企業研究
オゾックとアクアガールの廃止で一時代の終焉を感じた話
2020年8月6日 企業研究 2
ワールドが「オゾック」「アクアガール」など5ブランドの廃止を発表したので、今回はそれについて感想などを書いてみようと思う。 ワールドが「オゾック」「ハッシュアッシュ」など5ブランド廃止で358店閉鎖、希望退職200人募集 廃止するのは「ハッシュアッシュ・サンカンシオン(HUSHUSH 3CAN4ON)」「アクアガール(AQUAGI
「セシルマクビー」のジャパンイマジネーションがライセンス管理以外の事業を終了へ
2020年7月20日 企業研究 1
無事に金曜日に父の葬儀が終わった。 正直、手続き云々はどれほどの手間がかかるのかと恐れてはいるが、実は土日は役所も銀行も閉まっているので何もできず、実質今日から始めるということになる。 そんなわけで、手続きの進捗によっては、また不定期に休まざるを得ないこともあるだろうと考えられるが、とりあえず、今日はブログを更新してみる。 109ブランドとして
老舗大手アパレルだけが厳しい状況にあるわけではない
2020年6月25日 企業研究 1
レナウンの経営破綻、三陽商会の凋落など、旧来の大手企業の苦戦ばかりが取りざたされるアパレル業界だが、「新しい企業」や「現在の人気企業」が必ずしも堅調なわけではない。 レナウン(先ごろ上場廃止になったが)、三陽商会、オンワードホールディングス、ワールドなどの大手は株式公開をしているため、その状況が見えやすいが、アパレル業界は圧倒的に株式公開をしている企業数が少
できないのは「それ相応の理由」があるから
2020年3月5日 企業研究 3
世の中の事案は高度に細分化しているため、外野からは理解できないことが多々ある。 手近なところで例を出すならレザー(本革)だろうか。動物愛護とかなんとかかんとかで、本革を禁止にせよという急進派もいるが、レザーの原料は、牛、豚、羊、馬がほとんどである。これらは食肉用に毎日凄まじい数量が屠殺されているから、その分、皮(原皮)も自動的に生産される。 野生動物をわざわ
客数の大幅減少と客単価の大幅上昇が続くライトオン
2019年11月7日 企業研究 0
ライトオンの10月速報が発表された。 9月に続いて大幅客数減が目立った。10月は消費増税が始まったので、その反動という面はあるだろうが、9月の大幅客数減は危機的だといえる。 10月も各社の速報が発表されているが、前年までの業績推移を無視して、単年度の比較だけでいえば、ライトオンの苦戦が一層目立つ。 例えば、昨年まで苦戦していたアダストリアだが、今10月度は全
鷲は羽ばたけず ~青山商事がアメリカンイーグルから撤退~
2019年6月10日 企業研究 0
業界では常々噂されていたが、ついに青山商事が国内のアメリカンイーグルから撤退することが決まった。 青山商事が「アメリカンイーグル」事業から撤退へ 青山商事は7日、「アメリカンイーグル(AMERICAN EAGLE)」国内事業を米アメリカンイーグル アウトフィッターズ(AMERICAN EAGLE OUTFITTERS
月次売上速報の読み取り方 ~単年度の売上高増減率だけでは本質を見誤る~
2019年6月6日 企業研究 0
そういえば、昔、このブログを書き始めたころ、何年間かは新聞みたいにアパレル各社の月次報告をまとめていた。 1つにはネタがなかったこともある。(笑) それが意外に好評で、何年か前から書かなくなると、「月次報告のまとめしないんですか?あれ便利だったんですよ」なんて言われてしまって驚いた記憶がある。 アパレル各社の月次報告は、たしかにその企業の業績の
フォーエバー21が中国市場から完全撤退
2019年5月9日 企業研究 0
連休中に飛び込んできたのがフォーエバー21の中国市場完全撤退というニュースだった。 ご存知の方も多いだろう。 「フォーエバー21」が中国市場から完全撤退 https://www.wwdjapan.com/854247 実店舗だけでなく、ECも完全閉鎖である。 「フォーエバー21」は2008年に初めて中国市場に進出したが、短期間で撤退。その後、1
アメリカンラグシーが日本で復活するが、その体制に疑問
2019年3月6日 企業研究 0
昨年に全店を閉店したアメリカンラグシーが日本で復活する。 「アメリカンラグ シー」が日本で復活 伊藤忠と提携 コロネットが運営 https://www.wwdjapan.com/821513 「アメリカンラグ シー(AMERICAN RAG CIE)」が日本に復活する。1984年に創業し、85年にラ・ブレア通りにストアを構えたロサンゼルス発のライフスタイル提