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南充浩 オフィシャルブログ

企業研究

売上高215億円にまで縮小したファイブフォックス

2024年5月23日 企業研究 1

先日、ファイブフォックスの上田会長が亡くなられたことが発表された。 それを踏まえて、かなりの長文ではあるがファイブフォックスの足跡をまとめた記事が掲載されている。内容は非常によくまとめられており、資料としての価値も大きいと感じるのでご紹介したい。 【追悼 上田稔夫さん】 怒涛の業態開発&超高効率経営で紡いだ「コムサ神話」 当方個人はまったく面識がない。またフ

企業規模の拡大と「コアさ」は両立させづらいという話

2024年5月17日 企業研究 1

衣料品に限らず、価格が高くて尖った(凝った)商品を扱ったままで、マス層に拡販は不可能に近いのではないかと思っている。 マス層に拡販するためには、激安でなくとも割安感があって万人受けする商品を主体としなくてはならないのではないだろうか。     感度高い系のブランドの中の人やそれらのファンと話すと「うちのこのイカしたテイストの商品が世の中に

レアスニーカーブームが沈静化してスニーカーは生活に定着した

2024年4月26日 企業研究 2

スニーカーブームは終わったという関係者からの嘆きの声をメディアで見るたびに「アホくさ」と思ってしまう。彼らの言うブームとは、主にナイキの復刻版や限定モデル(便宜上レアモデルと総称する)が投機目的転売ヤーを含めて過剰値上がりした状況を指していると当方は理解している。 あんなものの何が良かったのか理解に苦しむ。 当方が愛好するガンプラで言えば、転売ヤーによる買い

上場廃止によって中長期的な取り組みが実施されるか?

2024年4月16日 企業研究 3

何事においても、成功するかしないかは「運」と「タイミング」が最も大きく作用するのではないかと思う。 「経営なんて運次第」と言い放ったオジサンが昔おられたが、ある意味でその通りだと思う。ただ、すべてを運任せにすることもまた危険であるため、できるだけ「確実性」を持たせるように最大限努力は必要不可欠になる。確 「人事を尽くして天命を待つ」 というわけである。やれる

大手にとっては旨味の無い市場でも中小企業にとっては美味しい市場という場合もある

2024年3月29日 企業研究 1

超大手が注目しないような商材でも専業メーカーや中小企業にとってみればそこそこ美味しい商材だという場合も世の中にはある。 あまり他のメディアでは話題にならなかったが、こんな報道があった。 タビオ FCバルセロナとライセンス契約 春から中国、日本で靴下販売 | 繊研新聞 (senken.co.jp) タビオは、スペインの名門サッカーチームであるFCバルセロナとの

コスト削減の一環で絞り込まれる「色数」

2024年3月28日 企業研究 3

最近、ジーユーの商品の色展開が少ないと感じる。 Tシャツ・セーター類などのトップス、ブルゾンなどのアウター類、そしてパンツ類と全般的に色数が少ない。2010年代後半だと品番や型番にもよるが、5色くらいは普通に展開していたが今では3色展開がメインで場合によっては2色展開という物もある。しかもその3色がだいたい定番色である。 色というのはシーズントレンドとも密接

3度目の不祥事でもSNS上で炎上しない高いステルス機能に驚いた話

2024年3月22日 企業研究 0

若い女性向けのプチプラ服販売のネット通販サイト「GRL(グレイル)」を運営するGIO(大阪市西区)が公正取引委員会から下請法違反で勧告された。金額は総額で8200万円である。   ECサイト「グレイル」運営会社が下請法違反 下請事業者に対して合計で約8200万円を減額 公正取引委員会(以下、公取委)は3月19日、ヤングレディス向けECサイト「グレイ

エコな取り組みでも不採算なら長続きさせられないという話

2024年3月18日 企業研究 1

1970年に生まれ、日常的に公害が発生していた70年代に幼少期を過ごした当方としては、環境対策は重要だと考えている。 しかし、現在の科学技術力で何もかもを一挙に解決できないことは現実を見れば一目瞭然である。少しずつ科学技術を進歩させる必要はあるしそのための開発研究は必要不可欠である。 2011年の東日本大震災で、太陽光発電が救世主のように祭り上げられたが、そ

総合アパレルとジーンズチェーン店の協業に時代の移り変わりを感じた

2024年3月14日 企業研究 0

環境の変化とともに一昔前までなら考えられなかったような取り組みが生まれる。 先日から話題になっているイトーヨーカドーがアダストリアに衣料品を丸投げした件が直近の一例といえる。「衣料品のヨーカドー」と呼ばれて得分野だった衣料品から撤退を決めたこともそうだし、その衣料品売り場を他社に丸投げするなんていうことは、陰りが見えていたとはいえ10年前までなら考えられなか

トップバリュコレクション衣料品を1年間で売上高7倍増にする計画の危うさ

2024年3月12日 企業研究 1

先日、イトーヨーカドーが肌着・靴下などの実用衣料以外の自社企画衣料品からの撤退し、その穴埋めとしてアダストリアへの丸投げが発表されたことは記憶に新しく、繊維・衣料品業界に大きな衝撃を与えた。 衝撃の理由は主に2つあると当方は感じている。   1、アダストリアの政治力の強さ 2、企画・MDはアダストリアで在庫買い取りはイトーヨーカドーという「不平等条

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