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南充浩 オフィシャルブログ

小手先の変化も試してみては?

2013年7月18日 未分類 0

 物事は根本から変えないとダメ。それは今もそう思っている。
国内繊維産地の生地メーカーの発想なんて根本的に変えないと生き残れないのではないかと思う。

しかし、だ。
根本から変えるとなると、社内外に大きな動揺が走るし、派閥対立や党派争いのような事態も起きるだろう。
根本から変えることは難易度が高い。

したがって小手先から変えるという手段もある。
例えば販促方法を変えるとか、展示会の展示方法を変える、商品名を変えるなどだ。
これを変えることで売上高が伸びれば、それにつられて根本的な問題が解決できてしまう。ということもある。

「神は細部に宿る」細かいところは重要なのです。
http://ameblo.jp/ex-ma11091520sukotto/entry-11570937474.html

こういう意見もあるので参考にどうぞ。以下に引用する。

「本質もきちっとできていないのに、細かいところなんてみてられるか?」とか
「POPの表現のしかた、コピーなんてのを工夫しても、そんな小手先なマーケティングなんて意味がない」

そういう声が聞こえてきそうですが、その小手先が重要なのです。
小手先というのは、誰でもカンタンにできるということです。
どんな会社でも、コストをかけずに、明日からでもできる。
それで売上があがったり、会社の価値が増すのなら、やらない手はないでしょ。

本質ができていないと意味がないというのは、一見まともなことのように思えますが、細かいところこそ慎重に考えなければ、消費者に価値は伝わらないのです。
小手先のマーケティングで、売上が伸びたり、会社の価値が高まった事例は、たくさんあります。

で、一つ事例を挙げると、藤村正宏さんのセミナーや講演でも紹介されたことがあるが、
小林製薬の「ナイシトール」という薬品である。

体脂肪を低減するという薬剤で、今では爆発的人気ではなくなっているものの、ロングランを続けている。

この「ナイシトール」は発売された当初は違う商品名だったそうである。
あまり売れ行きが芳しくなかったので、改善策として「ナイシトール」に名前を変えたところ、大ヒットし、現在に至るロングラン商品になったといわれている。

しかし、一方でまったく逆の事例も多々ある。
繊維製造業にはそんな失敗事例が他業界よりも突出してそんな失敗事例が多数あるように思うのだが、これは筆者の被害妄想が過ぎるだけなのかもしれない。

名前を変えたけどまったく鳴かず飛ばずのファッションイベント、名前を変えたけどそれほどの効果もない産地総合展示会、場所を変えたけど別に集客は変わらない産地合同展示会などなど。

例えば、各産地合同展示会が10年くらい前から東京に場所を移すことが主流になっている。
で、それが上手く行ったかというとそんな噂は耳にしない。
某産地のように、3年前から東京展を止めて、地元に戻ってきた事例もある。
今度は神戸に移るらしいが、東京で効果がないならどこの場所でやっても効果は出ないと思う。
それよりも東京で効果を上げる方法を考えた方が良いのではないかと思う。
東京に移ったナンタラスコープもそうではないのか。

まあ、小手先の変化で効果の出る分野もあるし、そうではない分野もあるということだろう。

けれども取り組みやすい部分から着手するというのも一つの手法である。
そういう意味では名前を変える、販促手法を変える、チラシの文言を変える、というのも取り組んでみても損はないと思う。

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