考察
機械部品とアパレル製品を同列にして「物作り」を論じることはできない
2015年12月21日 考察 0
昨日、大人気ドラマ「下町ロケット」が最終回となった。 最終回の視聴率は22・3%と高く、今年の連続ドラマの中では最高となった。 下町の機械部品工場の奮闘を描くストーリーで、如何に高品質な物作りをするかに情熱を傾ける主人公の姿が胸を打った。 機械や機械部品の場合、物作りへの評価はしやすい。 性能が高ければそれが評価に直結する。 それでメンテナンスが簡単で、価
セール開始時期を前倒ししようが後倒ししようが売れる枚数は変わらない
2015年12月17日 考察 0
THE FLAGからの課題について書いてみる。 セールの適正時期は? http://goo.gl/uMIWcD この数年、喧しかった開始時期の後倒し騒動も何となくうやむやに終わり、ルミネと三越伊勢丹は他施設よりも1週間から10日間くらい遅く開始するような慣行になって落ち着いている。 はっきり言えば前倒しだろうが後倒しだろうがどっちでも良いのではないかと思う
他力本願な商店街は淘汰されるのみ
2015年12月16日 考察 0
例外はあるにしても多くの商店街とそこに店を構える個人商店にはやる気も変革する気も感じられない。 次代の趨勢によって淘汰されるのは当然のことだと常々思っている。 商店街活性化みたいな取り組みが全国であるが、ほとんどが単なるノスタルジーの発露ではないかと感じる。 昨今は東京、大阪、京都は中国人の爆買いで潤っているが、先日、こんな記事が掲載された。 こんなはずで
洋服が売れにくい理由
2015年12月15日 考察 0
去年の秋口から月に2回、ファッション専門学校で講義(というか業界漫談?)を行っているのだが、つい先日、年内最後の講義をした。 相手は来春から就職する学生たちである。 彼らに対して言いたいことは「今は洋服が売れにくい・売りにくい時代」であるということ。 「売れない」ではない。 なぜなら、苦戦する大手アパレル各社でも減収したとはいえ、500億円とか1000億円
組合主導で進める限り、産地のブランド化は成功しない
2015年12月14日 考察 0
近年、繊維産地のブランド化への取り組みが相次いで発生しているが、成功しそうな可能性がある案件はほとんどない。 よくあるのが産地・素材名を全面的に押し出したブランド作りである。 そしてそれを組合単位でやろうとする。 これは確実に失敗する。 例えば「岡山デニム」とか「福山デニム」のようなネーミングで、それを岡山織物共同組合(仮名)とか福山テキスタイル組合(仮名
中間業者の存在よりもアパレルの不可思議体制の方が問題
2015年12月11日 考察 0
工場の工賃上昇と、店頭での商品販売価格を値下げするためには「製造段階の中間業者追放で解決できる」とする風潮には疑問を感じる。 また「中間業者追放でブランドが工場とダイレクトにつながれて、国内製造業が立ち直る」という楽観論にも疑問を感じる。 OEM・ODM業者の存在が悪なのではなく、それを何重にも介在させるアパレル、ブランド側に問題があるということを昨日のブ
製造段階の中間業者の存在が問題ではなく、アパレル側の使い方に問題がある
2015年12月10日 考察 0
釼英雄さんが「製造段階での中間業者追放が本当に良いことなのか?」と疑問を投げかけておられる。 http://blog.goo.ne.jp/souhaits225/e/3d844c84d9fae2df87934a3568ff65d9 熊本日日新聞に掲載されたシタテルの記事についてである。 シタテルはブランドと縫製工場を直でつなぐというビジネスモデルを掲げてい
TPPが開始されても、牛丼も衣料品も大きく値下がりすることはない
2015年12月7日 考察 0
TPPの基本合意で我が国貿易がさらに活性化するような雰囲気がある。 ただし、これから各国の国会で批准されるという作業が残っており、もし各国で批准されなければTPPは開始されない。 とりあえず、基本合意しただけという状態である。 さて、東洋経済オンラインでこんな記事が掲載された。 「牛丼がTPPで激安になる」という噂のウソ http://toyokeizai
ゼロにはならないが今後も国産工場は減り続ける
2015年12月3日 FLAG 0
昨日に続いて連続でFLAGのお題を考えてみる。 ファクトリーブランドは国産比率を高めることができる? http://goo.gl/P4zy5E 「日本製が盛り上がっている」と言われながら、その実、日本製衣料は3%しかないというのが事実。 これは繊研新聞でも書かれていたからググれば元記事はすぐに発見できる。 数年前は4%と言われていたから、その当時よりも25