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南充浩 オフィシャルブログ

2020年1月 の記事一覧 : 19件

繊維の製造加工業者は「工程」や「プロセス」の説明から切り出し過ぎていないか?

2020年1月31日 素材 1

繊維・洋服関連の製造加工業者とは比較的接触のある方だと思う。 そういう展示会を見に行ったこともあるし、内部として手伝ったこともある。 機械の動くさまを見たり、製造工程を見たりというのは非常に興味深いことで、普段の業務ではないだけに知らないことばかりで勉強になる。 現在は、簡単に動画編集でき、タブレットやパソコンで動画再生もできるので、展示会場や自社サイトでそ

一発逆転させてくれるような「魔法の杖」は存在しない

2020年1月30日 製造加工業 0

国内の繊維の製造加工業者、アパレルメーカー、大手セレクト、SPAなどと個人的な付き合いがあり、商談や飲み会に参加することがあるが、川上(原料段階)から川下(店頭)まで含めて、広い意味での国内繊維業界の人はだいたいが「魔法の杖」を求めすぎていると感じる。 現状が厳しいからだろうし、97年ぐらいまでの「良かった時代」の成功体験が抜けきれないこともあるのだろうが、

地方小型百貨店は外商と贈答ギフトに特化すればどうか?

2020年1月29日 百貨店 0

少し前に https://www.wwdjapan.com/articles/992595 という記事が掲載された。   「ふーん、そうなんだ~」という感想である。   個人的な生活スタイルでいうと、この10年間は百貨店で買い物をしたことがない。あるとすると、大丸梅田店に入店しているユニクロ(1月31日閉店)や近鉄百貨店あべのハルカス本店

低価格パターンオーダースーツ市場は美味しい市場ではない

2020年1月28日 トレンド 7

当方も含めて容姿が残念な男性が一番マシに見えるファッションはスーツである。スーツが死ぬほど似合わないという男性はほぼいない。 ネクタイまでする必要はないが、カジュアルでもある程度スーツに近いアイテムでまとめると、「ひどく似合っていない」という事態は回避できる。 いわゆる「どカジュアル」は似合う似合わないが顕著に出る。特に中高年男性には厳しい。普段のスーツ姿は

物販においてSNSのフォロワー数を増やすことは「手段」であって「目的」ではない

2020年1月27日 SNSについて 1

インターネットが普及した現在において、メーカーやブランドのマーケティングツールとしてはインターネット、とくにSNSの活用が不可欠となっている。 そんなわけで、当方も最近はWEBマーケティングの案件で相談を受けたり、商談に同席するようになっている。   インターネット通販の売上高拡大に比重を置く企業は、SNSを拡散のツールとして活用したいと考えている

2020年秋冬はウールのセーターと防寒アウターの展開が激減する?

2020年1月24日 お買い得品 1

ここ20年くらいは毎年暖冬だと言われているが、2019年秋から2020年1月は史上まれに見る暖冬だといえる。 例えば、2019年1月はもっと寒い日があった。 正月明けに某アパレルの倉庫を見に行ったのだが、そのときは北風がビュービュー吹いていて、ジーユーで買った分厚いカナダグースもどきのダウンジャケットを着ていてちょうどよかった。 しかし、昨年12月から今年の

個人的にはZARAにあまり魅力を感じない

2020年1月23日 企業研究 1

アパレル業界には「安物は怪しからん」とかいう人が多い割に、業界人はZARAが好きである。 理由は、恐らく、ZARAの商品がワールドやオンワードなどの百貨店アパレルの商品の約半額であるというところにある。それでいて、トレンド感もある。まあ、トレンドに関してはパクリと目されるような模倣が少なからずあり、ディーゼルやリラクスに敗訴していることは周知の事実である。

昨年対比の増減率だけでは実態は何も見えない

2020年1月22日 企業研究 0

アパレル業界のいろいろなエライ人たちが褒めている無印良品がここに来て厳しい様相を見せ始めている。 一時、株価は急落しストップ安となった。2700円くらいあった株価が現在2000円ギリギリにまで落ち込んでいる。 理由は通期決算の下方修正によるものである。   「良品計画がS安、価格施策の増加など響き20年2月期業績予想を下方修正」 https://k

料金を安く抑えようとするのは当たり前のこと

2020年1月21日 製造加工業 1

インターネットの普及によって、最も変わった事柄といえば、誰でも発信ができるようになったことで、SNSの普及がさらにそれに拍車をかけた。   例えば小規模独立系のデザイナーズブランドだが、インターネット普及前には選択肢が2つくらいしかなかった。 1、小売店に卸売りする 2、直営店で売る この2つだった。   インターネットが普及してインター

利益を得ることはボッタくりではない

2020年1月20日 考察 3

適正な、あるいは適正でなくても少しくらいは利益をいただかないと、どんな事業でも継続することが不可能になる。 共産主義の権化みたいな人は「国がすべて支給しろ」というが、それをやった結果、ソビエト連邦は崩壊し、中華人民共和国は経済成長できずにいた。 なのでイデオロギーに関係なく、利益をもらわないことには経済は循環しない。   個人的には飲食にはまったく

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