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南充浩 オフィシャルブログ

企業研究

ライトオンの回復策を考えてみた

2019年5月30日 企業研究 0

ライトオンの業績下方修正が発表されたが、かなり厳しい数字である。 ライトオンが最終赤字53億円に下方修正 19年8月期、値引きで採算悪化 https://www.wwdjapan.com/864426   2019年8月期連結業績の純損益が53億円の赤字(前期は4億5700万円の黒字)になりそうだと発表した。2月に16億円の赤字へと下方修正していた

実店舗でも試着できない肌着・靴下類はネット通販に適しているのではないか?

2019年5月15日 ネット通販 0

洋服の通販におけるサイズ問題は、さほど重要ではないと思っている。 正確にいうなら、S~Lサイズでカバーできる人においては、そんなに重要ではないと考えている。 もちろん、XXSでも大きすぎるとか6Lでも小さすぎるとか、トールサイズでも短すぎるという人にとってはサイズ問題というのは最重要課題だということは認識している。 その場合は通販に限らず、実店舗での買い物も

77%増の在庫をAI(人工知能)を使って8割に減少させるの?

2019年5月7日 決算 0

長い連休が終わった。 連休に入る直前に、ストライプインターナショナルの2019年1月期決算が発表された。 非上場企業なので本来は決算発表する義務はないが、アパレルは非上場企業が多いから、その全体像がつかみにくい。これは河合拓さんも常々仰っていることである。 メディアは、ユニクロとユナイテッドアローズを比較してみたりとピントのズレたまとめ記事を書くことが多いが

ダイヤモンドのZOZO決算記事を評価したい

2019年4月26日 ネット通販 0

ゾゾの2019年3月期連結決算が発表された。 今回の業績はすでに先ごろから発表されていたものと大きく変動はなく、投資家にとっても織り込み済みだったのではないかと思う。 物議をかもした「ゾゾアリガトー」はあっさりと廃止が決まったが、そもそも最初からやらなければ無用な混乱を招くことはなかった。当方にはなぜあれをやろうと思ったのか、いまだにちょっと理解できない。

マックハウスの厳しい決算内容

2019年4月16日 企業研究 0

メディアというのは単なる営利団体だから、視聴率なり発行部数なりを稼ごうとする。それが広告出稿の売上高に直結するからだ。 ウェブメディアだとPV(ページビュー)数やアクセス数を稼ごうとする。 PV数やアクセス数が稼げなさそうな話題はウェブでは報道されにくい。 そういう意味でいうと、未だに売上高が600億円を越える大手でありながらレナウンの赤字転落は業界系のウェ

限りなく透明に近いレナウン

2019年4月12日 ネット通販 1

3月末は決算期の会社が多いから、4月~5月にかけては決算発表が相次ぎ、業界メディアでも決算記事が毎日多数更新されている。 しかし、業界メディアでもそれに付随するSNSでもほとんど触れられない企業もある。 大手の一画を占めるレナウンの決算はほとんど話題にならない。 しかも結構な赤字額であるにもかかわらずだ。   レナウンの2019年2月期連結は 売上

ライトオンが増益と減益を定期的に繰り返す理由

2019年4月4日 お買い得品 0

ライトオンの第2四半期決算が発表された。 売上高390億4300万円 営業損失4億1900万円 経常損失3億3600万円 当期損失17億6700万円 と大幅な赤字に陥った。 とくに当期損失が巨額になった理由として「退店店舗及び収益性の厳しい店舗について減損損失を計上 するなど特別損失を1,338百万円計上したこと」を挙げている。 これを受けて、 ライトオンが

洋服が売れない理由は、みんながすでに服をたくさん持っているからでは?

2019年3月27日 お買い得品 0

先日、久しぶりにライトオンに立ち寄ったら990円コーナーがあった。 いつぞや見たような色柄のTシャツ類が並べられていた。 その中から、綿100%薄手裏毛のピンク色のプルオーバーパーカを掘り出した。 「レインスプーナー」というブランドのライセンス生産品である。1枚しか残っていなかった。来月49歳になるオッサンがピンク色のパーカを着用して大丈夫だろうかと、随分と

その54%は粗利益率?それとも値引き率?

2019年2月1日 企業研究 0

ちょっと今日は軽く感想を書いてみたい。 この記事は情報的にはそれなりに価値があると思うのだが意味がよくわからない箇所が多い。 ストライプ20年1月期はAI分析で在庫を8割まで圧縮 音楽事業にも進出 https://www.wwdjapan.com/786161   記事が言いたいことは見出しの通りなのだろう。 しかし、次の一節はよく意味がわからない

大寒波という「僥倖」に期待するな! 防寒衣類は作りすぎるな!

2019年1月15日 企業研究 0

一部には例外はあるものの、2018年秋冬の商戦は暖冬の影響で、概ね芳しくなかったようだ。 アパレルでは、2018年秋冬というと2018年秋から2019年2月ごろまでを指す場合が多い。 気温の変化を思い出してみよう。当方の体感気温は大阪市内を基準としている。天気予報を見る限りにおいては東京も名古屋も大阪とさほど気温の推移に大差がなかったように感じる。 9月はい

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