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南充浩 オフィシャルブログ

企業研究

ワークマンカラーズにベンチマーク先として個人的にオススメしたいブランド

2025年2月27日 企業研究 0

先日行われたワークマンの会見の様子が各メディアで報道された。 その中でも群を抜いて詳細に報じたのはファッションスナップドットコムではないかと思う。 男性の買い物難民を救うポジションに、ワークマンが新生「Workman Colors」披露 当方は関西在住のため、欠席したのだが会見の中身はこの記事を読んで認識した。   個人的にはワークマンは難しい領域

「低価格ブランドの男性買い物難民」という顧客設定は無理があるのではないか?

2025年2月25日 企業研究 0

2月20日、ワークマンがワークマンカラーズについて発表した。 ワークマンはある意味で公平な会社なので、当方にもご案内をいただいたが、東京開催だったので欠席をした。常にお知らせを送っていただいていることは感謝である。 注目のワークマンということで、メディアの報道も数多くあったのだが、この会見について最も詳細に記事化しているのはファッションスナップドットコムだろ

カジュアル服業態でフランチャイズ店主体の体制が成り立ちにくい理由

2025年2月7日 企業研究 3

ちょっとしつこいが、ワークマンの「ワーク強靭化」リリースについてである。 前回紹介したように、内容を大雑把にまとめると 「一般カジュアル客に向けたワークマン女子に注力しすぎて、本体のワークが落ちてきたから強化をします。開発人員がこれまでワークと女子で半々だったから、それをワーク8、カジュアル2に変更します」 というものである。 そのほかにも、ワークで防寒アウ

ワークマンが発表した「ワーク強靭化」リリースへの個人的な感想

2025年2月6日 企業研究 1

ワークマンがワークマン女子の店名を廃止してワークマンカラーズへ統合するという発表をした後、すぐに今度は「ワーク強靭化宣言」という発表をした。 もういろいろな報道でご存知の方も多いとは思うが改めて紹介する。 例えば、以下の記事にも書かれていることがひどくザックリとした骨子になる。 ワークマン「一般ウケ路線」を反省? 上下3400円の高機能作業服など、プロ向けに

「ワークマン女子」が店名を変更したのは当然の結果

2025年1月30日 企業研究 1

先日、ワークマンが「ワークマン女子」の屋号を廃止して「ワークマンカラーズ」に統合すると発表した。 これはもうすでにほとんどの方がご存知のことだろう。理由はワークマン女子に男性客を取り込むためである。 「#ワークマン女子」が「Workman Colors」に改名 男性客取り込み強化 同社は今回の屋号変更の理由について、#ワークマン女子の地方出店加速に際し、人口

小規模アパレルのM&Aが本当に増えていると感じた話

2025年1月16日 企業研究 0

コロナ自粛が明けてから、大学時代の同級生や1、2学年上の先輩らと同窓会的にお会いすることが増えた。当方が今年55歳になるので、同級生は最低でも今年55歳。浪人していたら1歳上・2歳上になる。 先輩連中はまごうことなく還暦手前である。当方も含めてみんなジジイとババアである。 同窓会的に出会う人は当方とは異なりだいたいが真っ当な人間なので真面目に会社員として勤務

従来型ジーンズカジュアル専門店がマス層から支持されにくくなった理由を考えてみた

2025年1月10日 企業研究 0

ライトオンとマックハウスの凋落は、ジーンズカジュアル専門店チェーンという売り場がマス層に支持されなくなったということを表している。 これはジーンズというアイテムが支持されていないわけではなく、ジーンズカジュアル専門店チェーンという売り場がマス層向けではなくなったということである。 ジーンズは、ユニクロにもジーユーにもハニーズにも無印良品にもウィゴーにもグロー

大規模リストラが始まったライトオンのその後の再建策を考えてみた

2025年1月9日 企業研究 1

何度も繰り返して恐縮だが、昨年11月18日から急激に気温が低下して秋冬物衣料品が活発に動いた。 上場各社の月次発表は11月から好転しており、12月実績も好調を維持している。そんな中にあって11月、12月ともに既存店実績を大幅に下回っているのがライトオンである。 ちなみにライトオンの11月既存店実績は 売上高 16・3%減 客数 27・0%減 客単価 14・6

今年を振り返る~川上大手企業の繊維撤退・売却が進んでおり今後その流れはますます強まるだろう

2024年12月27日 企業研究 0

さて、販売ではない多くの企業が今日で仕事納めだろう。 当方には納めるほどの仕事なんて無いが、仕事納めとしたい。 さて、年末ということで多くのメディアや識者が今年を振り返っている。当方には振り返るほどの大したことなど一切起きていないが、印象的だった業界ニュースについて振り返ってみたいと思う。     一口に「繊維・アパレル業界」と言っても川

コロナマルダイとセレクが倒産したのでざっくりと過去を振り返ってみる

2024年12月17日 企業研究 2

衣料品は一見すると参入障壁が低くてド素人にも分かりやすい分野だと思われがちだが、糸、生地、パターンは専門性が高く、国家資格なんかは必要ないが、しっかりとした知識と長期間に渡る経験が求められる。 糸、生地、パターンなんかは当方のようなド素人にさえ、まだ認識される確率も高いが、副資材となると、知識が求められる上にさらに認識されにくいという報われにくい分野でもある

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