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南充浩 オフィシャルブログ

2015年1月 の記事一覧 : 19件

マーチャンダイズに立脚した自主企画製品を

2015年1月30日 未分類 0

 本来下請け業務である製造・加工場が自社オリジナルの製品を開発するケースが近年増えている。 そういう相談に乗ることもあるのだが、まず手っ取り早く販売先を探すなら合同展示会への出展がある。 国内だと東京ギフト・ショー、IFF、ルームス、プラグイン、マグ、ゴールドラッシュなどなど。 そういうところに出展すれば来場者は何千人、何万人とあるからかなり多数の卸売り先と

商品が売れても売れなくても叩かれる製造工賃

2015年1月29日 未分類 0

 製造先を探しているブランドからの依頼を受けて、工場との仲介を果たすことがある。 それぞれの条件が食い違って成約に至らない場合も多いが、まれに成約に至ることもある。 その場合はもちろん有料とさせてもらっている。こちらもボランティア活動ばかりはできない。 成約に至らない一番の要因は工賃である。 ブランド側が思い描く製造工賃は驚くほど安いことが多い。 例えば、店

1年遅れの粗悪品が売れるはずがない

2015年1月28日 未分類 1

 GMS、大型総合スーパーの品ぞろえとして衣料品が必要なのかな?と疑問を感じる。 ここでいう衣料品というのは主にスーパー各社の自主企画商品(プライベートブランド)である。 例えばイオンの業績が急落しているが、その原因の一つには衣料品の販売低迷がある。 http://biz-journal.jp/2015/01/post_8708.html 既存店売り上げが前

「トレンド任せ」と「別注商法」は限界に達している

2015年1月27日 未分類 0

 大手セレクトショップや著名SPAブランドのショップを覗くと、全般的にシーズンごとにすべての商品が入れ替わっていることがわかる。 昨今はベーシックなアイテムでさえ、シーズンごとに作り変えてしまっている。 ベーシックとはどういうことかというと、白やグレー無地のTシャツだったり、無地のオックスフォードボタンダウンシャツだったり、レギュラーストレートのジーンズだっ

ファッション専門学校の入学者募集手法の移り変わり

2015年1月26日 未分類 0

 昨年11月から、縁あって大阪ファッションアート専門学校という小さなファッション専門学校で毎月2回、講義を行っている。 http://www.ofa.ac.jp/ 校名はずっと同じだが、3年くらい前に新オーナーが買い取って新規一転で再スタートを切った学校である。 だからまだ1年生が7人しかいない。 ファッション専門学校が氷河期を迎えているのに、買い取って再ス

新規参入でマス市場に飛び込むためにはセールスポイントか大資本が必要

2015年1月23日 未分類 0

 新規ブランドを立ち上げる際、「今、このテイストが人気だから」という分析を基にそこに飛び込む企業が多いように見える。これは何もアパレルに限ったことではなく、産地の製造加工業者でも同じである。 いや、むしろ産地の製造加工業者の方がこの手法を多用するように見える。 しかし、後発ブランドがその人気市場へ割って入るためにはよほどのセールスポイントか資本力がないと不可

仕事が無い製造加工業者こそ自社ウェブサイトを立ち上げるべき

2015年1月22日 未分類 0

 先日、東大阪市石切にある福井プレスという染色、色止め、洗い加工の工場を見学させてもらった。 東大阪の石切というところは生駒山が近く、この山を越えると奈良になる。 最寄りの新石切駅からは少し離れているが、石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)という有名な神社がある。駅前にも神社の名前が記された大きな看板などがある。 この神社には物部氏の祖と言われる饒速日尊

効率化を追求しすぎても・・・

2015年1月21日 未分類 0

 ファッションと効率化の両立はつくづく難しいと感じる。 以前から何度も「ある程度の効率化を考慮しないとビジネスとして成り立たない」と書いてきた。 しかし、効率化を過度に追求してしまうと、ブランド価値が無くなってしまう。 ここ数年、傍目から断続的に眺めてきたジーンズチェーン店がある。 以前は地方有力店として必ず名前が挙がっていた。 NBばかりでなく、高額なイン

ユニクロのインナーダウンの改良点を考えてみた

2015年1月20日 未分類 0

 年末にユニクロのインナーダウンを探し回って、3990円(税抜)で購入したことは以前にも書いた。 着用してみての感想は悪くないである。しかし、次年度に向けて改良点はいくつかあるのではないかと感じたのでそれをまとめてみたい。 1月2日に関西に帰省した某ブランドのMDと夕方、お茶を飲んだ。 その日は午前中は晴れていて穏やかだったが、午後からにわかに強風が吹き始め

高い物でも誰かが泣いている業界

2015年1月19日 未分類 0

 個人的には「安い物は誰かが泣いている」というフレーズをアパレル・ファッション業界に軽々しく使う物ではないと感じている。 なぜならば高い物を売っていてもスタッフや関係者を泣かせているブランドは山ほどあるからだ。 2万~数万円代の国産カジュアルブランドがある。 聴くところによるとこのブランドの正社員は、少し前まで健康保険や失業保険、年金などがかけられていなかっ

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