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「なんちゃってダウンジャケット」が増えすぎたため「ダウン表記の厳格化」を実現してもらいたい
2024年10月3日 素材 0
今秋冬シーズンの天候予報では 1、10月末までは高温傾向 2、11月は冷え込む日がありそう 3、12月は年末に向けてドンドン冷え込む 4、来年1月半ばまでは寒く、それ以降気温上昇 と予測されている。 実際、本日・明日は雨で涼しいが、それまで連日最高気温は30度前後あったから、10月は高温傾向で終わるという予想はほぼ的中するだろう。 問題は11月
生地工場だけでは生地製造は成り立たないという話
2024年9月27日 産地 6
甚だ付き合いの狭い当方だが、それでも交流のある数少ないOEM業者や個人デザイナーなどが、近年、いわゆるインフルエンサーブランドの外注生産や外注企画を請け負っているケースが増えた。 むしろ、既存のアパレル企業からの受注は先細るばかりなので、各インフルエンサーブランド無しでは業務が成り立たないという先も珍しくない。 ただ、有象無象のインフルエンサーブランドも大き
フィラメントカウントと国内の検査機関の話
2024年9月25日 素材 0
離婚してからまる11年になって、新に12年目をスタートするわけだが、この11年間、自宅ではほとんどテレビを点けなくなった。以前にも書いた通り、決まった番組しか観ないためである。 ずっと観続けているのは仮面ライダーシリーズと戦隊シリーズだけであとはシリーズ物でも観たり観なかったりである。 大河ドラマもウルトラマンシリーズも同様に観たり観なかったりで、今回の「光
「接触冷感機能だけしか表示されていない服」は猛暑対策にはあまり役立たないという話
2024年7月24日 素材 0
7月の3連休以降、猛暑日が続いており、汗っかきの当方はもう綿100%Tシャツを着られなくなっている。 トップスはポリエステル100%もしくはポリエステル主体の吸水速乾Tシャツ、ポロシャツしか着用できない。これが恐らく9月末まで続く。 暑さ寒さも彼岸まで、と昔から言われているが、最近では秋の彼岸を越えても暑さが続く。今年はラニーニャ現象が起きているらしいので、
厳格化された「革」の用語規定 「ダウン」にも同様の措置を求めたい
2024年5月27日 素材 0
革・レザーの用語規定が厳格化された。これはまことに喜ばしいことだといえる。 JIS 革・レザーの用語規定見直し 動物由来に限定 | 繊研新聞 (senken.co.jp) JIS(日本産業規格)による「革・レザー」の用語規定の見直しを受け、日本皮革産業連合会は5月24日に説明会を開いた。JISは革・レザーを「皮本来の繊維構造をほぼ保ち、腐敗しないようになめし
「本格的天然生地の良さ」がマス層に評価されにくいと考えられる理由
2024年3月5日 素材 0
以前から何度も書いているが、ウールのセーターが好きで結構な枚数を持っている。 20年くらい前の物も残していてたまに着用している。ボイコットのウールニットベストなんていう懐かしい物もいまだに残している。 2月も終わったので今冬の気候を総括すると、基本的に暖冬だったが時々短期間大寒波が襲来し、寒暖の差が激しい冬だったといえるだろう。 先日の寒波で、暖房をほとんど
大手紡績が消費者に役立つ素材開発の姿勢へシフトしている
2023年9月21日 素材 1
糸でも生地でもメーカーの展示会や工場にお邪魔すると、知らない事だらけで勉強させてもらうことばかりである。 ただ、ともすると「技術論」に終始することがあり、それはそれで勉強になり興味深いのだが、製品化を担当するブランドやひいては消費者には伝わりにくいというきらいがある。 もちろん、その「技術論」に終始する姿勢こそが物作りを支えている長所であることは間違いないが
いつでもどこでも誰でも全く同じ生地を製造できるわけではないという話
2023年7月10日 素材 3
皆さんこんにちは!USです。 今回は最近よく感じることを書こうと思います。 世の中には継続的に生産され、流通している物がたくさんあります。 もちろん繊維業界でも定番的にずっと売り続けている物はあり、服はもちろん、生地、糸、ボタン、ファスナー、芯地に至るまで多くのメーカーが定番品番として継続して販売を続けている物があります。 &nb
繊維の製造加工業者が陥りやすい「尖った物」を開発し続ける無限ループ
2023年6月13日 素材 1
繊維の製造加工業者とは比較的面識のある方だと自負しているが、製造加工業者の言うところの「良い物」が、必ずしも製品化したときに効果を発揮するとも限らないし、消費者に評価されるとも限らないということはもっと業界の川上から川下まで認識した方が良いと思っている。 その辺りのことを改めてまとめているのが、いつもの山本晴邦さんのこのブログである。 誰得。 | ulclo