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南充浩 オフィシャルブログ

2012年11月 の記事一覧 : 21件

製造業の現場ばかりを見ていても、製造業は救われませんよ

2012年11月15日 未分類 0

 繊維業界において製造業の意識と、店頭販売者、消費者の意識は天と地ほど離れていると言っても過言ではない。 バブル崩壊から20年間この差を埋めようと努力されてきた方々もおられたわけだが、実際のところそれほどその差は解消できていない。 先日もあるブランドのセーターを拝見する機会があった。 部分ごとに編み地を変えており、その上からさらにインクジェットプリントを施す

要らない物はタダでも要らない

2012年11月14日 未分類 0

 先日、このような記事が産経新聞に掲載された。 個人消費0・5%減「安くしても売れない…」 低価格路線見直しも http://sankei.jp.msn.com/economy/news/121112/biz12111221500019-n1.htm 平成24年7~9月期の実質国内総生産(GDP)で、GDPの約6割を占める個人消費は前期比0・5%減と2四半期

GMSは実用衣料に特化したら?

2012年11月13日 未分類 0

 みなさんはGMSで衣料品を買うことがおありだろうか。 筆者は最近靴下とか肌着の特価品を買うことが増えた。 靴下なら4足1000円とか、肌着ならボクサーブリーフ1枚200円とかに値下がりしたときに買う。 今年の春先には1足100円に値下がりした靴下を3~4足買ったこともある。 靴下でいうと、岡本とか福助、グンゼ、ダイワボウノイなどの有名メーカーの商品が格安に

意味の無い軽量化に終止符

2012年11月12日 未分類 0

 先日発売された西友の3990円のダウンジャケットを触りに出かけた。(もともと買うつもりがない) 先週発売された某週刊娯楽誌には「激安」と書かれていたが、それほど「激安」ではない。 すでに昨年秋冬にはドラッグストアではメーカー名不明ながらも2900円の軽量ダウンジャケットが販売されていたし、大阪・本町を拠点とする格安婦人服企業でも2900円の軽量ダウンジャケ

「こだわり」は同質化している

2012年11月9日 未分類 0

 ジーンズ続きで恐縮だが、多くのジーンズブランドの謳い文句に「こだわった素材」「こだわった洗い加工」「こだわったインディゴ染め」などというものがある。正直、「こだわった○○」というのは珍しくもなんともないありふれた口上と化している。 さて、元来「こだわる(拘る)」という言葉はマイナスの意味合いが強い。 大辞林によると、 〈旧習に〉泥(なず)む 〈先入観に〉捉

ジーンズナショナルブランドの苦戦は分散化によるもの

2012年11月8日 未分類 0

 昨日、ジーンズ専業メーカーについて書いたら様々な声をいただいた。 以前にも書いたことがあるが、ジーンズ全体の生産数量はあまり変わっていないと考えられている。 同じ物を引用するが、 2006年 協議会加盟企業・・・6756万本 非加盟企業・・・・・・・2300万本 合計9000万本 2007年 協議会加盟企業・・・6280万本 非加盟企業・・・・・・・320

現在のままで以前の栄光を取り戻すことはあり得ない

2012年11月7日 未分類 0

 ナショナルブランドと呼ばれるジーンズ専業メーカーの世界が近々すべて覆りそうな気配である。 全盛期には売上高100億円を越える会社が数社あり、中堅といわれた会社でも売上高が数十億円以上あった。 今、売上高100億円を越える会社は1つか2つである。 リーバイ・ストラウス・ジャパンは今11月期連結の売上高を97億円と発表しているので、100億円を下回ることになる

凋落の原因は直接販売の有無では?

2012年11月6日 未分類 0

 先日、国内家電メーカーのことを分析していたブログを拝読していて、大筋では賛同できたものの、細部ではどうなのかな?と思ったことをつらつらと書いてみたい。 http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20121103 振り返れば家電各社の凋落は、20年以上前、いわゆる量販店に価格決定権を握られ、その状況を長らく放置してきたことから始まっていま

苦戦傾向だった10月度

2012年11月5日 未分類 0

 10月売上速報を見ていると、各社ともに苦戦したようである。 ユニクロは 既存店売上高が前年比2・2%減 既存店客数が同3・8%増 既存店客単価が同5・7%減 ポイントは 既存店売上高が前年比7・8%減 既存店客数が同4・7%減 既存店客単価が同3・2%減 マックハウスは 既存店売上高が前年比9・3%減 既存店客数が同11・0%減 既存店客単価が同1・9%増

同一言語を使ってはいるが、意思疎通はできていない

2012年11月2日 未分類 0

 国内生地産地もさまざまな問題を抱えている。 以前、某生地産地の展示会用に生地の新色・新柄を開発する打ち合わせ会議に出席したことがある。 具体的な色柄を提案するためデザイナーも同席した。 その際、デザイナーは新柄を3色展開で提案した。 いずれも明るめの色彩を使ったものだ。 ビビッドほど強い色ではないが、パステルほど淡くも無い。 グリーン、濃い目のレモンイエロ

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