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南充浩 オフィシャルブログ

オリンピック公式ユニフォームのデザインを高島屋に任せるナンセンス

2012年7月20日 未分類 0

 何だか全然盛り上がっていないように感じるロンドンオリンピックだが、日本代表の公式ユニフォームのデザインが高島屋だと聞いて、笑ってしまった。

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(高島屋がデザインしたといわれる日本代表の公式ユニフォーム)

先年の男子サッカーワールドカップの際の移動用オフィシャルスーツでもそうだったが、日本は何故か自国のデザイナーズブランドや自国のアパレルブランドを起用したがらない。不思議である。
あの時の日本チームのスーツは「ダンヒル」だったのではないだろうか。

ワールドカップのドイツチームの監督は自国のブランド「ストラネス」を着用していた。
以前はコロネット商会が輸入しており、よく展示会で見かけたブランドだが近年は取り扱いを止めていた。現在は三喜商事に移っているはずだが、トレンドに浮上することはあまりないブランドである。
ドイツチームの監督が着用しているのを目にするまで、申し訳ないがすっかり存在を忘れていた。

今回のオリンピックの公式ユニフォームだが、アメリカはラルフ・ローレンが、イタリアはアルマーニが、イギリスはステラ・マッカートニーが手掛けることが発表されている。
日本は高島屋である。うーん。(-_-メ)

そもそもなぜ高島屋なのか理解に苦しむ。
百貨店に衣料品デザインの部門はない。独自企画の商品はほとんどないし、もしあったとしてもそれはOEM・ODM企業に丸投げか、他社ブランドのネーム替え(商品そのものは同じで、襟ネームとタグだけ付け替える)で対応している。
で、そんな企業になぜ公式ユニフォームのデザインを発注したのだろうか。

使い古された例かもしれないが、日本にはコム・デ・ギャルソンもあれば、ヨウジ・ヤマモトもある。
もっと若手のデザイナーもいる。
ワールドのタケオ・キクチや、レナウンのダーバンなどのスーツブランドもある。
だのにどうして高島屋なのだろうか。

今、日本はクールジャパンの発信に力を入れているといわれている。
アニメや漫画、コスプレなどがその対象だが、本来はファッションも入っているはずである。
で、その大事な(名目上だけでも)コンテンツのひとつを、重要な国際大会で使用しないのはなぜだろうか?
今回のオリンピックだけではなく、先の男子サッカーワールドカップでも同じである。
クールジャパンは「経産省が言ってみただけ」ということだろうか。

どうやら我が国のお偉いさん方は、日本のファッションなど世界に発信するつもりは毛頭ないらしい。
いっそのこと、経産省もクールジャパンの中から「ファッション」を外してみてはどうだろうか?

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