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南充浩 オフィシャルブログ

2012年7月 の記事一覧 : 21件

猛暑到来も在庫処理の意味合いが強いクールビズ商戦

2012年7月31日 未分類 0

 梅雨明けしたのが7月16日ごろ。 少なくともこの時期まで今夏のクールビズ関連商品は不振だった。 7月20日付の繊研新聞には紳士シャツメーカー各社の動向をまとめた記事が掲載されているが、ネット上でクールビズ不振を伝えるニュースはあまり報道されていない。 なぜだろうか?まさかネットメディアが手心を加えたとは思えないのだが。 記事から引用すると フレックスジャパ

「高島屋が購入窓口となったユニフォーム」と呼ぶのが正しい

2012年7月30日 未分類 0

 先日、今回のロンドンオリンピックの日本選手団の公式ユニフォームが高島屋だという発表を基に記事を書いたらものすごい反響だったのでいささか慌てふためく今日この頃。(((( ;゚д゚))) オリンピックを誤変換すると「織りんピック」と出てきて、「これって生地メーカーとか産地組合が使いそうなコピーやなあ(もう使用済かもしれないけれど)」と思ったりもした。 単純に考

失われ続ける糸・生地の知識

2012年7月27日 未分類 0

 素材のことは奥が深いことを思い知らされた。 先日、糸メーカーの65歳になるベテランの方にお話を伺う機会があった。 この方は現在嘱託なのだが、糸のこと、生地のことをよくご存知である。 不勉強な筆者は知らなかったが、綿と麻とウールでは糸の太さを表す番手が同じでも、実際の糸の太さはそれぞれ違う。それを換算する公式がある。 例えば綿糸の1番手は ウールでは1×1.

「コト」への取り組みで存在感を増すベティスミス

2012年7月26日 未分類 0

 ジーンズ専業メーカーの中では、ベティスミスの独自路線が光り始めている。 ジーンズ専業メーカー各社は、減産に次ぐ減産を繰り返しており、ライトオンなどの大型チェーン店の壁面をがっちりと抑えているエドウイン、ブランドの高い知名度があるリーバイスの2つは何とかかつての隆盛の一端を偲ぶことができるが、その他は新しい方向性を模索したままである。 ジョンブルのようにトー

低調な7月度売上速報

2012年7月25日 未分類 0

 7月の商況であまり良い話を聞かない。 恒例のライトオンとジーンズメイトの7月度売上速報が発表された。 ライトオンは 既存店売上高が前年比7・2%減 既存店客数が同9.4%減 既存店客単価が同2・3%増 だった。 ジーンズメイトは 既存店売上高が前年比9・5%減 既存店客数が同14・2%減 既存店客単価が同5・5%増 だった。 6月度まではそれなりに堅調だっ

産地企業への助成金も考えものである

2012年7月24日 未分類 0

 先日、驚かされたことがある。 某繊維産地の人と話していたのだが、イベントに参加するための費用5万円を商工会議所に補助金申請したというのだ。 大がかりなイベントの一つに合同展示会への出展というものがある。 例えばIFFやルームス、東京ギフトショー、フランスのプルミエールヴィジョンなどなど。 この場合の出展料というものは、国内の展示会だと1コマで30万~40万

欠け続ける完全分業の歯車

2012年7月23日 未分類 0

 先日、久しぶりに岡山県の児島に出かけた。 洗い加工場社長とロープ染色会社社長とお話をする機会をいただいたのだが、6月末の兵庫県西脇のダイイチの倒産が予想以上のダメージだという。 信用交換所によると 地区老舗の染色整理加工業者で、デニム加工を中心に、チーズ・ビーム染色を手掛け、織物メーカー・紡績筋に受注地盤を築き、昭和56/8期には年商46億6500万円を計

オリンピック公式ユニフォームのデザインを高島屋に任せるナンセンス

2012年7月20日 未分類 0

 何だか全然盛り上がっていないように感じるロンドンオリンピックだが、日本代表の公式ユニフォームのデザインが高島屋だと聞いて、笑ってしまった。 (高島屋がデザインしたといわれる日本代表の公式ユニフォーム) 先年の男子サッカーワールドカップの際の移動用オフィシャルスーツでもそうだったが、日本は何故か自国のデザイナーズブランドや自国のアパレルブランドを起用したがら

物作り機運が高まっているが・・・・・

2012年7月19日 未分類 0

 2年くらい前からだろうか、繊維業界で「国内の物作りを見直そう」という動きがある。 それに向けていくつかの有志団体というかサークルのようなものが立ちあがっている。どの団体も傍から見ているとまだまだ組織作りの途中にあるように見えるため、具体的な名前を挙げることはあえて避けたい。 これらの団体に共通するのは、産地企業と一部の製造寄りの国産アパレルを中心にしている

飽和点に達したユニクロ

2012年7月18日 未分類 0

 国内のユニクロが不振だとされている。 個人的には不振というよりは伸び悩みではないかと感じているのだが、原因は 1、規模的に飽和点に達している 2、大量生産によるコスト引き下げでベーシック品を安く売るというビジネスモデルの限界 の2点にあるのではないかと考えている。 この2点についてメディアではあまり触れられたことがないと記憶している。 指摘すると何か不都合

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