MENU

南充浩 オフィシャルブログ

ネット通販

しまむらのネット通販の9割が店舗受け取りになるのは当たり前という話

2021年4月7日 ネット通販 1

ネット通販での購入もすっかり慣れたのだが、送料がかかる物は極力買わない。 ZOZOの送料一律200円くらいならどうということはないと感じるが、500円以上だと「高いな」と貧乏性な自分は感じてしまう。 まあ、送料込みでも定価より安いのであればネット通販を使う意味はあると思っているが、送料込みで定価を越える商品は近所の実店舗に買いに行った方がマシだと思っており、

「洋服の過剰供給」に異を唱えながら新規ブランドが続々と立ち上がる矛盾

2021年3月18日 トレンド 2

最近、「アパレルの過剰供給に向き合う」というスローガンを掲げた新規ブランドが続々と立ち上がっている。 自分はこの手のニュースを見たときに、真っ先に疑問しか感じない。 わざわざ新ブランドなんか立ち上げたら、さらに供給量が増えるんじゃねえの?と。   既存のブランドが売れ行き絶不調だったとしても、最低限の売れ行きは算出できる。なぜなら長年運営できてきて

巷に蔓延する「おかしな表記」と「嘘の神話」

2021年3月12日 ジーンズ 1

97年に業界紙に入ってから24年が経過して、過ぎ去りし日々を振り返るたびにジジイになったことを噛みしめる今日この頃だが、最近、とみに業界メディアの言葉遣いや説明文に違和感を感じることが増えた。 これが老化だと言われればその通りなのだろう。自分の肉体、精神は確実に老い衰えておりそれは自覚している。 フィラメントが長繊維、スパンは短繊維。 とか 長繊維と繊維長は

EC、DX、D2Cという言葉は一般的に通じにくい

2021年3月10日 ネット通販 2

アパレルが世間一般から分かりにくいと思われている理由の一つとしてカタカナ語・アルファベット語の多さがある。 洋服は「洋」服というくらいなので、西洋の服だから基本的にはシルエットとかデザインとかプリーツとか、そういう向こうの言葉を音訳したカタカナ語が増えるのは当然である。 明治から戦前までは、カタカナ語も上手く日本語に訳して使用してきたが、戦後はGHQの占領政

「ダウンジャケット」も「革靴」もデザインや形状を示す呼び名ではない

2021年3月4日 ネット通販 3

最近気になっていることの一つに、衣料品の生地や素材についての虚偽に近いような説明やネーミングが増えているように感じることがある。 正確にいうと、悪質な虚偽だといえるものとして 1,ダウン 2,レザー(本革) がある。   虚偽ではないし違法性も全くないが、川上・川中の人が突っ込まざるを得ないヘンテコなネーミングとしては ・スエットライクニット ・ニ

7920円に値下がりしたポンプフューリーをより安くなるYahoo!ショッピングで買った話

2021年3月3日 お買い得品 1

さて、今日はお買い物の話を。 洋服・靴のネット通販の弱点については言及してきた。何度も言うように、洋服・靴のネット通販はクソだからやめろということが主旨ではない。 洋服・靴のネット通販は、昨年春からのコロナ禍を鑑みても備えておくべき販路の一つであることは間違いない。 ただ、業界やメディアに広がる「安直なネット通販礼賛」の風潮が危険だと言いたいだけである。 「

WEBサイトのPV数とアクセス数の増減しか分析できない広告代理店にはご注意を

2021年3月1日 ネット通販 0

広告宣伝の媒体としてWEBは最早、外せないツールとなっている。 2019年の広告費総額で、インターネット広告だけは前年比19・7%増と伸びているが、その外の媒体である新聞(5・0%減)、雑誌(9・0%減)、テレビ(2・7%減)、ラジオ(1・4%減)は前年割れとなっている。 2019年 日本の広告費 – ナレッジ&データ – 電通 (d

メディアによる「安易なアパレルEC礼賛論」は危険

2021年2月26日 ネット通販 0

のっけから結論を書いてしまうと、メディアによるアパレルEコマース礼賛の論調のほとんどは百害あって一利なしではないかと感じる。 その最たる例がこの産経新聞の記事だ。   ワールドは1年でリストラ2度 EC出遅れ響く老舗アパレル(1/3ページ) – 産経ニュース (sankei.com)   もう、見出しからして酷い。 政治的イデ

服に興味のある人は少数派の数寄者だということ

2021年2月22日 トレンド 0

先日、こんなツイートがバズっていた。   ユニクロ時価総額アパレル世界一になりましたが、成長理由が「服に興味ない人」というターゲット設定にあるという話がすき 他社は「服に拘りのある人」を年齢、属性、好みで細分化しブランド開発してたがファッション考えたくない、選ぶのがストレスな消費者が大多数と見極め、彼らが買う戦略を考えた — 吉田睦史 | 株式会社

ドットエスティの「今冬最後のタイムセール」で洋服6点を合計9830円(税込み)で買った話

2021年2月17日 お買い得品 0

最近はあまり見かけなくなったが、5年くらい前までは「ユニクロはまだ業界占有率が低い。もっと高めなければ」という意見があった。多くのメディアは大真面目に論じていた。 しかし、まともな識者は「洋服の場合、機械製品と異なり15%以上の占有率にはなりにくい」と論じていたが、だいたいそういうまともな意見は顧みられない。 自分の手持ちの洋服を見ても、ユニクロが多い。値段

南充浩 オフィシャルブログ

南充浩 オフィシャルブログ