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南充浩 オフィシャルブログ

2017年 の記事一覧 : 245件

量産既製服は「作品」などではなくすべて「商品」である

2017年2月8日 デザイナー 0

 アパレル・ファッション業界にはアートへの劣等感をこじらせたのか、やたらと「作品」と呼びたがるアートスト気取りの人がいて、苦笑・失笑・冷笑を禁じ得ない。 量産既製服は工業製品であり、すべからく「商品」である。 何をもって「作品」、「商品」と区別するのかは個人によって定義が異なるだろうが、すくなくとも量産工業品は「作品」ではないという部分は多くの人が共通してい

所謂「ファッション」は「趣味の逸品」化しているように見える

2017年2月7日 考察 0

 どんな事物でもその道の好事家や数寄者は金に糸目を付けない。 外野から見ればガラクタも同然の品物に驚くほど高額な価格を付けて取引をしている。 骨董品しかり茶道具しかり古切手しかりガンプラしかり超合金魂しかりである。 衣料品もそういう好事家や数寄者のための「趣味の逸品」になっていると感じる。 筆者は好事家でも数寄者でもないから、そういう逸品に興味はないが、それ

「ECサイトを開設しさえすれば労せずして売れる」と考えるのは大間違い

2017年2月6日 ネット通販 0

 今時、「SPAブランドって流行ってるらしいな。俺も何のノウハウもないけどちょっとSPAブランド立ち上げてみるよ。バカ売れするかもしれない。やってみれば何とかなるだろう」なんて軽い気持ちで、SPAアパレルブランドを開始する人はいないだろう。 いるとしたらよほどのおバカさんではないかと思う。 新しくSPAアパレル事業に参入する企業や個人はあるだろうが、相当の覚

アパレル業界の「よいときを知っている人間」はあまり期待できない

2017年2月3日 企業研究 0

 先日、こんな記事が掲載された。 ライザップは「第2のユニクロ」を狙っている アパレルで6社目のジーンズメイトを買収 http://toyokeizai.net/articles/-/155794 ライザップグループによるジーンズメイト買収に対する未来予想記事なのだが、正直この見出しは外れていると思う。 第2のユニクロなんて狙っていないし、狙う資格もないし、

2枚抱き合わせると1枚で買うよりも安くなったぞ!

2017年2月2日 お買い得品 0

 今日はお気楽に。 例えば、「1枚〇〇円・2枚合わせるとさらに×割引」という場合、みなさんならどうされるだろうか? 筆者の場合は、欲しい物があれば2枚買ってさらに割り引いてもらう。 どうしても欲しい物がもう1枚見つからなければ、1枚だけ買うという人が多いだろう。 しかし、筆者は、抱き合わせて割り引いてもらってそちらの方が安くなるなら、不要な商品でももう1枚選

Rニューボールドの撤退は、90年代の手法が通用しないことを証明している

2017年2月1日 企業研究 0

 相変わらずブランド廃止ラッシュが止まらない。 ジョイックスコーポレーションのRニューボールドは2016春夏物でブランド廃止となった。 https://www.wwdjapan.com/375791 この記事によると、 渋谷店と京都店は同社が撤退を決めた「アールニューボールド(R.NEWBOLD)」の路面店を「サイコバニー」に業態転換する。 とのことで、他の

ブランド間のコラボが増えた理由を考えてみた

2017年1月31日 考察 0

 つい先日開催された2017秋冬コレクションでのルイ・ヴィトン×シュプリームのコラボが話題となった。 元より最先端ファッションやラグジュアリーブランドとは縁のない筆者だが、極めて個人的な外野からの感想を書いてみたいと思う。 このほかにもブランド間のコラボ発表が多くあったとのことだが、こうしたコラボばやりには二つの要因があると思う。 1つは、人気ファッションブ

デービッド・アトキンソンへの妄信は危険

2017年1月30日 産地 10

 寺社の修復などを手掛ける小西美術工藝社という伝統企業がある。 この企業の社長に就任して、事業を再生したのがデービッド・アトキンソン氏である。 金融マンから転身したという変わり種で、わざわざ伝統工芸の社長に就任するくらいなのだから、親日的な人物なのだろうと推測される。 また国内でも、グローバル金融マン出身という出自も手伝って、彼の意見の信奉者が多い。 事業を

軽自動車と低価格衣料品は長足の進歩を遂げた

2017年1月27日 考察 0

 筆者は基本的にペーパードライバーであり、それがためにゴールド免許を持っている。 しかし、免許を取得してから一度も運転をしなかったわけではなく、何度か練習を兼ねて運転をした結果、ペーパードライバーになった。 理由は運転が好きじゃないからだ。 運転している時間が苦痛で仕方がない。バスや電車なら寝てたり本を読んだり、スマホでニュースを読んだりできるが、運転してい

本物を作り続けるためにも「普及版」「簡易版」の開発は必要

2017年1月26日 産地 0

 物作り系の人々の「ハイエンドモデル」への固執は凄まじいが滑稽だと感じる。 先日、ちょっと唖然としてしまったのだが、ある取材先でこんな話を伺った。 冬山登山用、スキープレーヤー用のハイスペックダウンジャケットを作っていたメーカーが、もう少しスペックを下げたダウンジャケットをファッション用途で販売したところ、かなりのヒット作となった。 もちろん低価格品ではない

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