2021年7月 の記事一覧 : 20件
洋服はますます「快適性」と「機能性」を求められるようになる
2021年7月14日 トレンド 1
当方よりも年配、とくに男性は「綿素材」が非常に好きである。 Tシャツやシャツにポリエステルが混じっていることを極度に嫌う方もいる。 肌が弱くて合繊では荒れてしまうという人は仕方が無いとして、そうではない人でも綿100%への信仰は根強い物がある。 かくいう自分も綿100%素材を信仰していたし、これまでも愛用してきた。 今夏の関西の気候は、梅雨入り
マス層のファッションへの興味は昔と比べて変容した
2021年7月13日 トレンド 2
社会人になると、業務とまったく無関係の知り合いや友人はできにくくなる。 趣味の社会人サークルにでも入っていれば別だろうが、若い頃にはそんな金銭的余裕も時間的余裕もなかった。 そんなわけで現在、交流の頻度が多い知人はほとんどが衣料品・繊維の業界人である。 必然的に業界人の価値観に取り囲まれることになる。 業界で働いている人で「衣料品に全く興味ありません」と言う
増えすぎたOEM屋
2021年7月12日 トレンド 1
昔は、と言ったところで、自分がこの業界で知っていることなんてせいぜい28年くらい前のことまでである。 それより以前のことは学生だったので知らない。 もちろん、新聞やテレビのニュースや雑誌などから得た知識はほんの少しだけある。しかし、それが実際に正しいのかどうかはわからない。特に業界内の動きに関して言えば、一般メディアの知識はあまりにも低く、現在でもそうである
ワイドシルエットが全盛なので往年のレーヨンデニム生地を復活させてはどうか?
2021年7月9日 トレンド 0
ファッショントレンドは何年か周期で戻ってくる。 短い場合は5~10年くらい、長ければ20~30年くらいで戻ってくる。ただし、戻ってきたと言っても、完全に当時と同じではない。微妙に当時とは変わっている。 今でいうとルーズシルエット全盛だが、まさか30年ぶりにルーズシルエットが戻ってくるとは思わなかった。永遠に戻ってこないのではないかと思っていたが。  
衣料品の「製造の多層化」が進む理由
2021年7月8日 製造加工業 2
猫も杓子もD2Cで笑えてくるのだが、有象無象のD2Cが増えすぎ、わけのわからない仕入れ品販売までがD2Cを名乗っている。 そういう有象無象のD2Cは必ず「中間段階を排除して割安な良品を提供する」と唱えるのだが、欧米各国の事例は知らないが、我が国内でいうなら、流通段階はこの25年間くらいでかなり整理されている。 問屋が何重にも介在するなんてことは、ほとんど無く
岐阜・名古屋地区でアパレルの経営破綻が続く理由
2021年7月7日 企業研究 1
報道されないものも数多くあることは周知の事実だが、報道されているものを集めると、今春以降、岐阜・名古屋地区のアパレル企業の経営破綻が相次いでいる。 株式会社サンクローバー – 信用交換所 (sinyo.co.jp) 株式会社ガゼール – 信用交換所 (sinyo.co.jp) 株式会社エス・ピー・エム – 信用交換所 (sinyo.co.jp) 老舗のアパレ
衣料品業界とマス層の感覚の違い
2021年7月6日 トレンド 6
着こなしがオシャレかどうかというのは、非常に難しいと感じる。 モデルさんやタレントさんの着用画像に惹かれて、試着してみたのはいいが、全く似合っていないということが皆さんもよくあるのではないかと思う。もちろん、当方はそんなことの連続である。 あれ?着用画像はもっとカッコいいんだけどなあ? と疑問に思うが、よくよく考えてみると、自分自身がカッコヨクなかったという
昨対のみで業績を論じることの危険性
2021年7月5日 プレスリリース 0
常々、昨年対比のみで業績の動向を判断するのは危険であると書いてきた。 数少ない業界の友人であるマサ佐藤氏も頻繁に言及されている。 昨年春からのコロナ禍によるイレギュラーな商業停滞発生のため、昨年対比のみで分析したような「単純馬鹿」な記事は随分と減ったと感じる。これはコロナ禍において数少ない良かったことの一つだろう。 コロナ以前だと、昨年対比(昨対)が少し減少
デニム生地のセットアップを着ている工事現場の作業員が増えたと感じる話
2021年7月2日 ジーンズ 0
毎回つまらないことを書いているが、今回は特に何のことはない話である。 自宅の近所はなぜか、住宅建設が毎年ある。それで現場作業員を見かけることが多い。おまけに大阪市内もなんやかんやで工事現場があるので、作業員の方を見かけることが多い。 作業員のファッションでのマストレンドは、通年では デニム生地の上下セットアップ である。 &nbs