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南充浩 オフィシャルブログ

外資低価格ブランドの公式アプリ利用率はかなり低い

2021年9月21日 ネット通販 0

衣料品関連を専門としていると、最近はEC(いわゆるネット通販)の話を聞くことが多い。 衣料品業界人やIT業界人はネット通販に過剰な期待をかけている人が多いように感じるが、大衆向けを狙うブランドには過剰な期待は不要だと感じる。 一方、IT愛好家向けとか少数のコアなファンだけで成り立つ小規模なブランドはそういうネット通販に特化してもやれるのではないかと思う。 先

H&Mの停滞は長期間続くのではないか?

2020年6月19日 企業研究 0

ZARAとユニクロに比べて、このところ影が薄いのがH&Mである。 全世界の売上高で見れば、ユニクロを擁するファーストリテイリングに追い抜かれるのは時間の問題ではないかと個人的には見ている。 売り場で商品を見た感じだけでいうと、確固たるスタイリングはないが、その時々のモードをコピーするZARA、最近は少し変わってきつつあるがジーンズカジュアルとスポーツ

H&Mで799円に値下がりした派手な柄のシャツとTシャツを買った話

2019年6月24日 お買い得品 0

前回もお買い得品を書いたところでなんなんだけど、先日、初めてH&Mで買い物をした。 上陸して10年が過ぎたし、何度か店舗オープンの取材にも行ったがH&Mで買い物をしたことがなかった。もちろん商品は見ていたが、単純に食指が動かなかった。 自分の買い物ではレディースはあまり見ないので、メンズを中心に言うが、ベーシック品でいうとユニクロよりも定価は

ダメージジーンズにも価格破壊の波

2016年4月15日 ジーンズ 0

 ジーンズに詳しい方にとっては当たり前のことなので読み飛ばしてもらいたい。 今春は低価格SPAまでが破れたジーンズを発売している。 あれはわざわざ新品の物を加工で破いているわけで、穴が開いたままの状態の物を「クラッシュ加工」「ダメージ加工」、その穴を布を当てたり、ミシンで破れ目を再度縫ったりして塞いだ物を「リペア加工」と呼ぶ。 似ているけれども厳密に言えば両

グローバル戦略はローカライズ戦略と一体で

2013年4月22日 未分類 0

 日本マクドナルドが苦戦を続けている。 もちろん、金額ベースではすぐさま経営危機に陥るレベルではないが、前年割れを続けておりまったく勢いはない。 打ち出す方針も「60秒無料キャンペーン」や「ポテトホルダープレゼント」などピントのズレたものが多い。 この背景を的確に分析した記事があるのでご紹介したい。 マクドナルドは復活するか – 大西 宏 htt

生活必需品とファッション衣料の差

2013年1月7日 未分類 2

 先日、こんな記事を読んだ。 高所得者層ほどユニクロ好きが多い理由 http://president.jp/articles/-/8231 ユニクロの利用率は各層を問わず、他のファストファッションブランドに比べ、50%前後と圧倒的に利用率が高い。意外にも、1000万円以上の所得があるマル金男性層でもユニクロが利用度はダントツに高い。2010年には55%にも迫

心斎橋筋商店街の北の出口はグローバルSPAの集積地に

2012年4月9日 未分類 0

 心斎橋パルコが改装した後に、H&Mの国内旗艦店が入店することが発表された。 東京の方は今一つ場所がピンとこないかもしれないが、関西の人間なら「商店街の通路を挟んでユニクロの向かい」だとすぐにわかる。 ユニクロのグローバル旗艦店の向かいにH&M旗艦店が2013年オープンする。 そしてユニクロの北向かいには細い道路を挟んでZARAがすでにあ

大阪とイタリアの相似

2011年11月21日 未分類 0

 11月19日にH&M大阪2号店がオープンした。 1号店と道路を挟んだ向かい側にできたので、2号店というよりは、両方合わせて1つの店舗だと見た方が適切ではないだろうか。 17日には内覧会があり、取材する機会に恵まれた。 H&Mはときどき有名デザイナーブランドとコラボレーションを行う。今回は「ヴェルサーチ」だった。 「ヴェルサーチ」はバブル期から90年代半ば頃

今頃、ファストファッション集積構想?

2011年8月9日 未分類 0

 商業施設の新設やリニューアルというものは、何年も前からプランニングが進められている。 もちろん、導入テナントもオープン直前で決まる件数の方が少なく、大部分は何年・何カ月も前から交渉が進められている。 そうなると、プランニング当時は「最先端」だったはずのテナントが、オープン時には「時代遅れ」となってしまうことも少なくはない。 9月30日にオープンする「キャナ

海外ビジネスは現地適合化が最重要

2011年8月1日 未分類 0

 日本企業が中国に進出して成功するためには「現地適合化しないとダメ」と言われる。 実際に進出した日本企業の多くは適合化できずに苦戦しているようだ。 しかし、現地適合化は当然のことで、外国企業が日本に進出した場合も適合できなければ失敗に終わる。 その代表例は、フランスの大手量販店「カルフール」だろう。 鳴り物入りで進出してきたが、業績はさっぱり振るわず、店舗を

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