ユニクロのインナーダウンの改良点を考えてみた
2015年1月20日 未分類 0
年末にユニクロのインナーダウンを探し回って、3990円(税抜)で購入したことは以前にも書いた。
着用してみての感想は悪くないである。しかし、次年度に向けて改良点はいくつかあるのではないかと感じたのでそれをまとめてみたい。
1月2日に関西に帰省した某ブランドのMDと夕方、お茶を飲んだ。
その日は午前中は晴れていて穏やかだったが、午後からにわかに強風が吹き始めて、気温が低下した。
MDと会ったころには粉雪が舞っていた。
梅田や難波、京都市内ではない地方都市なので、新年とはいえ夕刻になると大通りもそれほど通行人は多くないし、カフェの店内からも人は少なくなっていた。
粉雪の舞う夕暮れ時という、なかなかロマンティックな状況だったが、40代のオッサンが二人で業界の下世話な話を語っていたのだから、何とも筆者らしい新年の過ごし方だといえよう。
その日、さっそくインナーダウンを着用して行ったのだが、その場でいくつかの改良点について感想を述べ合った。
正月早々何をやっているのだろうか。
まず、前提として期間限定の3990円で購入したことは大変にコストパフォーマンスに優れているといえる。
また、出来栄えとしては及第点だといえるし、定価で購入したとしてもコストパフォーマンスは高い。
これが二人の共通認識である。
その上で、
まず、首元。
Vネックの切込みが浅すぎる。
これならラウンドネック(丸首)にするか、Vの角度をもう少し深くした方が良いのではないか。
つぎに袖について。
アームホールは比較的細めにとられており、合格点といえるが、肘から先の部分が少し太いのではないか。
肘から先をもう少しタイトなシルエットにした方が良いのではないか。
これはMD氏の意見であり、同意できる。
三つ目として袖口がゴム絞りになっている点である。
これには賛否両論あるだろうが、ユニクロのレディースインナーダウンは袖口がゴム絞りになっていない。
そこから考えるとレディースと合わせた方が良いのではないかと個人的には感じる。
ちょっと袖口にアウトドアテイストが溢れすぎではないか。
以上の三点だが、人によってはフロントがスナップボタンではなく、ジッパーの方が良いと言う人もいる。
このあたりは好みの問題だろうか。
また、カラーバリエーションだが、今回は黒、紺、オリーブ、グレーの4色展開だった。
この中では紺が一番人気だが、黒以外の残り2色は次年度以降考え直した方が良いのではないか。
オリーブはちょっと明るすぎて、カナブン(コガネムシ)みたいな色になっている。もう少しトーンを落とした方が良いのではないか。
グレーは、ユニクロがいつも作る色なのだが、シルバーっぽいホワイトグレーである。この色はそんなに着こなし安い色とも思えないし、人気があるとも思えないのだがどうして作り続けるのだろうか。
また、もう1色か2色、明るめの挿し色があっても良いのではないか。
例えば赤とかオレンジとかパープル系とか。
さらに言うなら、コガネムシ色か謎のホワイトグレーを廃してダークブラウンにしても良いのではないか。
筆者ごときにこんなことを言われなくても、次年度は改良してくるだろうし、カラーバリエーションも変更するだろう。
業界の下世話な話の合間にそんなことを話し合った。
それにしても業界の人々の動きは傍から見ていると実に面白い。
ご立派だと持ち上げられている人が実は私利私欲で暴走しまくっていたり、無知からくる判断ミスで会社に大きな損失を与えたのを握りつぶしていたり、とそんなことは日常茶飯事である。
身近でやられると「やってられませんわ~」という心境になるのだが、まあ実際、そんな業界である。
なんともはや。