ジーンズ
ジーンズNBの復活は極めて難しい
2019年5月16日 ジーンズ 0
たまにはジーンズ業界について書いてみようかと思う。 きっかけはこの一文を目にしたからである。 今からでも遅くはない。NBジーンズのサプライ慣行をVMIに転換させて在庫効率を抜本から改善すれば、品揃えが豊かになり欠品も減って顧客満足が高まり、販売効率が飛躍的に高まって全てがうまく回りだす。 ※VMI(Vendor Managed Inventor
無印良品のスマホポケット付きジーンズが便利だった話
2019年3月29日 お買い得品 0
はやいもので、もう3月も終わる。 まさに荒淫光陰矢の如し。 少し前、今年の1月に無印良品のオーガニックコットンストレッチ黒デニムスリムストレートを買った。 たしか1995円に値下げされていて、そこからさらに2割引きされ1596円だった記憶がある。 でもこれ、黒デニムって書いているのに、緯糸は白くないんだよね。炭黒とか濃グレー。 オーガニックコッ
ハイテクスニーカーとビンテージジーンズをめぐる世代間ギャップ
2019年1月25日 ジーンズ 0
2~3年前からハイテクスニーカーの人気が復活している。 ナイキのエアマックスナンタラとか、リーボックのポンプフューリーとか、そういうハイテク機能を搭載していてメカニカルな外見を持ったスニーカーである。 最近のダッドスニーカーブームもその延長線上にあるのではないかと見ている。 今年49歳になるオッサンからすると、24年前のエアマックス95ブームを思い出す。95
「良い物を作っただけ」では売れない時代
2018年11月6日 ジーンズ 0
9月に阪神百貨店梅田本店の催事「デニム博」でお会いしたジーンズブランドの一つが11月で直営店を閉店するとのお知らせがあった。 直営店の閉店だけならちょっとした事業縮小だが、ブランドそのものも廃止になるとのことで、内情は詳しくないのだが、商況的に厳しかったのだろうと推察される。 先日お会いしたばかりなのでちょっと驚いてしまった。 ジーンズを主力アイテムとしたブ
ブランドロゴ入りのTシャツは意外と売りやすいアイテム
2018年8月6日 ジーンズ 1
8月4日の土曜日、ビッグジョン大阪店のプレオープンにお邪魔した。 ジーンズメーカーのビッグジョンが、直営の大阪店を出店した。 今回は、8月5日に東京と大阪の同時オープンだという。 東京店は東京支社と併設で9坪の小さな店だが、大阪店は40坪の面積がある。 しかし、ビッグジョンとしてはとりあえず1年間の挑戦と位置付けており、ダメだった場合、1年間で撤退する。 売
銭湯からジーンズショップに転換した企業があったほど、昔はジーンズが「売れる商品」だった
2018年8月1日 ジーンズ 0
先日、ワークとジーンズカジュアルを両刀で攻めるブランド「ブルーモンスタークロージング」を運営するブリッツワークスの青野睦社長と対談した。対談というと大げさだが雑談した。 この雑談はブリッツワークスのウェブサイトに記事として近々掲載される予定となっている。 https://www.bmc-tokyo.com/ ↑ここね。 で、ついでに告知・拡散を頼まれたのでや
ジーンズショップオサダの経営破綻から見るジーンズカジュアルチェーン店が苦戦する理由
2018年6月11日 ジーンズ 0
静岡の有力チェーン店と呼ばれたジーンズショップオサダが民事再生法を申請した。 静岡拠点のジーンズショップオサダが民事再生法適用を申請 https://www.wwdjapan.com/627235 地域の有力チェーン店と呼ばれていたが、最近は資金繰りの悪化が指摘されていた。 4月にお会いした某カジュアルメーカーの社長は「銀行からオサダと取引を控えるように勧告
ターゲットと販路によっては「色落ちしないデニム」を作ったら良いんじゃないの?
2018年3月2日 ジーンズ 0
昔、ボブソン、ラングラー、リーバイスのジーンズを販売していたのでジーンズは好きだが、独立したころから、いわゆる「デニム業界」の姿勢には疑問を感じるようになった。 デニム生地は、よく知られているように、 中心部分を白いまま「芯白」の状態で残してその周りをインディゴ染めした経糸と、白いままの緯糸で織った綾織り生地で、経糸3本に緯糸1本の割合 となっている。 この
素材にすらトレンドは存在する。若者に好まれる80年代調デニム生地
2017年12月12日 ジーンズ 0
初心者向けファッション指南業者の間ではなぜかトレンド不要論がまかり通っているが、以前のブログで書いたように裾丈の長さすらトレンドに左右される。 ズボンや上着の太さも同様だ。 だいたい10年~20年くらいでトレンドが変化する。もっとわかりやすく言うと、大衆の好むポイントが変化する。 変化しなかったら欧米人は古代ローマ帝国時代から服装が変化しないということになる