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南充浩 オフィシャルブログ

2013年7月 の記事一覧 : 22件

「個」を出す必要がある

2013年7月31日 未分類 0

 最近、気になっているのがかつて業界をリードした某大手総合アパレルがちっとも話題に上らないことである。 一応、新ブランド開始とかそういうニュースは報道されるのだが、その後、継続して話題になることがない。 人によっては「マスコミや報道関係は某社を軽視しすぎ」とか、「報道側が某社の実力を測り損ねている」という分析をしておられるのだが、個人的にはあながちマスコミだ

大衆との激しい乖離

2013年7月30日 未分類 0

 関西圏というローカルな土地を話題にして恐縮だが、この夏もご多分にもれず大阪市内は暑い。 先週は35度前後という猛暑が続き、一段落したら気温はそこまで高くはないが、70%を越える高い湿度で何とも不快な日が続いている。 そういう状況で外回りをしていると、筆者が汗かきということもあるが、水を被ったようにびっしょりになってしまう。 Tシャツの2枚がさねとか、ポロシ

卸売りメーカーでもPOPを活用できる

2013年7月29日 未分類 0

 品名と価格、素材名しか書いていないPOPは使い物にならない。 例えば「Tシャツ1990円」とか「シルクブラウス3990円」みたいなPOPのことだ。 衣料品店はいまだにこの手のPOPが主流だが、書店、ドラッグストア、飲食店、食料品店ではもっと「読ませる」POPが多数存在し、それが売上高の多寡を左右しているのは周知の事実である。 POPの書き方のちょうど良い実

人気復活まで何社が生き残れるか

2013年7月26日 未分類 0

 先日、ジーンズブランドの展示会にお邪魔した。 その際、話題となったのは「洗い加工人気は復活しますかね?」ということだった。 ジーンズの現在の潮流を蛇足ながら説明すると、 2008年からジーンズの売れ行きは鈍い。 メンズはチノパン、カーゴパンツに、レディースはレギンス、タイツ、ワンピースなどが支持された。 これが2012年まで続いている。 今春夏は、メンズ・

百貨店の来場者は本当にPOPを読まないの?

2013年7月25日 未分類 0

 原則的に百貨店はPOPが禁止である。 POPというのは正式にはPoint of purchase と呼ばれる。 このブログにもたびたび引用させていただいているシナジープランニングの坂口昌章さんによると、「昔(おそらく30年以上前)は百貨店も盛んにPOPを使っていたが、あまりに売り場が汚くなったので禁止になった」という。 30年以上前の百貨店の売り場を43歳

目先の売上高を追求しすぎると

2013年7月24日 未分類 0

 経営効率は追求しなくてはならないが、過度に追求しすぎるのもどうかと思うことがある。 伸び率が鈍化しつつあるとか、小型モールが閉鎖になったりなどの事象はあるが、比較的好調を維持している販路の一つとしてアウトレットモールがある。 百貨店内やファッションビル、ショッピングセンター内の正規店は苦戦しているが、アウトレットモール内のテナントは好調だというブランドはい

スペック説明だけでは意味がない

2013年7月23日 未分類 0

 産地の生地メーカー、染色加工場、一部産元などを集めての生地即売会「テキスタイル・マルシェ」というイベントの運営に携わらせていただいている。工場の方々がそのまま売り場に立って接客販売してもらう。 購入される方は企業にお勤めの方もおられるし、個人でブランド活動や作家活動をされている方もおられるし、まったくの主婦で手芸や裁縫が趣味という方もおられる。 2年半も続

扱わないのが正解

2013年7月22日 未分類 0

 先日、ユニクロが今秋の新作としてシルクを扱うことを書いたが、これが最後の高級素材ではないかと考えたところ、もう一つ残っていたのを思い出した。 レザーである。 レザーについては専門外なので詳細は避けるが、農作物でも工業製品でもなく、原料が動物なので需要が増えたからといって、簡単に生産数量が増えるわけではない。 生産数量が増えたからといって、工業製品のように劇

最後の高級素材

2013年7月19日 未分類 0

 ユニクロが今秋の新作としてレディースでシルク素材のアイテムを打ち出している。 ブラウス、ワンピースなどである。価格は2990~5990円だ。 高級・中級アイテムを低価格で販売するという手法はユニクロの王道で、ユニクロが支持された最大の理由はこれだと思う。 MDがどうのこうのとか、グローバル戦略が云々とかそんなものはほとんど後付けの説明ではないか。 ユニクロ

小手先の変化も試してみては?

2013年7月18日 未分類 0

 物事は根本から変えないとダメ。それは今もそう思っている。 国内繊維産地の生地メーカーの発想なんて根本的に変えないと生き残れないのではないかと思う。 しかし、だ。 根本から変えるとなると、社内外に大きな動揺が走るし、派閥対立や党派争いのような事態も起きるだろう。 根本から変えることは難易度が高い。 したがって小手先から変えるという手段もある。 例えば販促方法

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