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南充浩 オフィシャルブログ

トレンド

カジュアルテイラードセットアップをビジネススーツの視点で検証しても無意味

2021年9月14日 トレンド 3

前回のブログで「変型セットアップ」を取り上げたが、正直なところ、この企画がなぜ1年半も各若者向けカジュアルブランドで続いているのか理解ができない。 この回から読み始めた人のために説明しておくと、トップスがシャツ・ブラウス、ブルゾン、シャツジャケットなどテイラード型以外のセットアップのことを「変型セットアップ」と個人的にグルーピングしている。 それなりに容姿端

空調服を買って着用してみた感想

2021年8月27日 商品比較 0

衣料品に関していうと、現時点では、誰もがあっと驚くような新製品が出にくい状況にあると感じる。 ファッションテイストで言えば、数年間~30年間くらいのサイクルで細部を変えながらリバイバルしている感じだし、目新しいデザインという服もない。 当方のようなオッサン・オバハン世代からすると「昔懐かしいのがまた復活したなあ」という感じだし、若い人たちにとっては(老人とし

特性と機能性にそぐわないデザインでは売れないという話

2021年8月2日 お買い得品 2

いろいろと迷ったが、ついに電動ファン付き服をネット通販でポチってみた。 まだ到着していないが、決済自体は済んでいる。これで当方も電動ファン付き服デビューである。 汗をかく量はいつもと変わらないが、この1年間で酒を飲む量が激減し、そのせいもあるのか昨年よりは暑さの体感は少しマシである。 買うと決心してから、多少リサーチをしてみた。   まずはワークマ

無印良品の男女兼用服を増やす試みはビッグサイズトレンド無しでは成り立ちにくい

2021年7月20日 商品比較 2

ちょっと依頼があって記事を書くために、久しぶりに無印良品でTシャツを2枚買った。 正確に言うと、Tシャツが1枚、半袖セーターが1枚だが、半袖セーターにはまたしても「ニットTシャツ」と書かれてある。 通常のTシャツに使われている生地は大きく分けて3種類。天竺、フライス、スムースだが、3つとも編み生地である。英語でいうとknitである。 Tシャツを含むカットソー

計画未達だった今夏のユニクロとジーユーから学べる事跡

2021年7月19日 ユニクロ 3

言うまでもなく、当方はオッサンなので、あまりレディース服売り場をしげしげとは見ない。 まかり間違ってレディース服ブランドから仕事の依頼があればしげしげと見る。何せ業界紙記者時代はレディース下着の担当も2年くらいやっていたくらいである。 しかし、今はそんな仕事の依頼もなく、リサーチと趣味を兼ねて、売り場をざっと見渡したあとは、自分が着用できるメンズ服売り場で物

高い服を買わなくなっためっちゃ個人的な理由

2021年7月15日 商品比較 0

今回はめちゃくちゃ個人的なことである。 いつも、個人的やんけと言われれば返す言葉もない。(笑) 2010年にこのブログを始めてから、安い洋服を買ってばかりになった。理由は二つある。 1、独立して仕事が無かったのでお金がなかった 2、安いブランドの服の見映えが向上した この2つである。 しかし、先日、業界の知人と話していてほかにも理由があったことに気が付いた。

洋服はますます「快適性」と「機能性」を求められるようになる

2021年7月14日 トレンド 1

当方よりも年配、とくに男性は「綿素材」が非常に好きである。 Tシャツやシャツにポリエステルが混じっていることを極度に嫌う方もいる。 肌が弱くて合繊では荒れてしまうという人は仕方が無いとして、そうではない人でも綿100%への信仰は根強い物がある。 かくいう自分も綿100%素材を信仰していたし、これまでも愛用してきた。   今夏の関西の気候は、梅雨入り

「電動ファン付き服」はカジュアルにも広がるか?

2021年4月27日 トレンド 0

今年も早いものでもう3分の1が終わろうとしている。 気候を振り返ってみると、1月上旬は久しぶりに寒波が訪れたものの、下旬から気温が上がり、2月は稀に見る高気温だった。3月も高気温が続き関東くらいまでの桜の開花は平均よりも早く、3月下旬となった。 4月は気温の高低の差が激しいと感じる。   報道によると今年はラニーニャ現象が見られなかったので、夏の猛

コンバーススリッポンをネット通販でどのようにして買ったかという話

2021年4月26日 お買い得品 1

自由業の気楽さから葬式と法事以外にスーツを着用しなくなった。 もともと、服装の自由度は高い会社に勤めていたことが多かったから、カチっとしたスーツはあまり着用しなかった。外回りで歩きまわったり、立ち仕事をすることも多かったので、なるべくスニーカーかそれに類した靴を履いていることが多く、カチッとした革靴は冠婚葬祭以外は着用せずに51歳を迎えた。 この10年間はほ

アイテム特性やブランド力によって値上げにも上限がある

2021年4月22日 トレンド 0

ウールやダウンなどの原材料費が下がる局面もあるとはいえ、平均的に上がり続けている。 また綿花も上がる局面もあり、新疆綿問題の今後の展開によっては供給不足となり再び大幅な値上がりの可能性もある。 また、国内外問わず人件費・工賃も上がる傾向なので必然的にメーカーや小売りは衣料品を値上げしたい。 しかし、国内市場において値上げは容易ではない。 また値上げ幅にもそれ

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