企業研究
日登美の新社長にお会いしてきた話
2017年4月28日 企業研究 0
今日は日記みたいな感じで。 先日、久しぶりに日登美の展示会にお邪魔した。 日登美は百貨店向けのメンズパジャマとシニアメンズカジュアルのメーカーだ。 驚いたのが昨年10月に日登美の図師雅文・前社長が急逝されたことだ。 その半年くらい前に大阪展示会でお会いしていたので、ちょっと驚いたのだが、業界紙の報道によると交通事故とのことだった。 もうかれこれ、20年前か
レナウンの低価格ブランド計画は「隣の芝生」が青く見えただけでは?
2017年4月24日 企業研究 0
また今年も月に何度かのファッション専門学校での講義が始まったのだが、若い人たちとの業界認識の差に驚かされる。 何かの話の拍子にレナウンという企業を取り上げたのだが、10人くらいの新1年生は全員、レナウンという社名を知らなかった。また2年生もレナウンという企業名を知らなかった。 身の回りの少人数に対する調査なので「若者全体」に敷衍することは難しいが、レナウン
自社の「強み」が「弱み」に転じるとき
2017年4月13日 企業研究 0
自社の強みと弱みを把握するというのはどんな企業でも心掛けていると思うのだが、これが実は想像以上に難しい。なぜなら、強みと弱みは同じなので、これが状況によって強みが弱みに転じてしまうからだ。 伊勢丹新宿本店の商品陳列は、特殊で、ブランドごとではなく商品ごとに陳列されている。 また可能な限りブランドごとを壁で区切っていない。 この陳列方法が新宿本店の独自性であ
たまには「定石」を疑ってみよう
2017年4月12日 企業研究 0
定石・セオリーとされていることは概ね正当な理由はあるが、変革期においては、それを疑ってみることも一つの視点であるといえる。 先日、Jフロントリテイリングの2017年2月期連結が発表された。 減収減益に終わっており、百貨店事業は各店軒並み減収している。 その中で、東京店だけが対前年比2・2%増と増収している。 売上高は748億円となり、神戸店にあと100億円
陳腐化した「日本製」というキーワード
2017年4月6日 企業研究 0
販促ワードとしての「日本製」は陳腐化したと感じる。 ワールドはTHE SHOP TKで「新潟ニット」「長崎シャツ」などを打ち出している。 価格は5500円くらいとなっている。 新潟は五泉というニットの産地があるが、新潟全体がニットの産地ではないから、ニットに詳しい人からすると何とも微妙なネーミングといえる。 高野口のフェイクファーを和歌山フェイクファーと呼
従来型の物作りにこだわりながらマス層へのヒットを願うのは現実性に乏しい
2017年4月4日 企業研究 0
洋服もその他も含めて、物作りの姿勢は大きく2つに分かれる。 1、従来通りの商品を作り続ける 2、市場の売れ行きに合わせて作る商品・作り方を変える である。 様々な意見があるのは承知しているが、ビジネスの観点からいえば個人的には2が正しいと考えている。 1の姿勢は否定しない。ニッチ層に向けて作って売るという自覚があるなら。 しかし、1の姿勢を取りながら、「マ
全国展開の仕入れ型ジーンズカジュアルチェーン店の限界点
2017年3月29日 企業研究 0
ライトオンの17年8月期第二四半期決算が発表された。 いわゆる中間決算というやつだ。 結果は減収大幅減益で当期赤字である。 ライトオンが3月28日に発表した2017年8月期第2四半期の業績は、売上高428億3000万円(前年同期比7.7%減)、営業利益2億3300万円(92.0%減)、経常利益2億2700万円(92.2%減)、当期損失1億6000万円(前年
リストラ時には、優秀な人から辞める・優良なブランドから売れる
2017年3月24日 企業研究 0
瀧定大阪がスタニングルアーをジャパンイマジネーションに売却した。 瀧定大阪は赤字続きのブランド事業の縮小を発表したが、その中にあって、スタニングルアーは優良なブランドだった。売却額は公表されていない。 おそらくスタニングルアーなら欲しいという企業はほかにもあったのではないかと思う。 企業でリストラが行われると優秀な人から先に辞めていくが、それと同じで優良な
三越伊勢丹、自壊の予兆
2017年3月23日 企業研究 0
三越伊勢丹HDの大西洋社長の電撃解任の背景の全容が各社の報道によってほぼ明らかになってきた。 その中でも日経ビジネス3月20日号の巻頭6ページ特集「三越伊勢丹、自壊の予兆」は経緯があますところなくまとめられており、自分の個人的見解とも重なる部分が多く、秀逸といえる。 ぜひ、ご一読をお薦めする。 http://business.nikkeibp.co.jp/