ネット通販
ネット通販の成長を阻害する嘘表記
2021年12月23日 ネット通販 3
ラニーニャ現象の発生によって、12月、1月は寒くなると言われていた。 たしかにここ5年間と比べると12月23日現在は寒いと感じる日が少し増えた。とはいえ、10年前、20年前と比べるとまだまだ暖かい。 12月23日現在までの大阪市の寒暖で言うなら、寒い日は確かにあったが、2~3日で終わり、また最高気温12度くらいに戻る。 長期予報でも26日の日曜日が最高気温5
価格の上下動は需要と供給のバランスで成り立っているということを再認識した話
2021年11月30日 お買い得品 3
人気ブランドは置いておいて、プチプラブランドやショッピングセンターやファッションビルに入店しているようなマスブランドでは、洋服の価格低下は止まらないと感じられる。 もちろん、定価を引き下げているブランドばかりではなく、それなりに維持しようとしているが、結局は回転率が悪いのか、夏冬のバーゲンやブラックフライデー、ハロウィンなどとは関係なく、日常茶飯事的に値下げ
「検品」という工程ではサンプル生地と現物生地の違いは証明できないという話
2021年11月24日 ネット通販 1
くどい様だが、繊維・衣料品の製造加工に関する各工程は奥が深く、自分などは各工程のほんの入り口を知っているに過ぎない。いや、入り口というのもおこがましい話で、ドアノブくらいしか知らないと言った方が正確だろう。 そして、「全工程に通暁した」というような方はこの業界にはいないと経験上思っている。 OEM・ODMの普及と乱立で、ブランド側がかなり素人化
素人化が激しく進む洋服ブランドとその買い手
2021年11月18日 トレンド 4
糸、織り、編み、染色加工、二次加工、縫製、と繊維・衣料品の各工程は奥深く、全てに通暁している人間を当方は知らない。ある程度の全工程を知っている人間はいるが、全ての工程を極めているという人は知らない。 あと、ここに撚糸や洗い加工、型紙や裁断なども入ってくるが、これもまた奥深く、当方などその入り口の知識すらもない。 とはいえ、衣料品という物は全員が毎日欠かさず着
素人が学生服業界の新規ビジネスを考えてみた
2021年11月12日 トレンド 2
今年頭より交流させていただいている学生服販売店の方が、先日、当方に会うためにわざわざ大阪くんだりまでご足労いただいた。 学生服については、岡山地区の伝統的地場産業であること、とか、業界の大手メーカーの社名を知っていること、とかその程度の知識しかない。 この学生服業界も様々な問題が山積している。 最大の問題点は、少子化による需要減少だろう。 これについては他の
ど素人からの生産依頼にも繊維業界が飛びつきたくなる理由
2021年10月27日 トレンド 1
ちょっとしつこくて恐縮なのだが、今回も前回の続きである。 しつこい男はモテないと言われるが、事実モテてないからしつこく続ける。 インフルエンサーブランドはOEM&製造加工業者が思っているほど美味しい商売ではない – 南充浩 オフィシャルブログ (minamimitsuhiro.info) このブログをアップして何時間か後に、こんな記事が流れてき
実店舗の売上高減少を補完しきれていないアパレルのネット通販
2021年10月21日 ネット通販 1
これまで度々書いてきたことだが、洋服のネット通販については、今回のコロナ禍のような長期間にわたる営業自粛が今後も起きる可能性があるため、不可欠であることは間違いないが、実店舗の減少分を完全にカバーできるほどの額ではないし、新たなファッションの需要を作っているわけではない。 まず、こちらの記事だ。 コロナ禍における新たなEC消費・行動変容に関する
衣料品分野でネット通販とオンライン展示会が占有率を高めにくい理由
2021年10月13日 トレンド 2
実は昨日、またジーユーで値下げ品を買ってしまった。 スリットロングシャツである。定価1990円が990円に値下がりしていた。 いわゆるチュニック丈で丈長のシャツでタックアウトして着用する。白・黒・薄ブルーの3色展開だが、迷わず黒を選んだ。 白は汚れが目立つから嫌だし、すでに似たようなモノを持っている。もう少し黄味がか
スタート地点に立ったにすぎない百貨店のD2C売り場
2021年9月28日 トレンド 0
10月1日からコロナ自粛が解禁されることが濃厚となった。 解禁後はこれまでとは一転して、しばらくの間は実店舗が活況に賑わうのではないかと思っている。(はずれたらゴメンね) まず、居酒屋を含む飲食店は間違いなく、活況を呈するだろう。 また、飲食店に限らずほとんどの実店舗も恩恵にあずかるだろうと見ている。一方、巣籠り需要で好調だった商品群は少し消費が落ちるのでは