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南充浩 オフィシャルブログ

企業研究

アダストリアとの取り組みからイトーヨーカドーの「衣料品への自信喪失」が感じられる

2024年2月27日 企業研究 0

イトーヨーカドーがアダストリアに衣料品平場の企画・MDを丸投げするという発表には多くの人が驚いた。当方も驚いた。 以前にもその発表をまとめたが、今回はそれを踏まえて進めたい。 総合スーパーマーケットの衣料品事業を取り込み始めたアダストリア この取り組みでどちらが得をするのかというと、当方は圧倒的にアダストリアだと考える。ウィンウィンには程遠い一方的なアダスト

ワークマンの新施策の中ではサポート機能衣料品に最も期待したい

2024年2月22日 企業研究 3

ワークマンは急成長期が終わり停滞期に突入したことを受けて、成長戦略を矢継ぎ早に打ち出したように見える。 この辺りの対応力の素早さはさすがだと感じる。 1、子供服専門業態の立ち上げ ワークマンが新業態「ワークマンキッズ」を立ち上げ 沖縄に出店する「#ワークマン女子」に併設 (fashionsnap.com)   2、ワークマン女子の積極的出店 #ワー

デジタル化しても業績は伸びないどころか悪化することもあるという千趣会の事例

2024年2月20日 企業研究 5

世の中に「これをやれば誰でも確実に売上高が伸びる」というやり方は無い。 もちろん、時流に合ったやり方はあるだろうが、全社がそれで必ず業績が伸びるわけでもない。好景気でも倒産する会社があるのと同じである。 時流に合ったやり方が、さらに自社の顧客に適しているかどうかが最大の問題である。いくらトレンドのやり方でも自社の顧客層に適していなければ業績は伸びない。 盛ん

総合スーパーマーケットの衣料品事業を取り込み始めたアダストリア

2024年2月16日 企業研究 0

イトーヨーカドーが肌着・靴下類以外の衣料品から撤退すると報道されてから結構な時間が経った。 報道されている文章だけ見ると様々に解釈もできるため、現実的にはあり得ない解釈をする人もウェブ上では相当数見かけた。 普通に読んで理解するなら、イトーヨーカドーは外衣のPB類を全廃し、肌着類・靴下類(おそらくパジャマも含むと推測する)のPBや仕入れは続けると読める。 で

「ファッション化」のデメリットが顕在化しているワークマンの業績下方修正

2024年2月9日 企業研究 2

ワークマンの下方修正と2期連続の減益が話題となっている。 しかし、このブログでは以前からファッション化を過剰に推進することはワークマンにとってはプラス面だけではないことを以前から書いてきた。 また、企業やブランドも無限成長し続けられるわけがないので、チェーン店全店売上高が1600億円に到達したワークマンもそろそろ停滞期に差し掛かってきたという見方もできる。

再上陸から2年持たずにアメリカンイーグルが実店舗を全店閉店へ

2024年2月6日 企業研究 1

再上陸直後から不振の噂が流れていたアメリカンイーグルが1月末で全店閉鎖となった。 「アメリカンイーグル」が1月末までに国内全店舗を閉鎖 | セブツーは、世界各地のファッション&ビューティ情報を多言語で毎日配信するインターナショナル・メディアです。 (seventietwo.com) 「アメリカンイーグル(AMERICAN EAGLE)」は、1月28日

パルグループがレイ・カズンの一部店舗とEC事業を譲渡されたという話

2024年1月12日 企業研究 7

昨年10月に民事再生法を申請して経営破綻したレイ・カズンの一部店舗とEC事業をパルグループホールディングスに事業譲渡されることが決まった。 レイ・カズンが一部店舗事業をパルグループHDに譲渡 昨年10月に民事再生法申請 (fashionsnap.com) パルグループホールディングスが、アパレルブランド「レイ・カズン(RayCassin)」などを運営するレイ

フランドルの買収に盛者必衰を感じた話

2023年12月27日 企業研究 7

「イネド」を展開しているフランドルが不動産会社に買収された。 ランドビジネスがフランドルの全株取得 服飾事業を強化 | 繊研新聞 (senken.co.jp)   東証スタンダード市場上場の不動産業、ランドビジネス(東京、森作哲朗社長)は、「イネド」などを企画・販売するフランドル(東京)の全株を取得し、子会社化したと発表した。12月22日開催の取締

土曜日の夜に梅田に出かけたらハンドバッグを持っている女性がほとんどいなかったという話

2023年12月22日 企業研究 1

コロナ禍明けからの人流の増え方にどうにもついていけない。まあ、ついていきたいとも思わないのだが。 土曜・日曜・祝日、連休期間はなるべく外出せずに自宅にいるようにしている。理由は人混みが嫌いだからだ。それでもお盆と正月には母方の叔父の家に行くのだが、電車の混雑ぶりが酷くてどっと疲れる。 コロナ禍中は電車も空いていて本当に移動も楽だった。 酒を飲みに行くのも嫌い

「匿名○○店」の手法はアパレル製品でも取り入れてみる価値はあるという話

2023年12月14日 企業研究 1

ファッション系ブランドというのは元来、イメージを高値で売っているような側面がある。 それこそが「高付加価値」と呼ばれるものだろうが、イメージが良いからと言って必ずしも製造原価が高いわけでもないし、長持ちするわけでもないというのが現実である。 一方、「物は良いのに売れない」と嘆くブランドもこの世の中には多々ある。ここでいう「物」というのは「品質」である場合もあ

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