ドットエスティの「今冬最後のタイムセール」で洋服6点を合計9830円(税込み)で買った話
2021年2月17日 お買い得品 0
最近はあまり見かけなくなったが、5年くらい前までは「ユニクロはまだ業界占有率が低い。もっと高めなければ」という意見があった。多くのメディアは大真面目に論じていた。
しかし、まともな識者は「洋服の場合、機械製品と異なり15%以上の占有率にはなりにくい」と論じていたが、だいたいそういうまともな意見は顧みられない。
自分の手持ちの洋服を見ても、ユニクロが多い。値段と品質のバランス、デザインのバランスを見ると、もうそれで十分と感じるが、あまりにもユニクロ服が増えすぎると流石に飽きてくる。
2020年に買った洋服の7割くらいはユニクロ+ジーユーである。そうなると、もうファーストリテイリングの社員並みにユニクロ+ジーユーコーディネイトで過ごしている日も珍しくない。
そうなると、飽きる。たまには違うブランド、違うテイストの服も着たいなと強く思う。
自分は特に飽きっぽい性格だが、人間は基本的に飽きる動物だから、どんなに優れた商品でも占有率100%にはならない。嗜好品たる要素が強い洋服という商品は占有率15%以上にはなりにくい。
恐らく、ユニクロとジーユーばかりでは飽きるという人が少なくないだろう。そういう人たちでも収入に余裕のある人は高額ブランドを買ったり、お金のない若者は古着を買ったりしているのではないかと思う。
当方は、だいたいアダストリアの値下げ品をそんな感じで買うことが多い。
もちろん、買ってみてパターンが似合わずに失敗したと思ったことはあるが、それでもユニクロ、ジーユーにはないテイストやデザインの商品が安価(定価でも比較的安価)に買えるというところに、当方はアダストリアの存在意義を感じている。
まあ、そんなわけで先日、「今冬最後のタイムセール」と銘打ったアダストリアの通販サイト「ドットエスティ」で、ちょっと気晴らしに値下げされた洋服をまとめ買いしてみた。
とは言っても無制限に何十枚も買うわけにはいかないから、その中から6点を選んで買ってみた。合計は税込みで10050円となり、貯まっていたポイント220円分を差し引いて合計9830円(税込み)だった。
あまりの高額な買い物に決済ボタンを押す指は震えた(アル中ではない)。
今日は気分転換にドットエスティで9830円で買った6点を晒してみたいと思う。
まず、ゴールデンウィークくらいから間違いなく活躍するであろう半袖Tシャツ。値下げ+タイムセールで770円だった。
これはベガルタ仙台のTシャツだが、サッカーチームに興味はない。白い半袖Tシャツは活用方法が広いので、よっぽど変なプリント柄以外は、あまり柄の内容を気にせずに買う。
普通にプリント入り白Tシャツとして活用する。
次はダマスクス柄の中綿襟なしブルゾンである。
これは値下げ+タイムセールで2711円に値下がりしていた。
防寒アウターは何枚も持っているが、だいたいが紺無地、黒無地、グレー無地である。赤無地が2枚ある以外は。
そうなると、形は違うがもうダークカラー無地には飽きているので、こういう変な柄物を気分転換に選んだ。失敗しても値段的には惜しくない。
かなりのルーズサイズだが、細身かテイパードのパンツを合わせれば上半身と顔がゴツイ当方でも比較的スッキリ見えるのではないかと思っている。
この時期に冬物を買い足すのはどうかという論調もあるが、3月末か4月頭までは寒の戻りがあるから、冬物を着る機会はあるというのが当方の意見である。
あと、キルトっぽいステッチもないし、生地の表面感もツルっとしてるので、春先に綿セーターの上から着ていてもさほど違和感はないだろうと思っている。
続いての冬物(笑)はこのフリースプルオーバーである。タイムセールにはなってなかったが値下げされて1617円だった。
元々は白、黒、ライムグリーン、モカベージュの4色展開だったようだが、1617円に値下げされた時点では白と黒は完売していたので、当方はライムグリーンを選んだ。
これもかなりのルーズサイズで、Mサイズですら当方にはダボダボである。こちらも細身かテイパードなら当方でもスッキリ見せられるのではないかと思っている。
フリースというアイテムは嫌いだと言いながら、いろいろと活用法を探って時々買ってみている。
生地としては肉厚だがかなり柔らかい。恐らく毛玉もほとんどできないのではないかと思う。
活用法としては、上からオーバーサーズの薄手コートを羽織る感じになると思う。
防寒アウターに限らず、メンズのアウター類は基本的には黒、紺、グレーばかりだからそのインナーには明るい色・柄を持ってきたくなるのが大阪人の癖というものである。
これと同じ理由で選んだのが春以降もゴールデンウィーク明けまで着用できそうな合繊スエットパーカである。
これはライムグリーンだけが売れ残って1608円に値下げされていた。
これもまたかなりのルーズシルエットである。素材はポリエステル82%・レーヨン13%・ポリウレタン5%という組成となっている。
トップスばかり増えるのも嫌なのでパンツも選んでみた。ベーシックなパンツはもうユニクロとジーユーでお腹いっぱいなので、コーデュロイタック入りワイドパンツを買ってみた。
白は完売、ブラウンはSサイズのみだったが、このエメラルドグリーンは全サイズ残っていた。1672円に値下がりしていた。
どうもトップスもボトムスも明るいグリーン系は人気がないようだ。
綿77%・ポリエステル22%・ポリウレタン3%の組成で、今現在は買った時より22円も値下がりしており1650円になっている。買う時期を早まった。
メンズのボトムスもトップス以上に、黒・紺・グレーに偏りがちで、ベージュのボトムスが苦手な当方としては、オリーブグリーンも含めたグリーン系を使うことが多いので、このエメラルドグリーンも使いやすいと見ている。
コーデュロイは冬素材というイメージが強いが実際は厚手のデニムよりも防寒性が低い上に、実際は春夏にも着用できる。
最後は、迷彩柄のファティーグシャツである。まあ、シャツジャケットみたいな感じに着用するのが良いだろうと思う。
これもタイムセール込みで1672円に値下がりしていた。
綿77%・ポリエステル23%という組成だが、合繊アウターのようにツルツルした表面感である。
トップスも無地が集まりやすいので、アクセントになるのではないかと思って買ってみた。
まあ、長くなったがざっとこんな感じである。
最終処分品を買うことに対して、あまり良い顔をされない業界関係者もいるが、当方に限らずバーゲンハンターというのは洋服の最終消化にとっては必要不可欠な存在である。
値下げ品を買う人がいなくなれば、売れ残った洋服の廃棄量は今よりももっと増えている。
だから、まともな業界の人は定価で買ってくれるお客様もありがたいが、最終セール品を買ってくれる人もありがたいと考えている。ただ、その最終セールの比重を重く置きすぎてはいけないということだけである。
たまにこういう珍しい色・柄のアイテムを買ってコーディネイトを工夫することがファッションの楽しみの一つといえる。
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