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南充浩 オフィシャルブログ

「素人マス層」のワークマンへの支持が高まりつつあると感じられた話

2022年1月11日 トレンド 3

洋服店に入るのは勇気が要るというのは、多分に事実である。 いわゆるブティック、セレクトショップ、高価格ブランド店は気軽に入店しにくい。入店客数も少ないので敷居が高い。都心の大型店ならまだしも、小型店ならさらに敷居は高くなる。 ユニクロのブレイク前からキャビン、鈴屋、鈴丹、リオチェーンなど低価格店は多々あったが、ユニクロも含めて低価格店がその時々で大いに集客で

年頭雑感と昨年を振り返って ~ユニクロの勢いが無くなってきたと感じる話~

2022年1月5日 ユニクロ 3

あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 今回は年初の雑感でも。 国内でいうと、最大手のユニクロだが、昨年下半期くらいからちょっと今までの無敵状態ではなくなってきたと感じる。2022年の経過如何では、2023年以降国内売上高がコロナ禍原因以外で減少に転じる可能性も秘めていると感じる。 理由はいくつかある。 1、通常ラインのベーシック偏重

バイク用衣料はニッチ市場だから大手低価格ブランドは参入しない?

2021年11月19日 製造加工業 0

先月、4年ぶりにスマホを機種変更した。 4年間使ったiPhone7からiPhoneSEに変更した。はっきり言って、見た目も大きさも全く同じなので変わった気がしない。 しかし、バッテリーの持続時間は圧倒的に長くなったし、反応速度も速くなった。さすがに4年も使うとかなり動作が遅くなっていた。 iPhone13にしないのかと尋ねられると、全くそうする気が無かった。

ミスリードを誘うようなメンズスーツに関するメディアの報道姿勢に疑問しか感じない

2021年9月22日 お買い得品 4

業界メディアを含めて、メディアというのは、味噌もクソも同等に比較するという悪癖が昔からある。 最近、違和感があるのは、ワークマンやAOKIの格安カジュアルセットアップと、通常のメンズスーツを比べて「メンズスーツ市場は大丈夫か?」という論調である。 ワークマンやAOKIのセットアップは5000円前後、通常のメンズスーツだとツープライスの既製品だと19000円く

特性と機能性にそぐわないデザインでは売れないという話

2021年8月2日 お買い得品 2

いろいろと迷ったが、ついに電動ファン付き服をネット通販でポチってみた。 まだ到着していないが、決済自体は済んでいる。これで当方も電動ファン付き服デビューである。 汗をかく量はいつもと変わらないが、この1年間で酒を飲む量が激減し、そのせいもあるのか昨年よりは暑さの体感は少しマシである。 買うと決心してから、多少リサーチをしてみた。   まずはワークマ

ネット通販のレビューコメントは玉石混淆と感じた話

2021年7月30日 ネット通販 3

最近、51歳の中老のジジイはデジタルトランスフォーメーションに成功して、買い物を実店舗とネット通販と併用している。さしずめ「デジタルトランセンテンスモード発動」と言うところだろうか。 実店舗で買う方がお得なら実店舗で、試着や実物確認は実店舗で、という具合である。また実店舗で在庫が切れていてネット通販にあるなら、ネット通販でという感じで買い物をするようになった

ワークマンのネット通販比率が高まりにくい理由

2021年5月12日 ネット通販 0

何かと話題のワークマンだが、ネット通販は現時点ではあまり強くない。 ワークマン押しの識者もネット通販についてはあまり触れない。 先ごろ、ワークマンの2021年3月期決算が発表されたので見てみよう。 ワークマンのEC売上高は24億4000万円とのことで、目標は30億円だったので5億6000万円の未達である。識者が大好きなEC化率は約1・6%に過ぎない。 例えば

メンズ向けカジュアルセットアップはすでにレッドオーシャン化しているのでは?

2021年4月13日 商品比較 4

長男が就職して3年目を迎え、次男が今月から就職し社会人生活を始めた。 親としての務めはほぼ果たしたので、いつお迎えが来ても構わないという気になっている。長男・次男ともに給与面や将来性などはそれほど高い会社ではなさそうなのだが、どちらかというと固い職種の会社なので、基本的にはスーツを着用しての勤務である。 夏はさすがにクールビズになるようだが。 親が頼りなくフ

現在の体制のままでワークマンは今後も拡大が可能なのか?(後編)

2021年4月12日 企業研究 0

作業服店だったワークマンが、商品の機能性の高さを活かして、カジュアル・アウトドアの客を取り込んだことは、特筆されるべき妙手だったといえる。 まず、ある意味で、カジュアルへの進出はワーキングウェア業界の悲願でもあった。 このブログでも何度か書いたが、ワーキングとカジュアルは親和性が高く、昔の作業服の多くは現在のカジュアルウェアに取り込まれている。第二次大戦後の

現在の体制のままでワークマンは今後も拡大が可能なのか?(前編)

2021年4月9日 企業研究 2

先日、なんばシティにオープンした「ワークマン女子」の内見会に参加したことは以前にも書いた。 税込み980円の9オンスTシャツはまた別色を何枚か買いたいと思っている。それほどにアメカジ好きにはコスパの高い商品である。     ワークマンの躍進によって、メディアには過剰な「ワークマンあげ」記事が多数見られるようになった。ちょっとアゲすぎではな

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