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南充浩 オフィシャルブログ

企業研究

アダストリアが新販路として大手総合スーパーを掲げているという話

2023年3月16日 企業研究 2

アダストリアが新たに低価格カジュアルブランドを開発した。 グローバルワークが地域密着型の新業態を出店 ベーシックで低価格なアイテムを提案 (fashionsnap.com) アダストリアが、「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」の新業態「グローバルワーク・スマイルシードストア(GLOBAL WORK Smile Seed Store)」をオープンする

セブンアイが百貨店を真っ先に売却するのは当たり前の判断という話

2023年3月10日 企業研究 1

セブンアイホールディングスからイトーヨーカドーの店舗数削減と自社アパレル事業撤退が発表されたが、各メディアの記事を読んでみても詳細はさっぱりわからない。 店舗数削減は不採算店を直近では14店舗、中期的には33店舗(年度の区切りによっては36店舗との報道も)と報道されているので、まあわからなくはないが、それでも見出しが14店舗だったり33店舗だったりと、各メデ

安くないブランドは小資本であっても海外進出を考慮すべきでは?

2023年3月9日 企業研究 1

自動車や家電、実用雑貨類に比べると、衣料品の価値は分かりにくい。 当方もよくわからない部分も多い。一方、機能性衣類の価値は誰でもわかりやすく体感しやすい。 2018年の秋だっただろうか、ちょうど台風襲来の大雨が降っている中、仕事に出かけた。10月だったが少し肌寒かったので長袖Tシャツの上からブロックテックパーカを羽織って出かけた。 かなりの大雨だったにもかか

ダイソーがフェンディのロゴ入り生地を販売した理由を推測してみた

2023年3月6日 企業研究 3

国内の生地製造業者や染色加工業者の中には、欧米のラグジュアリーブランドと取引をしている業者が少なくない。 最近では、そのことを明かしている業者も増えた。しかし、取引があることは明言しても具体的に「取引品番〇〇のこの生地です。組成は〇〇が何%です」と具体的な品物を明言し、画像付で見せることは絶対に無い。理由は欧米ラグジュアリーブランドとの守秘義務が厳格だからと

利用者が少なく不採算になった商業施設が撤退するのは当たり前

2023年3月3日 企業研究 18

以前にも書いたことの繰り返しになるのだが、関西生まれ関西育ち関西在住の当方にとって、パルコというファッションビルには全く親しみが無く思い入れが無い。 理由はかつて大阪市内にあったパルコがめちゃくちゃショボかったからだ。 大阪のパルコは、今のH&M心斎橋店(かつてのユニクロ(一時期シーインが期間限定店を開催していた場所)の通路を挟んだ対面)である。 H

「アメリカではシーインの勢いが鈍化傾向」という記事を紹介してみる

2023年3月1日 企業研究 0

概して知見が狭くて浅い当方なので日々目にする報道は偏りがあることは承知の上だが、シーインに関する国内の報道のメインは 1、シーインすごい 2、シーインの盗作問題 だいたいこの2種類ではないかと感じる。 最近の1は、贔屓の引き倒しと言うか、イキリコンサルが飯のタネを求めてのポジショントークと言うか、が増えすぎていると感じられてならない。 2に関しては、まあ毎日

ファッションに特化することはワークマンの強みを自ら捨て去るのではないかという話

2023年2月27日 企業研究 5

ワークマンが「ワークマンカラーズ」という屋号で、これまでの作業服店や作業服との中間形態(プラス、女子など)とは一線を画したファッション特化型店舗を拡充するというトピックスがあった。 これについて、当方は結構、危うい取り組みだと感じている。 ワークマンのファッション分野への進出に対して勝手に危機感を抱いてみた また当方以外でも心ある識者は危険ではないかという意

ワークマンのファッション分野への進出に対して勝手に危機感を抱いてみた

2023年2月24日 企業研究 1

今回はこれについて考えてみたい。 あくまでも報道記事を読んでの感想・懸念・推測になるのでそのところはご了承いただきたい。 ワークマンがデイリーウェアに本格参入、9月に新業態「ワークマン カラーズ」1号店をオープン (fashionsnap.com) ワークマンが、2月23日に「2023年春夏新製品発表会」を開催し、デザイン性重視の一般的なアパレル市場に本格参

新フォーエバー21はアダストリアの1ブランドとして小ぢんまり運営すれば良いという話

2023年2月22日 企業研究 1

当方としては数あるブランドの中の1つに過ぎないとしか思っていないので全く注目していないフォーエバー21の再上陸だが、ウェブ記事を眺めていると予想以上に大々的に報道されていて驚いたので、今回はこの話題を。 旧フォーエバー21も今回の新フォーエバー21も、日本国内での売上規模からも商品面からもそんなに大きな影響力のあるブランドではないというのが実態なのだが、この

お直し事業に特化した時点でホープインターナショナルの命運は尽きていたという話

2023年2月3日 企業研究 8

何を書こうかといろいろと悩んだが、前回にも取り上げたホープインターナショナルワークスの倒産と、お直しビジネスについて再度まとめてみようと思った。 実際、こんなにくどくどと書く必要はないのかもしれず、賢明な読者の方々ならとっくにご存知のことも多いかとは思うが、世の中、念には念を入れた方が良いこともあるのでご容赦いただきたい。 アパレルOEM業者の期待の新星だっ

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