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南充浩 オフィシャルブログ

2011年10月 の記事一覧 : 20件

委託販売を止めない限り、大阪伊勢丹は上向かない

2011年10月31日 未分類 0

 もう紙面でご存知の方も多いだろうが、JR大阪三越伊勢丹が初年度売上高目標を200億円も下方修正した。 流通ニュースから引用する。 http://www.ryutsuu.biz/strategy/d102823.html JR大阪三越伊勢丹の年間売上目標を下方修正すると発表した。 当初計画の550億円を350億円に引き下げた。5月4日の開業から9月末までの累

過剰供給と過剰仕入れで滞留するローゲージニット

2011年10月28日 未分類 0

 昨日、レディースのローゲージニットのことを書いたのだが、少し補足したい。 ローゲージニットは分厚いため、インナーとして着ることはなかなか難しい。 ほとんどがアウターとして利用される。しかし、防風性が皆無であるため、真冬に着用することは適さない。 おそらく16度~22度くらいの気候の時にしか着用できない。 着用期間は10月下旬から11月末。長くても12月上旬

期待外れ?ローゲージニットとショップコート

2011年10月27日 未分類 0

 先日、ニットの卸売りメーカーに取材したところ、夏にはあれほど受注が好調だったローゲージニットだが、 10月20日の段階では店頭であまり売れておらず、滞留在庫となっている店が多いという。 8月末ごろまで、3~5ゲージ程度のローゲージニットに注目するという声が多く聞かれ、大阪・泉州のニット工場ではローゲージニットの受注が年末まで満杯だった。 ローゲージニットは

ボブソンが開拓した保温ジーンズという市場

2011年10月26日 未分類 0

 先日、ジョンブルの来春展示会にお邪魔した。 トータルなカジュアルアイテムを展開しているジョンブルだが、児島を拠点にしており、元々はジーンズが強い。 今でもジーンズは主力アイテムの一つである。 しかし、来春企画では、綿麻混のデザインデニムや、ライトオンスのデザインデニムは新規提案しているものの、ベーシックなデニムの新提案はなく、現行商品の補充追加対応のみにな

回復基調が鮮明なライトオン

2011年10月25日 未分類 0

 ライトオンとジーンズメイトの10月売上速報が発表となった。 ライトオンは 既存店売上高9・8%増 既存店客数3・8%増 既存店客単価5・8%増 と前年実績を上回った。 ちなみに昨年10月の業績は 既存店売上高が14・1%減 既存店客数が13・5%減 既存店客単価が0・7%減 であり、回復基調がより鮮明となっていることがわかる。 今年10月の実績は一昨年実績

意思決定が遅すぎるアパレル

2011年10月24日 未分類 0

 「意思決定の遅さが日本企業の弱点」と言われるが、繊維・アパレル業界でもそれに当てはまる会社は多い。 某モノ作り系のジーンズカジュアルメーカーがある。 この企業が、もう2年くらい雑誌広告の出稿を迷っている。 原因は2年弱前に敏腕のプレス担当者が退社したことにある。 この担当者はなかなかアグレッシブな性格で、少ない予算から積極的に雑誌広告や広報活動を行っていた

定着期に移行したナチュラル系

2011年10月21日 未分類 0

 「雲ガール」という言葉を流行らせようとして、広告代理店だか仕掛け人だかがゴリ押ししている感じがするので非常に不快である。 「○○ガール」「○○女子」「○○男子」という用語を次々と生み出してはいるものの、大半は定着せずに消え去っている。最たる例は「弁当男子」「パパ男子」あたりだろう。 ファッションの世界で一番最初に注目されたのは「森ガール」だが、最近はこの用

複雑に入り組むアパレル業界の製造工程

2011年10月20日 未分類 0

 先日、某生地メーカーの方から冗談混じりで提案があった。 「一つの衣料品を小売店から原料まで遡って取材してみては?」 聞いた瞬間に面白いと思ったのだが、すぐに「これは難しい」と感じた。 同席していたOEM事業の方もそう思われた。 なぜなら、日本の衣料品は生産ルートが複雑に入り組んでおり、 ストレートに遡ることができないからだ。 生地があって、ブランドが生地を

欠品することがファッション

2011年10月19日 未分類 0

 「欠品したことで売り上げが伸び悩んだ」 どこかで聞いたフレーズである。 単純に「欠品」というが、トレンドアイテムなのかベーシックアイテムなのかではだいぶと状況が異なると思う。 肌着や靴下、定番ジーンズ、定番ボタンダウンシャツのようなベーシック品はなるべく欠品させない方が良いと思うが、トレンドアイテムはむしろ欠品しても良いのではないか。 欠品しても良いという

産地への公的支援は、今後ほとんど望めない状況に

2011年10月18日 未分類 0

 和歌山県の高野山のふもとに、高野口産地がある。 以前にも書いたが、フェイクファーやベロア、モケット、シェニール織り、カットパイルなど毛足の長い織物・編物の産地である。 おととしから経産省のジャパンブランドに認定され、今年度で最終年を迎える。 毎年3月に産地企業13社が集まって東京で高野口産地素材展を開催する。 ジャパンブランドなので現在、助成金が支給されて

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