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南充浩 オフィシャルブログ

トレンド

衣料品への興味は全年代で低下しているのではないかという話

2024年2月7日 トレンド 0

昔、と言っても2010年より前までは年代に応じた服装というものが一般的だった。 年寄りらしい服装、中年らしい服装というのがあった。年齢不詳の服装をしている人は衣料品業界人かイベントや芸能関係者くらいだった。 まあ、いわゆる「ちょっと外れた業種」の人たちである。   2010年以降、年代による服装の区別はあまりできなくなってきたと感じていて、2020

リーバイスのガンダムシードコラボを見てアニメ主導がますます強まっていると感じた話

2024年2月2日 トレンド 1

一口にアニメコラボと言っても様々な作品がある。 ミッキーマウスやスヌーピーなんかはアニメ作品というよりも伝統的なキャラクターという性格が強いように感じる。ポケモンやスーパーマリオなんかもアニメ作品・ゲーム作品だがキャラクター要素が強いと個人的には感じている。 一方、通常の人物中心やロボット中心のアニメ作品コラボは、50歳前半の当方からするといまだにアニメショ

低価格ブランドやコンビニ服が好調なのは接客が少ないからではないかと考えた話

2024年1月26日 トレンド 2

今年54歳を迎えるジジイだが、どの分野でも小規模専門店に入店するのは勇気がいる。 気軽に覗くということは心理的にハードルが高い。 例えば、昔に比べてだいぶと店舗数が減少しているが個人経営の30坪くらいのプラモデル屋を初見から気軽に覗くということはかなりためらわれる。 それよりはジョーシンやヨドバシカメラ、ビックカメラなどの家電量販店なら気軽に入店できる。「今

ファミマのスエットパーカは「数の力」で成り立っているという話

2024年1月24日 トレンド 0

ウェブ上、SNS上ではファミマのスエットパーカが話題である。 ただ、ウェブ上・SNS上での話題が本当に世間一般で話題なのかというとそうでもないことが少なくないから、話半分とは言わないまでも話過半数程度で聞いていればよいのだと思う。 SNS上でビジネスインフルエンサーの一員と見なされているような人が経営している会社が売上高1億円から伸び悩みんでいる上に赤字が9

報道やアンケート結果に反して低価格ブランドが支持されているのは「サラダマックの失敗」と同じではないか?

2024年1月19日 トレンド 1

国内外問わず、近年の各メディアでは ・「消費者はサステナブル(SDGs、エシカルでも置き換え可能)な商品を欲しがっている」 ・「消費者は低価格衣料品を歓迎しなくなった」 などの報道が溢れている。この傾向を顕著に示したアンケート調査報道も多々ある。 にもかかわらず、国内では低価格に属するユニクロ、しまむら、ジーユーによる寡占化が進み、全世界的に見ても、とりわけ

エシカルとかそっち系の商材は割高になるから大衆に広まりにくい

2023年12月26日 トレンド 0

近年、エシカルとかSDGsとかサステナブルとかがメディアを通じて異様に持ち上げられてきた。 「完全循環」を口にするメーカーや識者もいるが、「質量保存の法則」をぶち壊すような科学技術が登場していない以上「完全循環」は不可能である。完全循環を目指す研究は必要だが、現状で完全循環ができると主張することはミスリードを招く。 一部にはこの手のムードに対して現状での達成

洋服のマストレンドはあまり変化していないが靴のマストレンドは変わりつつあるという話

2023年12月8日 トレンド 3

最先端の尖ったファッショントレンドはどうだか知らないが、マストレンドでいうと、昨年の秋冬と今年の秋冬ではカジュアルにおいてはさして大きな違いはないと感じる。 特にメンズカジュアルはそんなに変わっていない。 ユニクロは基本的にベーシックなので、継続品番が多いのは毎シーズンのことだが、デザイン面もサイズ感もこの1年間はさして変わっていない。もっといえば、ここ数年

コロナ明けによって市場規模の拡大が止まったアウトドア

2023年12月5日 トレンド 0

何事もやってみなくては自分に合うかどうかはわからない。 しかし、この年齢になると合っていないと想像できるものもたくさんある。ましてや一度や二度、過去に体験したことがあるものは経験則から予測してしまって再びやる気も無い。 当方にとってそういうものは多々あるのだが、近年のトレンドに上がっていたゴルフ、キャンプはその典型である。ついでにいうと海水浴も嫌いで、海に出

細分化された各分野のファッションは「サブカルチャー」だという話

2023年12月1日 トレンド 0

国内のファッション市場は成熟化して細分化している。 マストレンドもあるにはあるが特徴的な何かがあるかと言われると当方にはわからない。目新しいアイテムの登場もほとんどない。ファッション向けバラクラバなんて実際街中で着用している人は見かけたことがないから、あまりに目新しすぎてもマスには広がりにくい。あと非合理すぎても広がりにくい。 自転車に長距離乗る人からすると

昔と比べてファッショントレンドが急激に一気に変化しにくくなっているという話

2023年11月27日 トレンド 0

なんやかんやと毎月、洋服は買っているものの、若いころほどの感動も無く買っている。 物がどうとか、ブランドがどうとか、そういう前に新しいトレンドのほとんどが「昔見たことのある物」ばかりになっていると感じるからだ。 新鮮さを全く感じられない。 これは当方が年を取ってしまったからかもしれないが、それでも「全く新しいアイテム」「全く新しいコーディネイト」なんていうの

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