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南充浩 オフィシャルブログ

企業研究

「匿名○○店」の手法はアパレル製品でも取り入れてみる価値はあるという話

2023年12月14日 企業研究 1

ファッション系ブランドというのは元来、イメージを高値で売っているような側面がある。 それこそが「高付加価値」と呼ばれるものだろうが、イメージが良いからと言って必ずしも製造原価が高いわけでもないし、長持ちするわけでもないというのが現実である。 一方、「物は良いのに売れない」と嘆くブランドもこの世の中には多々ある。ここでいう「物」というのは「品質」である場合もあ

「ブランド」は高く売れるときに売るのが正解だと思った話

2023年12月13日 企業研究 6

ファッション関係のブランドというのは、人気の上下動が激しいから好調なうちに売却するのが正解ではないかと最近強くそう思うようになった。 売却後に持ち直すブランドもあれば、売却後も低迷し続けるブランドもあるが、売った後のことなど心配する必要は無い。 またブランドを売却してもその後、売った創業者は必ずしも順風満帆とも限らない。面識のある某創業者は会社を売却後いくつ

「SPA」化の普及と仕入れ型専門店の減少で苦境に陥った現金問屋

2023年12月7日 企業研究 0

大阪・本町の現金問屋であるプロルート丸光が経営破綻したわけだが、これは他の残存している現金問屋各社にとっても決して対岸の火事ではないだろう。 プロルート丸光の経営破綻を含めて厳しさを増す現金問屋という業態 30年前のピーク時に530億円内外あった売上高は直近では40億円程度にまで縮小していたと報道されている。30年間かけて12分の1未満にまで縮小してしまった

グンゼとワコールの相違点を考えてみた

2023年11月16日 企業研究 2

繊維ニュースに以下のようなまとめ記事が掲載されていたのでご紹介したい。 大手インナー・レッグウエアメーカー 4~9月期明暗分かれる | THE SEN-I-NEWS 日刊繊維総合紙 繊維ニュース 大手インナー・レッグウエアメーカーの2023年4~9月期連結業績は明暗が分かれる形になった。グンゼが営業増益を確保し、アツギも赤字幅が縮小した一方で、最大手のワコー

「5%の人に向けた店」が全国チェーンを維持し続けることは難しいという話

2023年10月31日 企業研究 5

「風変りで尖ったモノ」を欲しがる人というのは、洋服に限らずどの分野でも多数派ではない。 丁度2006年とか07年とか頃から「付加価値を上げよう」というような販促?マーケティング?セミナーが大々的に注目され始めた。 当方も何度かその手の講演会を聞きに行った。その手の講演会で当時盛んに例示されたのが「ヴィレッジヴァンガード」という本と雑貨の融合したような形態だっ

国内大手アパレルが地方スーパーの自社服ブランドの開発支援を行うケースはさらに増えるだろう

2023年9月29日 企業研究 1

ワールドがスーパーのベイシアの自社婦人服ブランドの開発支援を発表した。 ワールドが大手スーパー・ベイシアのブランド開発支援 10月4日から50店で販売 | 繊研新聞 (senken.co.jp) ワールドは、大手スーパーのベイシア(前橋市)の自社婦人服ブランド「YORIMO」(ヨリモ)の開発を支援した。ベイシアは、10月4日から50店(12日開店の阿見店含む

「割安感」と「継続する力」と「資金繰り」の重要性

2023年9月20日 企業研究 1

どの収入の消費者層をターゲットとするのかは別として、ブランドステイタスが完成された欧米のラグジュアリーブランドを除いては、各層ともにある程度の「割安感(激安ではない)」は物を売る上においては重要だろうと思う。 当方はラグジュアリーブランドに興味が無いし、今後どれほど金持ちになろうと(なれる可能性はゼロだが)欲しいとは思わない。洋服しかり腕時計しかり自動車しか

売るのが難しいとされていた「ブランドロゴ入り作業服」を好調に売っているという話

2023年8月3日 企業研究 0

今春、久しぶりに児島、福山のデニム関係の製造加工場を回らせてもらったが、その際、加工場関係者から話題に上った作業服メーカーがあった。 三備地区(備前・備中・備後)に少しでも馴染みのある方々ならご存知のことだが、この地区はデニム生地、ジーンズ類以外にも学生服、作業服のメーカーが昔から集中している地域として業界内では有名である。 学生服、作業服メーカーが集中して

ラブレスの盛衰に見る「属人的要素」の重要性

2023年7月6日 企業研究 3

アパレルに限らずすべての仕事においては引継ぎやマニュアルの存在は前提としても「属人的要素」が成功・衰退の鍵になるといえるのだろう。とりわけアパレルは属人的要素が大きいと感じる。 「ラブレス」が心斎橋店を閉店 3店舗体制に (fashionsnap.com) 三陽商会のセレクトショップ「ラブレス(LOVELESS)」心斎橋店が、7月17日に閉店することをインス

ドラッグ、コンビニは繊維製品の一層の有力販路になる

2023年6月29日 企業研究 5

このところ、ツイッターなどで「アパレルの有力販路はコンビニ、ドラッグストアになってきたのではないか」というリプライをいただくことが増えた。 アパレルとは異なるが、繊維製品ということでは先日、このブログで紹介したスギ薬局オリジナルの「エアーかおる」のフェイスタオルなんてその典型ではないかという指摘をいただいた。 また、これも純然たるアパレルとは言い難いが、ファ

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