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南充浩 オフィシャルブログ

2013年2月 の記事一覧 : 20件

日本で売れない物でも海外なら売れると考えるのは何故?

2013年2月28日 未分類 0

 国内産地の方々や行政に携わる方と話すと、「国内は成熟社会でこれ以上の市場開拓は無理なので、新興国の市場開拓を目指したい」と言う声をよく聞いた。とくに3年くらい前がピークだっただろうか。 当時はよく中国出店だという声を聞いた。 しかし、ちょっと待ってもらいたい。 ユニクロのように国内で6200億円の売上高があり、国民の90%以上が所有しているようなブランドな

10年以上続く調整期間

2013年2月28日 未分類 0

 先日から某専門学校向け資料としてジーンズの歴史をまとめる作業を行っている。 とくに参考にしている文献は、今は亡き日本繊維新聞社発行の「ヒストリー 日本のジーンズ」と繊維流通研究会発行の「ジーンズハンドブック」である。 1950年をスタートとして、両方ともジーンズには4回の生産調整期があったとする。 ちなみに日本繊維新聞社発行のは2006年発行で、繊維流通研

コト需要創造はソフトが重要

2013年2月27日 未分類 0

 阪神百貨店のレディースジーンズ売り場「ジーンズハウス」では昨年から定期的にワークショップが開催されている。内容も講師も毎回変わるが、売り場への集客の一環として始められた。 最近、ワークショップやイベントを定期的に開催する小売店が増えている。 阪神百貨店のような大手から1店舗しかない個人経営のショップまで同様の傾向である。 2005年ごろから、盛んに「モノ」

頭で料理を味わっている

2013年2月26日 未分類 0

 一口にポリエステルと言っても高い物から安い物まである。 「シルク=高級品」のイメージが固定化しているが、落ち綿を集めて生地にしてもそれはシルクである。 じゃあその落ち綿を集めたシルク生地が高級品かというとそうではない。かなり廉価品である。 アクリルと言っても高級品から廉価品まで幅広くある。 カシミヤ5%混だから高級品だよね。という人がいるが、5%なんて混率

悪化する兆候か?

2013年2月25日 未分類 0

 ライトオンとジーンズメイトの2月度売上速報が発表された。 これを見ると、1月下旬から2月20日までの両社は苦戦傾向にあったといえる。 ライトオンは 既存店売上高が前年比13・6%減 既存店客数が同20・1%減 既存店客単価が同8・1%増 だった。 ジーンズメイトは 既存店売上高が前年比6・3%減 既存店客数が同5・5%減 既存店客単価が同0・8%減 だった

隠居の証し

2013年2月22日 未分類 0

 最近、とみに頭髪が薄くなっており、もはやあきらめの境地にあるのだが、先日、繊研新聞に掲載された髪型の長編コラムは興味深かった。 1月23日付けで、国際日本文化センター研究員の平松隆円さんが書かれたものだ。 このコラムの3分の1くらいは男性の「ハゲ」について言及されている。 そもそもなぜ、日本人は「ハゲ」にはマイナスイメージがあるのだろうか。 このコラムにも

官僚に事業選定能力がないとするなら・・・?

2013年2月21日 未分類 0

 先日、楽天の三木谷社長のこんな発言が掲載された。 産業競争力会議:三木谷氏「政府関与は最小限に」 http://mainichi.jp/select/news/20130208k0000m020179000c.html 成長戦略の一環として同会議で示された「国内産業を再興して競争力を抜本的に高める」との政府方針について、「(政府は)かかわらなくていい」と政

県名によるネーミングはちょっとアレですよね

2013年2月20日 未分類 0

 最近、地域起こしブランド作りが盛んである。 日本には47都道府県があるが、その現在の行政単位よりも昔の地名を用いた方が、良い響きがあると感じるのは筆者だけだろうか? 最近、ある程度ブランド化に成功した物の中に、奈良県産の「大和茶」がある。 でもこれを「奈良茶」として売り出していたら、売れただろうか? 小手先のテクニックかもしれないがネーミングは大事である。

ブランドというレッテル

2013年2月19日 未分類 0

 少し前に、岐阜大垣市の特産品である升が「ポール・スミス」のニューヨーク店で販売されているという記事が掲載された。 そう、升酒の升である。 ポール・スミスに納品 大橋量器の木製カラー升 http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20130131/201301310910_19235.shtml なるほどカラフルでかわいいけれど

凝り過ぎて伝わらない

2013年2月18日 未分類 0

 単純な見出しやコピーよりも、ちょっと凝った「粋」なものを自店や自社ブランドにはつけたくなるのが人情というものではあるが、却って失敗するケースも多い。 先日、フェイスブックのお友達が「これ、どうなのよ~?」と疑問を呈しておられたPOPがある。 「自分服、家族服」というコピーが書かれている。 お母さんと赤ちゃんの写真からして、おそらくベビー服・子供服か、子供&

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