパの高さだったと思っている。デニム生地も12・5オンスあり、990円なら破格値といえた。

そんなわけでドンキ999円ジーンズは今秋物どのような変化を見せるか注目したい。今と同じデニム生地を使用するのか、秋冬向けに変化させるのか、である。