MENU

南充浩 オフィシャルブログ

2016年12月 の記事一覧 : 20件

消費者のお金の使い道は洋服だけではない

2016年12月14日 考察 0

 この間、フェイスブックでシェアしたオペラに関する文章がある。 これがまったく洋服、和服にも当てはまるのではないかと思う。 芸術を信じて疑わない人たちへ https://note.mu/yamanononote/n/n44c74c7e226a 文章は長いが非常に読みやすい。 別に難しい単語も使っていない。 興味のある方はクリックして全文を読んでみてもらいたい

アパレル企業のデザイナーの技量は極度に低下してしまった

2016年12月13日 デザイナー 0

 普段は、物作りも重要だが、売り方の工夫も重要ということを書いている。 しかし、それは物作りの技術が一定の水準を満たしているという前提があってこそだ。 アパレル不振はさまざまな原因があるが、企画・デザイン担当者の劣化ということもあるのではないかと感じる。 アパレル企業が経費削減を目的として、外部にデザイン・企画を丸投げにし始めたのは90年代くらいからだと、業

これといった特徴がなかった「チャールズ&キース」の日本撤退

2016年12月12日 企業研究 0

 オープン当初だけ話題になって、そのあとまったく名前を聞かなくなるブランドはけっこうある。 株相場でいうと「上場ゴール」みたいなものである。 そういうブランドはたいていが数年内に閉鎖されている。 「チャールズ&キース」もその一つといえる。 「チャールズ&キース」国内全店舗を閉鎖 ECのみで事業継続 https://www.wwdjapan.com/36075

小手先のトレンド論で売上高を大きく左右できた時代はすでに終わっている

2016年12月9日 トレンド 0

 筆者が40代後半の感性の衰えたオッサンだからかもしれないが、ここ10年間くらいで、洋服において「これぞ画期的だ」というような新機軸のデザインやディテールは見たことがない。 コーディネイトや着こなしなんかではある。 例えば、インナーダウン。 これまでダウンジャケットといえば、アウターとして着る物だったが、薄手にしてジャケットの下に着るという発想である。 登山

百貨店店舗別売上高ランキングから見る高島屋の強さ

2016年12月8日 百貨店 0

 百貨店の売上高は何かと話題になるが、実際のところ業界人でも百貨店各店の売上高と売り場面積をどれくらい正確に踏まえて話しているのかは不明である。 もちろん極めて正確に把握して論じておられる方もいるが、そうではなく感覚的にわめいている方もおられる。前者は聞くに値するが、後者はまったく何の益もない。 直近の百貨店各店の売上高をまとめたブログがある。 http:/

ユニクロのオンライン通販で送料無料にするためにタイポグラフィーシートを買った話

2016年12月7日 お買い得品 0

 買い物の際に「値段合わせ」に苦労されることはないだろうか? 筆者は貧乏性なので「値段合わせ」を必ずしたくなる。 例えば、ポイント付与の場合だと、1000円以上でポイント付与という場合がある。 990円なら10円足りないからポイントが付与されない。 じゃあ、もう1点買えよということになるが、欲しい物がないのに無理やり買う方がもったいない。 しかもそれが199

ウェブサイトを持たない製造加工業者は存在しないのも同然

2016年12月6日 産地 0

 久しぶりに、染色・洗い加工の福井プレスにお邪魔した。 その際の記事を掲載した。 https://independ.tokyo/column/%e7%a6%8f%e4%ba%95%e3%83%97%e3%83%ac%e3%82%b9/ 以前にお邪魔してから仕事内容については大きな変化がなかったので、今回は、掲載した記事とは別に感じたことを少し。 まず、記事中

啓蒙活動をしないなら、体感気温に合わせた商品展開を考えてみたら?

2016年12月5日 考察 0

 11月下旬の寒波でコートが動いたと報じられている。 この動きは価格帯は関係なく、低価格店でも百貨店でも同様だったようだ。 しかし、11月の寒波もほんの数日で終わり、下旬から12月5日まではかなり暖かい日が続いている。 11月は全般的に平均気温が高かったのではないかと思うし、このままの気温推移なら12月も暖かいのではないかと思う。 業界ではいまだに「低価格品

洋服以外の商材に活路を求めた縫製工場

2016年12月2日 新商品発表 0

 カジュアルパンツのOEM生産を請け負っている友人から「今年に入って製造地を国内から中国へ再度移転した」との報告があった。 理由の1つとして夏場から円高傾向が進んだことが挙げられる。 現在はトランプ次期大統領の就任が決まって再び110円越えの円安基調へ変わっている。 また、日本の縫製工場よりも中国の工場の方が使い勝手が良いこともある。 大ロットの受注がアセア

「モノ」イベントのブラックフライデーは、「コト」イベントのハロウィンのようには定着しない

2016年12月1日 考察 0

 何とか消費を煽ろうと小売業界は新しい販促イベントの導入に躍起である。 必死過ぎて見苦しいとも感じてしまうのだが、11月末にアメリカの「ブラックフライデー」が今年初めて大々的に導入された。 このブラックは黒字を意味するそうだが、あんな投げ売り価格で販売して黒字になるのだろうかと少々疑問を感じる。 それはともかく、このブラックフライデーが日本に根付くのは少々難

南充浩 オフィシャルブログ

南充浩 オフィシャルブログ