考察
商品の同質化が深まれば価格競争は激化する
2016年3月18日 考察 0
以前にも書いたことがあるが、筆者は大学を卒業してから2年半ほど洋服の販売員だった。 94年ごろに入社したその会社は、各店舗にPOSレジを設置していた。 22年前としては最新鋭の機種だっただろうと推測するのだが、本部へのデータ送信はインターネットではなく専用端末やら専用回線やらで行っていたという記憶がある。 今の若い人たちには想像できないだろうが、この当時イ
デザイン業界の勘違い
2016年3月17日 考察 0
遅ればせながら、「だからデザイナーは炎上する」(藤本貴之さん著 中公新書クラレ)の感想を書いてみる。 昨年夏の佐野研二郎氏による東京オリンピックのエンブレム盗用問題を分析した本である。 後半は、新エンブレム選考委員会のダブルスタンダードと「変わらない業界体質」について指摘してある。 それとともに「デザインとは何か」ということも考えている。 ちなみに、個人的
「美味しくて安い店」は繁盛しやすい
2016年3月14日 考察 0
筆者は基本的にグルメではないし、あまり食にはこだわらない。 食材の好き嫌いはある(生卵が絶対に嫌いなど)が、とくに美味しい物を食べたいとはあまり思わない。 店にもあまりこだわらない。 何なら1週間すべての昼食が290円の牛丼でも構わない。 まあ、そんな程度の人間である。 ただし味覚は平均レベルはあると思っているので、美味いか不味いかくらいは判断できるが、そ
同じ商品なら人間は安い方で買う
2016年3月9日 考察 0
先日、道端でばったりと懐かしい方にお会いした。 3年ぶりか4年ぶりだろうか。仕事の環境が変わられたことは小耳に挟んでいた。 新事務所にお邪魔してあれこれと雑談をさせていただいた。 本当に近況報告会という感じの雑談だった。 その中で、「ぼくは、最近ヤフオクで洋服を競り落とすことがほとんど。店ではあんまり買わなくなった」とおっしゃった。 ヤフオクとはYahoo
似たようなイベントは同一地域に2つ要らない
2016年3月8日 考察 0
少し前になるが、神戸コレクションと東京ガールズコレクションの提携が発表された。 個人的にはこの2つはファッションイベントというより、興行だと思っているし、あまり興味もないが、この提携は一般消費者にとっては分かり易くて良いのではないかと思っている。 TGCと神戸コレクションが企画提携 http://www.senken.co.jp/news/corporat
舵取りが難しいビンテージ系ジーンズブランド
2016年3月3日 ジーンズ 0
ビンテージ系ジーンズブランドの商品企画を経験したことのある人と雑談をした。 90年代半ばから2000年ごろにかけて続々と誕生したビンテージ系ジーンズブランドだが、最近は振るわないといわれている。 一部のブランドは上手く方向転換したが、それは例外的で、大多数は縮小傾向にある。 それは一般消費者が「本物の良さをわからなくなった」からではない。 商品価格の高さと
原材料からのオール国内化は実現不可能
2016年3月1日 考察 0
伝統と生産システムについて考えさせられる記事が近接して相次いで掲載された。 デービッド・アトキンソン :小西美術工藝社社長 についての記事である。 彼が伝統産業について語っているのだが、一見するとそれは正論に見えるが、かなり実現不可能なことを提唱している。 彼が伝統産業を復活させた実績、手腕は高く評価されているし、その通りだと思うが、今回の見方についてはち
レンタル洋服でファッション離れは食い止められない
2016年2月29日 考察 0
若者に限らず「洋服離れ」「ファッション離れ」というのは少なからずあると思う。 一番の要因は、「低価格品の見た目が良くなったから」だと思う。 何度も書いているが、90年代中ごろまでは、量販店や低価格専門店に並ぶ服と、有名ブランド店で並ぶ服はデザイン性や色柄などの「見た目」が大きく異なっていた。 それが2000年以降、低価格商品の「見た目」(物性品質ということ
デザインはアートではない
2016年2月23日 考察 0
つい先日から、藤本貴之さん著「だからデザイナーは炎上する」(中央公論新社)を読み始めた。 これは、例の東京オリンピックの佐野研二郎氏のエンブレム問題を考察した本である。 「過剰なクリエイター(笑)擁護論」もなく、至極まっとうに佐野氏とその周辺の問題点を考察している。 読み終わったら別途感想をまとめてみたいと思う。 その中でこんな箇所がある。デザインとアート