製造加工業
35年間進み続けた衣料品価格のデフレ
2026年7月29日 製造加工業 0
先日、2025年の国産衣料品比率が数量ベースで1・1%まで低下したことが発表された。 案の定、SNS上では「国産ガー」の人たちが怪気炎を上げていたらしいが、当方はSNSに興味が無いのでほとんど見ることも無くスルーした。 その1・1%について、自身でも佐渡に工場を所有された山本晴邦さんがAIを使って過去データをまとめた大作ブログをアップしておられたので、ご紹介
衣料品OEM業者を取り巻く厳しい国内市場環境
2026年7月28日 製造加工業 0
国内のアパレル小売市場総額は大幅に伸びなくなっている。 また、種々の統計データが示しているように市場総額ではコロナ禍前に完全には回復していない。直近の市場のピークは2018年とか2019年のことになる。 逆に、2022年以降すべての商材が値上がりし続けている。値上がりし続けているのに、値上がり前の2018年・2019年当時に及ばないということは、購買される衣
「理論」と「現場の知見」は両輪で両立させなくてはならないという話
2026年7月17日 製造加工業 0
仕事柄、一応ザックリといろんな記事に毎日目を通しているわけだが、IT化やDXを極度に高めることによってさまざまな問題が魔法のように解決できるという主旨を目にする。 だいたいは、IT系のコンサルとか、欧米かぶれのDX推進コンサルが唱えていることが多く、ほぼ全編ポジショントークなのだが、アパレルや繊維業界に限らず、システム化や機械化を理論的に進めるだけでは実際の
両立不可能な二つの「正義」
2026年7月14日 製造加工業 0
日本繊維輸入組合が、6月25日に発表した「日本のアパレル市場と輸入品概況2026年版」によると、数量ベースでは25年の国産衣料品比率は1・1%にまで低下した。数量の実数では6000万枚を割り込んで5000万枚に突入している。 要するに国内で縫製された衣料品の数量は年々減り続けているという話である。 とはいえ、これは当然といえば当然の話である。 国内で今時、新
生地・縫製・副資材すべての段階で国内生産キャパ不足が顕在化してきたという話
2026年4月6日 製造加工業 0
海外ニュースを扱う媒体なのに珍しいな、と思ったのがこの記事。 ショー活況の裏で「もう作れない生地がある」 国内生産の空洞化に デザイナー 苦渋の対応 | DIGIDAY[日本版] 楽天FW東京は盛況だった一方で、国内生産のキャパ不足により納期遅延リスクが顕在化し、3月開催の限界が見え始めている。 生地や副資材の調達難、職人不足、工場減少など構造
需要が減少した分野の製造工場が生き残るためには「売れそうな物」を作るほかない
2026年3月25日 製造加工業 1
生活様式の変化や快適性の向上などの理由でこれまでの製品が売れなくなるということが起きる。 売る側も困るわけだが、製造加工業者はもっと困るわけである。 売る側は取扱商品を変えれば何とかなる場合が多い。しかし、国内の製造加工業者は専門的に特化していることが多いので、今更全然違う物を作ることはできにくい場合が多い。 その一例が、メンズビ
最低限度の利益が確保できなければどんな事業も継続できないという話
2025年12月5日 産地 2
年に数本くらいは映画を観に行く。だいたいアニメか仮面ライダーかスーパー戦隊だが、たまにそれ以外もある。 11月下旬、「鬼滅の刃無限城編1」をやっと観に行った。たしか7月公開開始だったと記憶しているが、11月まで行かなかった理由は 1、暑すぎて映画館まで行くのが嫌だった 2、大ヒット間違いなしの作品なので混雑しているのが嫌だった という2点である。  
工場の人手不足も大きな課題だが、後継経営者不足も大きな課題だという話
2025年7月14日 製造加工業 0
先日、和歌山県高野口産地のオーヤパイルという生地工場が特別清算を行った。 オーヤパイル(株)(和歌山)/特別清算 織物製造 倒産要約版 | 倒産情報-JC-NET(ジェイシーネット)- 倒産・企業、政治・経済の情報サイト 当方は10年くらい前に3年間だけ、高野口産地総合展示会「ぷわぷわ」をお手伝いさせてもらったことがあり、その際に
工員不足が注目されるが後継経営者も不足している国内の繊維製造加工業
2025年6月16日 製造加工業 0
人間は誰しも年を取っていずれ死ぬ。 最近、亡父・亡母の友人知人から死亡のお知らせが届く。父母は生きていればたしか81歳だったと思うので、通知の届いた友人・知人はだいたい80代で亡くなっていることになる。 「人生100年時代」なんて嘘っぱちで、現在の日本人の平均寿命は男性81歳、女性88歳で、健康寿命の平均は75歳である。 80代で亡くなるのは極めて当然のこと