MENU

南充浩 オフィシャルブログ

「高品質・低価格以外の何か」をどのように開発し売るのか?という課題

2023年7月11日 売り場探訪 3

具体的な数字はあまり無いものの、いわゆるスーパーマーケットと呼ばれる量販店の衣料品部門の苦境をまとめてあるコラムがこれだろう。 《視点》19年度実績 | 繊研新聞 (senken.co.jp) 「もう19年度実績に戻ることはない」と、ある中堅量販店の衣料品担当者。昨年度からコロナ禍の影響が少なくなり、外出需要や様々なイベントの再開などで衣料品部門は回復してき

セブンアイが百貨店を真っ先に売却するのは当たり前の判断という話

2023年3月10日 企業研究 1

セブンアイホールディングスからイトーヨーカドーの店舗数削減と自社アパレル事業撤退が発表されたが、各メディアの記事を読んでみても詳細はさっぱりわからない。 店舗数削減は不採算店を直近では14店舗、中期的には33店舗(年度の区切りによっては36店舗との報道も)と報道されているので、まあわからなくはないが、それでも見出しが14店舗だったり33店舗だったりと、各メデ

昨年夏に西友で買って重宝しているアシックスのスニーカーソックス

実現が難しそうなイオンとイトーヨーカドーの衣料品強化策

2022年6月7日 売り場探訪 5

個人的には、GMS(大手総合スーパー)も含めたスーパーマーケットは生活に不可欠だと考えている。今更、商店街の八百屋や魚屋で買いたいとも思わない。 45年前、地元にも小さな商店街があった。個人商店の八百屋や魚屋があったが、そこが魅力的だとも思ったことはないし、人情の温かさも感じたことがない。 そのうちに近隣に食品スーパーやイズミヤやジャスコができて商店街はさび

2枚抱き合わせると1枚で買うよりも安くなったぞ!

2017年2月2日 お買い得品 0

 今日はお気楽に。 例えば、「1枚〇〇円・2枚合わせるとさらに×割引」という場合、みなさんならどうされるだろうか? 筆者の場合は、欲しい物があれば2枚買ってさらに割り引いてもらう。 どうしても欲しい物がもう1枚見つからなければ、1枚だけ買うという人が多いだろう。 しかし、筆者は、抱き合わせて割り引いてもらってそちらの方が安くなるなら、不要な商品でももう1枚選

著名ブランドとコラボする目的をまったく理解しない大手量販店

2016年10月6日 企業研究 0

 いまだに40年前のチェーンストア理論に縛られ続けている大手スーパーに衣料品のブランド化ができるとは思っていなかったが、やはり失敗に終わった。 イトーヨーカ堂「セットプルミエ」など4ブランド廃止へ http://www.fashionsnap.com/news/2016-10-05/iy-brand-close/ そごう・西武とイトーヨーカドーのプライベート

鈴木イズムは衣料品には通用しなかった

2016年5月18日 企業研究 0

 セブン&アイホールディングスの鈴木敏文会長の退任を巡るお家騒動はさまざまな見方で報道されており、事実関係はほぼ表面に出尽くしたのではないかと思う。 各社の報道も鈴木派と反鈴木派にわかれるように見える。 筆者は直接の面識がなくて思い入れも親近感も一切ないので、一連の報道に対しては「へー」という感想しかないが、記事の切り口としては、日経ビジネスオンラインに掲載

大型スーパーの衣料品・服飾雑貨にはお買い得品が多い

2016年5月2日 お買い得品 0

 連休の合い間である。 今日と6日を休んで10連休を楽しんでおられる人もいるのではないか。 一昨年くらいから大型スーパーで衣料品や服飾雑貨を買うことが増えた。 もちろん定価では買わない。投げ売り品を買うのだが、この投げ売り価格は正直なところユニクロの値引き価格よりも安い。 以前にイトーヨーカドーでボクサーブリーフと靴下を買ったことがある。 どちらも投げ売りさ

ゴルチエだけでGMSの衣料品は復活しない

2015年10月13日 デザイナー 0

 10月1日からイトーヨーカドーでデザイナー、ジャンポール・ゴルチエとのコラボ衣料品が発売された。 40代以上の人にとってはゴルチエとは懐かしい響きだろうと思う。 http://www.fashion-press.net/news/15689 セブン&アイ・ホールディングスの新ブランド「セットプルミエ(SEPT PREMIÈRES)」が、2015年

量販店の衣料品に対する雑感

2015年6月5日 未分類 0

 ファッション好きの人ならまず買い物をしないと思われる量販店の衣料品だが、なかなか捨てたものではないと実感している。 筆者も数年前まで量販店で衣料品を買ったことがなかったが、イトーヨーカドーと西友で肌着と靴下を何枚か買った。靴下はいわゆるナショナルブランドが投げ売りされていたからだ。 肌着はイトーヨーカドーでおそらくプライベートブランドだと思われるボクサーブ

売上規模の縮小は止まらない

2013年10月22日 未分類 0

 昨日、イオンのスマートスリムなダウンジャケットへの感想を書いたが、偶然にも東洋経済オンラインがイトーヨーカドーの衣料品の記事を掲載していた。 イトーヨーカ堂、衣料品が11期ぶりに黒字化 http://toyokeizai.net/articles/-/22254 11期ぶりということは2002年から衣料品部門の赤字が続いていたということだ。 傍から見ている

南充浩 オフィシャルブログ

南充浩 オフィシャルブログ