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「接触冷感機能だけしか表示されていない服」は猛暑対策にはあまり役立たないという話
2024年7月24日 素材 0
7月の3連休以降、猛暑日が続いており、汗っかきの当方はもう綿100%Tシャツを着られなくなっている。 トップスはポリエステル100%もしくはポリエステル主体の吸水速乾Tシャツ、ポロシャツしか着用できない。これが恐らく9月末まで続く。 暑さ寒さも彼岸まで、と昔から言われているが、最近では秋の彼岸を越えても暑さが続く。今年はラニーニャ現象が起きているらしいので、
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厳格化された「革」の用語規定 「ダウン」にも同様の措置を求めたい
2024年5月27日 素材 0
革・レザーの用語規定が厳格化された。これはまことに喜ばしいことだといえる。 JIS 革・レザーの用語規定見直し 動物由来に限定 | 繊研新聞 (senken.co.jp) JIS(日本産業規格)による「革・レザー」の用語規定の見直しを受け、日本皮革産業連合会は5月24日に説明会を開いた。JISは革・レザーを「皮本来の繊維構造をほぼ保ち、腐敗しないようになめし
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「本格的天然生地の良さ」がマス層に評価されにくいと考えられる理由
2024年3月5日 素材 0
以前から何度も書いているが、ウールのセーターが好きで結構な枚数を持っている。 20年くらい前の物も残していてたまに着用している。ボイコットのウールニットベストなんていう懐かしい物もいまだに残している。 2月も終わったので今冬の気候を総括すると、基本的に暖冬だったが時々短期間大寒波が襲来し、寒暖の差が激しい冬だったといえるだろう。 先日の寒波で、暖房をほとんど
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大手紡績が消費者に役立つ素材開発の姿勢へシフトしている
2023年9月21日 素材 1
糸でも生地でもメーカーの展示会や工場にお邪魔すると、知らない事だらけで勉強させてもらうことばかりである。 ただ、ともすると「技術論」に終始することがあり、それはそれで勉強になり興味深いのだが、製品化を担当するブランドやひいては消費者には伝わりにくいというきらいがある。 もちろん、その「技術論」に終始する姿勢こそが物作りを支えている長所であることは間違いないが
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いつでもどこでも誰でも全く同じ生地を製造できるわけではないという話
2023年7月10日 素材 3
皆さんこんにちは!USです。 今回は最近よく感じることを書こうと思います。 世の中には継続的に生産され、流通している物がたくさんあります。 もちろん繊維業界でも定番的にずっと売り続けている物はあり、服はもちろん、生地、糸、ボタン、ファスナー、芯地に至るまで多くのメーカーが定番品番として継続して販売を続けている物があります。 &nb
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繊維の製造加工業者が陥りやすい「尖った物」を開発し続ける無限ループ
2023年6月13日 素材 1
繊維の製造加工業者とは比較的面識のある方だと自負しているが、製造加工業者の言うところの「良い物」が、必ずしも製品化したときに効果を発揮するとも限らないし、消費者に評価されるとも限らないということはもっと業界の川上から川下まで認識した方が良いと思っている。 その辺りのことを改めてまとめているのが、いつもの山本晴邦さんのこのブログである。 誰得。 | ulclo
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風合いが良いだけの上質素材はマニア層以外には売れにくいという話
2023年6月6日 素材 9
繊維で言うところの「高品質」という言葉にはさまざま複数の意味があるのでなかなか理解されるのが難しい。 丈夫で長持ちというのも「高品質」だし、つややかで滑らかというのも「高品質」である。また、繊細な生地も「高品質」である。 ただし、全ての意味が同時存在することはできない。平たく言うと、繊細な生地と丈夫で長持ちする生地は物理的に両立不可能である。 なので一概に「
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ユニクロやジーユーと同じ素材を使っても同じ売れ行きにはならないということがわからない残念な大手アパレルのお話
2023年4月24日 素材 0
衣料品というものは他社の商品を模倣しやすいという特性がある。 商品は何だって模倣しやすいものではあるが、機械類だと見た目を真似られても性能は真似ることができないことも多い。衣料品は見た目だけで売れる場合があるので機械類よりは模倣しやすいが避けようがない。 一方、衣料品という商品は、その時々のトレンド(流行)というものが売れ行きに密接にかかわっており、その「ト
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再生ポリエステル糸の需要増加で起きる本末転倒
2023年4月7日 素材 2
以前から業界内では噂になっていたが、ついに記事として取り上げられた。 繊研新聞のこの姿勢は評価をすべきだろう。繊維ニュースを除くその他の業界メディアではこうは行かない。 再生ポリエステル原料が調達困難に 飲料ボトル用との取り合いさらに | 繊研新聞 (senken.co.jp) リサイクルポリエステル繊維の原料となる国内の回収ペットボトルが今後