月次速報

18日からの気温低下で各社ともに好調に転じた11月商況
2024年12月5日 月次速報 0
若い頃はさほど意識をしていなかったが、2014年頃から毎年、自分が何月何日に長袖を着用し始めたかということを意識するようになった。 要するに夏の間はずっと半袖で過ごす当方だが(タンクトップは着用しない。腋汗が止まらずに逆に不快だから)、長袖を羽織るくらい涼しくなるのは何時頃からなのかというのを毎年、気にするようになった。 2014年以降は基本的に10月のどこ

客単価が大幅増になると客数を大幅に減らすライトオンの既存客層を考えてみる
2024年11月8日 月次速報 0
ライトオンの10月月次速報が発表された。 今10月に関しては、記録的猛暑が長引いたことによってユニクロやワークマンなど大幅に前年割れしたブランドも多いことから、前年割れとなっても仕方のない部分はあるが、ライトオンの前年割れ幅はそれを差し引いても大きすぎて驚くほかない。 ライトオン/10月の既存店売上高25.8%減、客数33.5%減 ライトオン(2024年8月

「機能性」を謳った衣料品こそ気温・天候要因に売れ行きが大きく左右されやすいという話
2024年11月6日 月次速報 0
11月5日からやっと長袖を羽織った。 実際のところ、10月最終週からは「長袖を着ても大丈夫かなあ」と感じた気温の低い日もあったが、長袖を絶対に着ずにはいられないというほどには涼しくはなかった。 そのため、半袖生活を継続した。11月2日に豪雨が降って気温は下がったものの、それでも「長袖を着なくてはいられない」というほどではなかったし、11月4日は日中の最高気温

高機能であるがゆえに天候・気温要因で売れ行きが大きく左右されるワークマン
2024年1月15日 月次速報 1
世の中に弱点のない完璧な存在など無い。 必ず長所があり、長所こそは局面によっては短所になる。人であろうが企業であろうが同じである。 近年急成長を果たしたワークマンとて例外ではない。 年が明けて15日間が経過したが、暖冬傾向とは言いながらもさすがに寒い日もある。こうなると冬物衣料品の売れ行きは活発化しやすいが、昨年12月はクリスマス前の3日間を除いてはかなり暖

暖冬によって予想通りに防寒アウター類の値下げが続くマスブランド
2024年1月9日 月次速報 0
今日から関西は3日間「えべっさん」である。「えべっさん」が終わると正月のメイン行事が終わる。 とは言っても関西ではいまだに15日までを松の内としていてしめ縄を飾り続けるところもある。 えべっさん前日の昨日はちょっと冷えたが、全般的に関西も東京も暖冬傾向で推移している。昨年12月は3日間くらいのクリスマス寒波があったが、それ以降は暖かくて年末大掃除が捗った。

洋服は気温の高低に売れ行きが左右されざるを得ない商材だという話
2023年11月7日 月次速報 1
プロ野球の日本シリーズも日曜日で終了したが、11月3~5日の3連休は本当に暑かった。3日とも夏日(最高気温25度以上)だったが、特に3日と5日は暑く感じ、10月20日から長袖生活を続けてきたが、11月1日からは再び半袖生活に戻った。何なら5日は半袖短パン生活をしたほどである。5日の最高気温は27度だった。 毎年暖冬と言われているが、近年と比べても今年秋は稀に

既存店客数の減少が深刻化しているワークマン
2023年10月5日 月次速報 6
禍福は糾える縄の如し、とは何事にも通じる理である。 好調を呼び寄せる要因となった部分が、ある時点で反転して不調を呼び寄せる原因になってしまうことは世の中に珍しくない。 ワークマンに急成長をもたらした「一般向けカジュアル化」は、職人客の忌避と既存店客数の減少というデメリットが顕在化しつつある。 この傾向はすでに数年前から職人客に近い筋からは声として挙げられてい

商品企画が悪ければ価格が安くても服は売れないという無印良品の話
2022年9月7日 月次速報 3
2020年春から始まったコロナ禍はまだ続いているが、回復しつつある部分もある。 ちなみに中国はまた各地でコロナロックダウンが行われているので、中国での生産・物流・消費に過剰な期待をかけるべきではないと当方は考えている。 中国74都市で3億人超がロックダウン、ゼロコロナ固執の理由とは(1/2) – CNN.co.jp 8月下旬以来70都市以上が完全

衣料品不振が続き食品も踊り場に差し掛かりつつある無印良品
2022年8月3日 月次速報 2
今年は6月中旬に梅雨明け宣言が出たと思ったら、7月に入ってから雨が続くという不順な天候で、6月下旬に猛暑日、7月下旬から猛暑日が続いている。 気温が高くなると、各社は基本的に夏物衣料が売れやすくなる。一方、新型コロナ禍の再拡大が起きているが、今後人出が鈍るのかどうかはちょっと余談を許さない。 夏が暑くなり冬が寒くなると基本的に季節に沿った衣料品が売れやすい。