回復基調が鮮明なライトオン
2011年10月25日 未分類 0
ライトオンとジーンズメイトの10月売上速報が発表となった。
ライトオンは
既存店売上高9・8%増
既存店客数3・8%増
既存店客単価5・8%増
と前年実績を上回った。
ちなみに昨年10月の業績は
既存店売上高が14・1%減
既存店客数が13・5%減
既存店客単価が0・7%減
であり、回復基調がより鮮明となっていることがわかる。
今年10月の実績は一昨年実績よりも5%減程度にまで売れ行きが戻っている。
ジーンズメイトは
既存店売上高7・3%減
既存店客数23・2%減
既存店客単価20・7%増
とこちらはまだ下げ止まる傾向が見えない。
とくに客数の23・2%減はかなり厳しい。
客数の落ち込みを客単価増でカバーしようという取り組みが今年初めから続いており、
順調に客単価は増えているが、もう少し客数減を抑える必要があるのではないだろうか。
以前指摘した通り、客単価20%増というのは数字上は凄いが、ことジーンズメイトの実態から見るとあまり大したことではない。
過去、590円とか790円商品を大量に売っていたため、590円を710円に、790円を950円に値上げすると20%増を達成できてしまう。
10,000円を12,000円に値上げするのとはインパクトが違う。
9月、10月とライトオンの店頭を見ていると、
ユニクロとは差別化したカジュアル品の品ぞろえがかなり充実していると思う。
とくに「世界のカーゴパンツ特集」と銘打った各種カーゴパンツの集積コーナーは面白い。
ユニクロや他社SPAブランドとは一線を画している。
昨年もあった企画だが、今秋冬も仕掛けてきたところから類推すると、それなりの手ごたえがあったということだろう。