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南充浩 オフィシャルブログ

ライトオンの回復策を考えてみた

2019年5月30日 企業研究 0

ライトオンの業績下方修正が発表されたが、かなり厳しい数字である。 ライトオンが最終赤字53億円に下方修正 19年8月期、値引きで採算悪化 https://www.wwdjapan.com/864426   2019年8月期連結業績の純損益が53億円の赤字(前期は4億5700万円の黒字)になりそうだと発表した。2月に16億円の赤字へと下方修正していた

ライトオンが増益と減益を定期的に繰り返す理由

2019年4月4日 お買い得品 0

ライトオンの第2四半期決算が発表された。 売上高390億4300万円 営業損失4億1900万円 経常損失3億3600万円 当期損失17億6700万円 と大幅な赤字に陥った。 とくに当期損失が巨額になった理由として「退店店舗及び収益性の厳しい店舗について減損損失を計上 するなど特別損失を1,338百万円計上したこと」を挙げている。 これを受けて、 ライトオンが

洋服が売れない理由は、みんながすでに服をたくさん持っているからでは?

2019年3月27日 お買い得品 0

先日、久しぶりにライトオンに立ち寄ったら990円コーナーがあった。 いつぞや見たような色柄のTシャツ類が並べられていた。 その中から、綿100%薄手裏毛のピンク色のプルオーバーパーカを掘り出した。 「レインスプーナー」というブランドのライセンス生産品である。1枚しか残っていなかった。来月49歳になるオッサンがピンク色のパーカを着用して大丈夫だろうかと、随分と

ZOZO依存度が高かったライトオンがZOZOTOWN撤退へ

2019年2月6日 トレンド 0

年末にオンワードがZOZOTOWNから撤退し、ミキハウス、4℃、パーリーゲイツなどの撤退も明らかになった。 撤退組に共通していたことは、 1、ZOZO依存度が低い 2、ZOZOの主要客層である20代~30代前半の女性と、自社の客層があまり重ならない の2点だといえる。 例えば、ミキハウスの木村晧一社長は週刊新潮のインタビューで https://headlin

無印良品のニットスニーカーは半額に下がった今がお買い得

2019年2月4日 お買い得品 0

1月も終わって2月になったのだが、この前も書いたように、1月のバーゲンは今年なら6日までの正月期間中でほぼ終わったといえ、成人の日の3連休後は完全に消化試合となっている。 春物が本格的に立ち上がるのは2月21日ごろだから、それまでは売れない日が続く。2月は服屋が売れないといわれる所以である。 成人の日以降に、多くの洋服店はさらに値下げをするので、個人的には掘

欠品を恐れて数量を作りすぎるからアパレルは過剰在庫を抱えてしまう

2018年12月6日 誰がアパレルを殺すのか 1

某ファッション専門学校の生徒が毎週金曜日にシュプリームの新作を買うために授業をサボって並んでいるのだという。 8月には猛暑にもかかわらずカナダグースのダウンジャケットを買うために行列ができた。 衣料品不況と言われながら、中には行列を作ってまで買わなくてはならない衣料品もある。もちろん、そのブランド自体が「ブーム」という側面もあるが、そういうブランドは「数量を

今秋冬の最もお買い得なセーターはライトオンの4品番

2018年10月30日 お買い得品 0

今日は少し趣向を変えて、今秋見つけたお値打ち品でも紹介してみる。 ユニクロ、ジーユーは人気ブロガーMB氏をはじめとして多くの方が言及しておられるので、当方はライトオンで見つけたお買い得品についてである。 正直なところ、商品の質が均一なユニクロに比べて、ライトオンは玉石混交である。旧態依然としたスーパーマーケット向け衣料品みたいな商品もあれば、すごく良いのに割

バーゲンの抑制で営業利益を好転させても翌年以降にその反動がある

2018年10月18日 お買い得品 0

株式公開をしているアパレルの多くは、決算報告のほか、月次の商況も公開している。月次は金額は開示されず前年増減比のみが開示される。月次を公開していないのはトウキョウベースくらいではないかと思う。 そこから、コンサルタントやアナリストは各社の商況を読み解くわけだが、IR情報だけでは各社・各ブランドの実情は把握できない。 定期的に売り場を見て初めて実態が把握できる

ジーンズカジュアルチェーン各社の状況はさらに厳しさを増している 夜明け前どころか真夜中の暗さ(追記あり)

2018年6月8日 企業研究 0

最近、ポジショントークな人々が「ジーンズカジュアルチェーン店に復活の兆し」と言い始めているがまったくそれは感じられない。 ライトオン、マックハウス、ジーンズメイトの全国チェーン店3社はピーク時の売上高に比べると著しく売上高を低下させたままだ。 売上高1000億円あったライトオンは800億円を割り込む勢いで推移している。 ライトオンの2018年8月期見通しでは

ライトオンとマックハウスが解決すべきそれぞれの課題とは

2018年4月24日 決算 0

ジーンズ専門店チェーンの大手3社といえば、ライトオン、マックハウス、ジーンズメイトでしたが、すでに売上高100億円を下回ってしまったジーンズメイトが大手と呼ぶに相応しいのかどうかは大いに疑問を感じる。 しかし、全国展開しているのはその3社だから一先ずその枠組みは残しておこうと思う。 ユニクロに客を奪われたのは大手総合スーパーよりもこれらジーンズ専門店チェーン

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