MENU

南充浩 オフィシャルブログ

考察

これまでの延長線上の発想ではアパレル業界は絶対に復活できない

2016年11月16日 考察 0

 先日の日経ビジネスの特集だけではないが、アパレル業界の問題点をかなり率直に指摘する傾向の記事が増えた。昨日紹介した繊研新聞の記事もその一例で内容としてはまずまずだといえる。 これまで「楽しさ」とか「センス」とか「ライフスタイル」とかの薄っぺらい言葉だけで問題点を総スルーしてきたことに比べると、格段に良い傾向だと感じる。 しかし、これに対して「解決法も示して

大手アパレルの業績低迷はリーマンショックのせいではない

2016年11月15日 メディア 0

 この20年間の国内アパレル業界の動向をまとめた記事が繊研プラスに掲載された。 元記事は今年5月に繊研新聞に掲載されたものだ。 http://www.senken.co.jp/news/management/business-fashion/ 長文だが一読の価値はある。 ベテラン記者が数人でまとめられただけあってかなり状況を正確に伝えていると思う。 さすがの

「欲しくなる商品」と「買える商品」は違う

2016年11月14日 考察 0

 業界の常識というか商売の常識として、 売上高=客単価×買い上げ客数 であることは疑いもなく確立された理論だといえる。 だから売上高を上げるためには客単価を上げるか買い上げ客数を増やすか、またはその両方を増やすかでしか解決ができない。 これも常識といえる。 だからデフレに苦しむ衣料品業界は、高価格商品を売ろうとする。 その方向性は間違っていないが、筆者のよう

旧大手アパレルが不振に陥った要因

2016年11月10日 考察 0

 大方の既存メディアの予想を覆してトランプ氏が米大統領選に当選した。 これによって、コメントを出した某週刊誌の記事がボツになった。 コメントを求められた時点で「トランプ氏が勝った場合は記事がさし代わりますのでご了承くださいね」といわれており、快諾したのだが、その時点で「トランプ氏勝つと思いますよ」と一言付け加えた通りになった。 トランプ氏の勝利は予想外でもな

「品揃え」と「価格帯」をいじることで満足しているから衣料品業界は凋落し続ける

2016年11月9日 考察 0

 百貨店の中間決算が軒並み悪い。 百貨店に依存していた旧大手アパレルの決算も基本的に軒並み悪い。 業績の悪化した企業が行うのは、店舗閉鎖、ブランド廃止、人員削減というリストラである。 リストラをすることは応急手当、止血作業としては必要である。 しかし、応急手当は所詮応急手当であり、根本的治療ではない。 いくら店舗を閉鎖しようが、ブランドを廃止しようが、人件費

需要がなくなったり、従事者の生活が困窮するような産業が滅ぶのは当然

2016年11月4日 産地 0

 どんな伝統的な技術であろうと、その商品が売れなかったり、それに従事している人の生活が困窮すれば廃れてなくなる。これは厳然とした事実であり、そこにセンチメンタリズムが介在する余地はない。 先日、こんな記事が掲載された。論調は至極もっともである。 「幻の葛細工」が消えた意外な理由 http://bylines.news.yahoo.co.jp/tanakaat

「使用素材」や「製造方法」だけに頼った売り方では通用しない時代

2016年11月2日 素材 0

 固定客、ロイヤルカスタマーを獲得できているアパレル企業、ブランドは別として、これまで通り一遍の「素材」や「製法」の打ち出しだけで価値を演出してきたアパレル企業、ブランドは取り巻く状況が年々厳しさが増している。 例えば、先日のファーストリテイリングと島精機製作所による合弁会社設立である。 これによって「ホールガーメント」という「製法」だけで商品価値をアピール

ナインオクロックがクラウドファンディングで達成率144・7%になった理由とは?

2016年11月1日 SNSについて 0

 ウェブが普及してから誰でも自己発信が簡単にできるようになった。 ブログ、フィエスブック、ツイッター、インスタグラムなどなど。 自己発信をすれば必ず一定の反発を受ける。 どんなに話し合っても分かり合えない人間も少なくはないからだ。 それを過度に恐れて、企業やブランドが発信しないということは非常にもったいないと思う。 発信が少なすぎれば、誰にも知られないし、知

ユニクロがホールガーメント機を導入することは最適といえる

2016年10月31日 企業研究 0

 ファーストリテイリングと島精機製作所が合弁会社、イノベーションファクトリーを設立したため、業界は騒然としている。 http://www.fashionsnap.com/news/2016-10-27/fastretailing-shimaseiki/ ファーストリテイリングが10月27日、島精機製作所との合弁会社「イノベーションファクトリー」を発足したこと

アパレルは他業種に比べて過剰生産対策への工夫が足りないのではないか

2016年10月27日 考察 0

 洋服の値崩れの原因はさまざまなあるだろうが、過剰供給がその一因である。 過剰供給すれば値崩れを起こすのは洋服も野菜も秋刀魚もミカンも同じである。 洋服だけが特別な存在では決してない。 現在、年間に国内に流通する衣料品は約40億点だとされている。 日本人は全員で毎年30枚以上の洋服を買わないとこれを消化できないということであり、実際これを実行するのは不可能と

南充浩 オフィシャルブログ

南充浩 オフィシャルブログ