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南充浩 オフィシャルブログ

H&Mで799円に値下がりした派手な柄のシャツとTシャツを買った話

2019年6月24日 お買い得品 0

前回もお買い得品を書いたところでなんなんだけど、先日、初めてH&Mで買い物をした。

上陸して10年が過ぎたし、何度か店舗オープンの取材にも行ったがH&Mで買い物をしたことがなかった。もちろん商品は見ていたが、単純に食指が動かなかった。

自分の買い物ではレディースはあまり見ないので、メンズを中心に言うが、ベーシック品でいうとユニクロよりも定価は幾分か安かったが、素材や縫製の品質は劣っていた。一方、デザイン物はちょっと若い人向けに過ぎるのかなという印象があってオッサンは手が出しづらかった。

心斎橋筋商店街に心斎橋店がユニクロの対面にオープンしてから、何度も店内を見たが、やっぱりイマイチ買う気にはならなかった。

そのうちにH&Mの不振が報じられるようになると、通路を挟んだ対面にありながら、ユニクロに比べて入店客の少なさに驚くばかりだった。

不振が報じられる少し前くらいから、メンズ商品はベーシック品の割合がかなり高まったと感じていた。同じベーシック品なら品質の高いユニクロを買う人が増えるのは当然の流れだろう。

メンズに関していえばベーシック品比率を高めたことでH&Mはさらに苦戦に陥っているのではないかと個人的には感じていた。

で、先日たまたま時間が余ったのでH&M心斎橋筋店のメンズ売り場に立ち寄ってみた。

基本的にユニクロにあるようなベーシック品には興味がなかったが、ユニクロとの一番の違いがはっきりと見えた。

シャツ、Tシャツで派手な柄物が多いことである。

これはユニクロにはない商品で、ジーユーは何型か派手柄な開襟シャツを投入しているが、ユニクロは今のところ皆無である。

秋冬物ではその傾向はないかもしれないが、春夏物に関して言えば、アロハシャツに代表されるような派手な柄シャツは一昨年くらいから注目され始めてきた。

昨年夏はさらに注目が高まり、例えばジーンズメイトの派手な柄のアロハシャツも店頭で定期的に数えていると消化率がかなり高かった。

今年の夏はさらに派手な柄シャツへの注目は高まっているのではないかと思う。

 

まあ、そんなわけでH&Mでは派手な柄シャツを大量に見つけたわけだが、その時はセール品が少なかったので見るだけに終わった。

その数日後、店のそばを通ると「セール」と赤文字でデカデカと書かれている。

そこで店内に入ってみると、先日にはなかった「セールコーナー」ができていた。商品を物色していると、先日目を付けた半袖アロハシャツは値下がりしていない。うーん残念。

といっても定価は1299~1799円くらいなので十分安いのだが、やっぱり値引きされてから買いたい。

 

そんなわけで半袖アロハシャツを見送ってセールコーナーの物色をさらに続けた。

そうすると、派手な柄の半袖Tシャツと長袖レーヨンシャツがあった。

いずれも799円に値下がりしている。定価は半袖Tシャツが1299円で長袖シャツが1799円である。

これを買った。1000円未満の商品なら躊躇なく買うという悪癖が当方にはある。

 

 

 

 

使用素材はTシャツが綿100%で長袖シャツはレーヨン100%。長袖シャツは柄のプリントがない黒無地もあって、それも799円に値下がりしていたので残っていれば後日買おうと思う。

半袖Tシャツは白生地に全面総柄プリントを施しているようで、裏面は真っ白である。袖口は勝手に折り返してあり、しかも縫い付けられているから下ろすことはできない。決して当方が日向小次郎を目指して半袖をめくりあげたわけではないことを明記しておきたい。

 

レーヨンシャツは長袖なので真夏に着ることは厳しいが、朝夕が涼しい時期なら袖をめくって着ることはできるだろうし、寒くなるまではTシャツの上に薄手ジャケット代わりに羽織ることもできる。

 

一昨年に「ああ、派手な柄のアロハシャツが注目され始めてるなあ」と感じたのは、当時放送されていた仮面ライダーエグゼイドを見ていたときだった。正確にいうと2016年10月に始まったエグゼイドを見ていたときである。

主人公側には主人公のエグゼイドを含めて4人の仮面ライダーがいた。その中の一人、仮面ライダーレーザーに変身する九条貴利矢が監察医という職業にもかかわらず、常に派手な柄のアロハシャツを着用していた。

 

 

最近の特撮ヒーロー物は登場人物の着ている服装が割合にトレンドを反映していることが多く、その点でも参考になる。

2016年10月の放送開始時点では「え?アロハ?」という感じで見ていたが、翌年の8月末に終了するころには「ああ、アロハね」という感じになった。

まあ、そんなわけである。

 

今回、H&Mの店頭を見て感じたことは、昨年秋冬までのようにベーシック比率が高いままなら、日本国内では到底ユニクロには勝てないし、無印良品にも一部のジーユー商品にも勝てないだろう。だから、H&Mが差別化を図ろうと思えば、こういう「ユニクロがやらない・やれない商品」を強化する方がよいのではないかと思う。ZARAには似たような柄物があるが、こちらはH&Mよりも商品価格が高く、シャツでいうと定価は倍くらいになる。

百貨店ブランドよりも安いとはいうが、低価格品が欲しい人はZARAを選びにくい。

他国市場の状況はわからないが、ベーシック品ブランドはどこの国でもあるのではないかと思う。好調だった米国でもH&Mは苦戦に転じていると報じられているが、北米ならもしかするとベーシック低価格品はオールドネイビーに負けているのではないかと思う。

 

というわけで、半袖の派手な柄のアロハシャツがセール価格になったらH&Mで買いたいと思う。

 

 

 

ユニフォームメーカー、アイトスのアロハシャツをどうぞ~

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