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南充浩 オフィシャルブログ

エドウインがビンテージタイプの「505」を復活させるという話

2023年9月4日 ジーンズ 4

業界的にはあんまり大勢に影響が無さそうだが、個人的にちょっと興味を持っているのが、エドウインがビンテージモデルの「505」を復活させたという話題である。 エドウインが1990年代発売のジーンズ「505」をアップデート 3型を展開 (fashionsnap.com) 505は、ヴィンテージデニムがトレンドとなっていた1990年代、「ニューヴィンテージ」をコンセ

エドウインの生き残り策は規模の縮小しかないのではないか

2021年6月4日 ジーンズ 3

ジーンズカジュアル系のアパレルにはエドウインのOBが多い。 独立して自分のブランドを立ち上げた人、別のアパレルに入社した人、OEM会社を設立した人、などなどさまざまである。 ちなみにファーストリテイリングの「ユニクロ」のジーンズ担当者もエドウインのOBが多い。   そんなわけで多数いるエドウインのOBの中でも何人かはちょくちょくと連絡をくださる。そ

エドウインの強みと生き残り策を頼まれもしないのに勝手に考えてみた

2021年6月1日 ジーンズ 4

お恥ずかしいことながら自分はこれまで、スモールビジネスしか体験していないので、衣料品の大規模ビジネスということに対して想像力が追い付かない部分がある。 学生時代にはDCブーム、青山・はるやまブーム(当時、関西にAOKIはほとんどなかった)というのを体感したが、あの時のような洋服への購買意欲は国内では訪れないと思っている。 厳密にいうならDCブームはある程度の

エドウインが直営国内4工場を閉鎖へ

2021年5月31日 ジーンズ 2

週末に、国内最大手のジーンズメーカー、エドウインが子会社のジーンズ縫製工場である秋田ホーセなど秋田県内の4工場閉鎖を発表した。 秋田ホーセ、秋田の4工場閉鎖へ エドウイン子会社: 日本経済新聞 (nikkei.com)   ジーンズ国内最大手のエドウイン(東京・品川)の全額出資子会社、秋田ホーセ(秋田県五城目町)は秋田県内の4工場を閉鎖する。新型コ

ブランドロゴ入りのTシャツは意外と売りやすいアイテム

2018年8月6日 ジーンズ 1

8月4日の土曜日、ビッグジョン大阪店のプレオープンにお邪魔した。 ジーンズメーカーのビッグジョンが、直営の大阪店を出店した。 今回は、8月5日に東京と大阪の同時オープンだという。 東京店は東京支社と併設で9坪の小さな店だが、大阪店は40坪の面積がある。 しかし、ビッグジョンとしてはとりあえず1年間の挑戦と位置付けており、ダメだった場合、1年間で撤退する。 売

ロゴTシャツブームで売上高が伸びたブランド

2016年10月27日 トレンド 0

 閑話休題的な意味も込めて、たまには景気の良い話でも。 今夏は往年の懐かしいブランドのロゴTシャツが売れた。 まあ、いわゆるちょっとしたブームだったといえる。 中でも目に付いたのがチャンピオンとリーだ。 チャンピオンのブランドロゴ入りTシャツなんて、中学・高校の部活の練習着のイメージしかない。 リーのロゴ入りTシャツなんてその昔は珍しい物でもなんでもなく、普

百貨店・専門店向けブランドの優位性がなくなった

2016年4月8日 お買い得品 0

 久しぶりに今月買ったお買い得品を晒してみる。 ライトオンで買ったエドウインのジャージーズ。 当然今春物ではない型落ち商品である。 定価9500円が3900円に値下がりしていた。 ジャージのように伸縮性のある素材で作られているジャージデニムには、織物と編み物の二種類が存在する。 本来の「ジャージ」という素材は編み物であり、編み物ゆえに伸縮性がある。 別段ポリ

新鮮で割安感のある商品は売れる

2016年4月6日 新商品発表 0

 衣類が売れにくいといわれているが、目新しくて値ごろ感のある商品はやはり売れる。 ただ、筆者も含めた多くの人は「テイスト」だとか「風合い」だとかの目新しさについては理解がしづらい。 「このテイストは斬新」なんて雑誌やテレビで言われたところで、それに大枚をはたいて買わねばならない価値を見出しにくい。 「テイスト」やら「トレンド」しか目新しい物を提供できないから

エドウインが503をリニューアル

2016年4月1日 ジーンズ 0

 今回は展示会レポートを。 エドウインが定番ジーンズの「503」を今秋冬からリニューアルする。 最大のリニューアル点はデニム生地。 強撚糸で織って、そこに液体アンモニア加工を施すことで、綿100%でありながら緩やかなナチュラルストレッチ性と光沢感、ソフト感が出た。 個人的には、そのソフト感が印象に残っている。 14オンスデニムなので市場に出回っているデニム生

エドウインに対する懸念と期待

2015年10月2日 未分類 0

 エドウインの2016年春夏展示会にお邪魔した。 今回の業界新聞的な目玉は、今秋冬からスタートしたEスタンダードの拡充と、ラングラーの高額商品復活だろう。 まず、Eスタンダード。 Eスタンダードは海外輸出も視野に入れた日本製ラインで、価格は8000~16000円くらいというリーズナブルな設定である。 16000円というのは相当に手の込んだ洗い加工を施した物に

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