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南充浩 オフィシャルブログ

ワールドが掲げた「3年後百貨店ブランドの国産比率を90%に高める」は画に描いた餅に過ぎない

2022年6月30日 製造加工業 1

理論的には正しいが、実態に則していないということは世の中に多々ある。それは別に我が国に限らず世界各国に穿いて捨てるほどある。 その中の一つに「衣料品の再国産化」というものがあると当方は思っている。 物凄く平たい言葉でいうと、衣料品の国内縫製比率を上昇させるというもので、国内縫製した衣料品の製造数量を増やすということである。 この論調は2019年までは「国内伝

国内衣料品生産を増やすという大手アパレルの「正論」は実現不可能に近い

2021年12月24日 製造加工業 1

少し前に大手総合アパレルが国内生産比率を大幅に高めるという報道に対して実現不可能ではないか?とこのブログで書いた。 その考えは今も変わっていない。 大手アパレルの国内増産計画は「画に描いた餅」ではないのか? – 南充浩 オフィシャルブログ (minamimitsuhiro.info)   以前から、比較的製造加工業者の知り合いが多い方だと思っている

大手アパレルの国内増産計画は「画に描いた餅」ではないのか?

2021年12月15日 トレンド 2

衣料品の海外生産については、現地を視察したこともなく、報道や現地での生産に携わっている人から逐次いただく情報で判断するのみだが、新型コロナ禍によって、東南アジア諸国の工場のロックダウンや、中国の電力不足などで、今年11月ごろまで生産の目途が全く立たなかった。 衣料品だけではなく、様々な製品の生産が滞っており、電気給湯器なども大幅に入荷が遅れている。 中国につ

低価格パターンオーダースーツの市場規模が小さいことは最初から分かっていたという話

2021年12月2日 トレンド 3

扱っている商品の内容や客単価、立地などによって売上高が変わるのは周知の事実である。 一言で「好調でよく売れている」と言っても、土台となる数字が話し手と受け手で全く異なることはよくある。例えば、毎月の売上高が200万円前後だった店が、300万円前後売れるようになれば「好調でよく売れている」ということになる。実に50%増であり、衣料品業界メディアなら確実に中畑清

加速するワールドの縮小政策

2021年2月4日 ネット通販 1

昨日、ワールドが追加でのブランド廃止と大規模な店舗閉店、100人の人員削減を発表した。   「 構造改革の追加実施について」 00.pdf (eir-parts.net)   興味のある方は、こちらの発表をご自分でお読みになられた方が良い。   めんどくさいという方に向けて、それぞれ抜粋してご紹介する。 まず、廃止の7ブランドは

大手総合アパレルの店舗数が一般的に想像されているよりもはるかに多い件について

2020年11月11日 企業研究 2

気付いておられる人は気付いておられるだろうし、気付いておられない人はまったく気付かれていないと思うが、今年3月から毎月1回、BLOGOSというウェブメディアに寄稿している。 あちらの読者は、衣料品業界以外の人が多いのではないかと思うので、そちら向きの話題を書き口を自分なりに変えて書いてみている。 お題に関してはこちらが提案することもあるし、向こうからの提案も

オゾックとアクアガールの廃止で一時代の終焉を感じた話

2020年8月6日 企業研究 2

ワールドが「オゾック」「アクアガール」など5ブランドの廃止を発表したので、今回はそれについて感想などを書いてみようと思う。   ワールドが「オゾック」「ハッシュアッシュ」など5ブランド廃止で358店閉鎖、希望退職200人募集   廃止するのは「ハッシュアッシュ・サンカンシオン(HUSHUSH 3CAN4ON)」「アクアガール(AQUAGI

「生産リードタイムの短縮」って具体的にどうやるつもりなの?

2020年5月12日 決算 4

株式公開をしているアパレルの決算発表に出席することが今でもたまにある。 業界紙記者をしているときは当たり前だがもっと多かった。決算発表時期というのは重なることが多いので、一人で数社の決算発表のハシゴをしている業界紙記者は珍しくない。 そんなわけで、決算発表の雰囲気というのはだいたいどこも同じで、十分に肌感覚として理解しているのだが、企業側から具体策を伴わない

ワールドや三陽商会などの大手総合アパレルの現状を駆け足でまとめてみた

2018年12月14日 企業研究 0

早いもので、当方が繊維業界紙記者になって20年が過ぎた。正確には今年で21年ということになる。 そりゃジジイになるはずである。 とはいえ、気が付いてみるとジジイになっていたわけで、毎年はそれほど大きく変わったと感じないのだが、その年数が積み重なるとジジイになってしまっている。 業界も同じで、毎年はそれほど大きく変わらないが、年月が積み重なるとまったく様相が異

ワールドの投資案件が冴え始めるも過去の失敗を繰り返さないことが望まれる

2018年6月5日 企業研究 0

先日、ワールドがクラウドファンディング大手のキャンプファイヤーとの資本業務提携を発表した。 ワールド/クラウドファンディングのキャンプファイヤーと資本業務提携 https://www.ryutsuu.biz/strategy/k060120.html 今年に入ってからのワールドの投資案件は冴えていると感じる。 4月にもラグタグとサスティナの買収を発表した。

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