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南充浩 オフィシャルブログ

「個」を出す必要がある

2013年7月31日 未分類 0

 最近、気になっているのがかつて業界をリードした某大手総合アパレルがちっとも話題に上らないことである。
一応、新ブランド開始とかそういうニュースは報道されるのだが、その後、継続して話題になることがない。

人によっては「マスコミや報道関係は某社を軽視しすぎ」とか、「報道側が某社の実力を測り損ねている」という分析をしておられるのだが、個人的にはあながちマスコミだけのせいではないと感じる。

個人的にはその某社からは個人の顔がさっぱり見えないことが原因の一つではないかと考えている。

ユニクロというと好き嫌いは別としてあの会長の顔や声が否応なく思い浮かぶ。

ツイッターやフェイスブックなどのSNS上で、所属する個人が、もしくは広報担当者が単なる告知ではない発信を続けているブランドやアパレルも多い。そういうブランドやアパレルは例え規模が小さくてもそれなりに存在感を発揮しているが、近年の某社は企業規模の割には存在感がない。
ちなみに某社社員もSNS上に何人か存在するのは確認しているが、ここ1年くらいはほとんど目立った発言がない。

たびたび、例に挙げるレディースニットブランド「フラムクリップ」を展開するピーアイなどは、商品とかブランド名とかはほとんど印象に残っておらず、ただただ短パン社長のみが強烈な存在感を発揮している。
しかし、極言してしまえば、アパレルの商品なんてどれも似たりよったりで、商品で特徴をアピールしようとするとよほど特異なデザインやコーディネイトを提案する必要がある。
そういう特異なデザイン商品が広く売れるかというとそうでもない。

それよりは短パン社長の存在感を強烈にアピールする方が得策だという判断もできる。
賛否両論はあろうが、知られないよりはどんな形でも良いので知られた方がずっとマシである。

さて、先日、日経ビジネスオンラインでこんな記事を拝読した。

メルマガは最低の“ゴミ”マーケティングだ!
CRMを大成功させる仕組みを考える(前編)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20130724/251495/?P=1

ちゃんと全文を読むとわかるのだが、別にメルマガがゴミだと言っているわけではなく、ゴミみたいなメルマガが多いと指摘している内容である。

で、どのようなメルマガなら読まれやすいかという結論もキチンと示されている。

送信者名や件名と同様、人間性を演出した普通っぽい外見と性格のメールであれば、ズバリ、友人や取引先から来る普通のメールに溶け込むことができ、必ず読んでもらえる。

というわけで、こうすれば第一印象で「“見た目”の良いメール」になる!

 ○ 絵文字や装飾文字を多用しない。

 ○ URLの貼り付けはせいぜい1~2箇所。

 ○ お客様が見込み客になった時の商品のみの購入をオススメ。

 次に、こうすれば第一印象で「“性格”の良いメール」になる!

○ 冒頭で個人名を名乗っている。

⇒(例)□□さま、こんにちは。
今後、□□さまをご担当させていただきます、株式会社○○の山田花子と申します。

○ 単語の羅列ではなく、筆者の言葉で記述されている。

⇒(例)先日は、△△にお申し込みいただきありがとうございました!

○ 顧客の個人名も文中に記述されている。

⇒(例)山田自身も半年前から愛用している商品なので、
□□さまにも気に入っていただければうれしいです!

○ 用件以外の話題もあり、人間性が伝わってくる。

⇒(例)先日、前から気になっていた代官山のカフェに入ったとき……

とのことである。

結局、単に宣伝文句を業務的に羅列したようなメルマガは読まれずにゴミ箱に入れられるが、担当者の人間性を演出したメルマガは読まれる確率が高くなるというわけである。

これって、結局、個人の顔が見えやすいかそうでないかということではないだろうか。
その個人の顔が例え巧みに演出されたものだったとしてもだ。

企業やブランドが告知を行うツールとしてSNSやブログ、メルマガがある。
そのやり方について質問を受けることがあるのだが、筆者は「なるべく個人の主観が見えるようにする方が良いんじゃないですか」とアドバイスしている。
個人の主観といっても、犯罪自慢をしたりすることではなく、上のメルマガの書き方で挙げられているような内容である。

短パン社長がSNSやブログで常々主張しているように、「個」を出すというのが企業やブランドにとっても極めて重要ではないかと感じた次第だ。

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