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南充浩 オフィシャルブログ

2015年11月 の記事一覧 : 19件

海外進出が成功に結びつくとは限らない

2015年11月30日 考察 0

 先日、こんな記事を拝読した。 タイトルに興味を持った。 アパレルの常識を変えたワールドとZARA、 なぜ明暗が分かれたのか http://diamond.jp/articles/-/81941 である。 随分と興味深い比較論のようだ。 これまでファストファッションとよばれるグローバルSPAブランドとの比較対象となった国内ブランドはユニクロだった。 「ユニク

ウェブサイトを開設してもすぐには集客できない

2015年11月27日 考察 0

 衣料品の店頭の販売不振を打開する一つの方策としてウェブ通販が注目されて久しい。 たしかにウェブ通販全体の売上高は伸び続けている。 最近では、ウェブ通販なんて利用したこともないであろう、ナンタラ組合とかナンタラ協議会のおエライサンまでが、ウェブ通販こそ消費不振を一気に解決できる魔法の杖のように思っているかのような発言が続いており、笑えてしまう。 下手な漫才を

縫製工場にとっての最良案件は毎月一定数量のオーダーがあること

2015年11月26日 考察 0

 ある起業家からの相談を受けている。 「国産のカットソー類を作って売りたい」という内容だ。 まあ、これだけならありふれているが、起業家はあちこちに相談に行っているらしく、 そこで言われたことをいろいろと総合してみると、 ・高額化しろ ・量産はするな ・わかりやすいストーリー作り(気仙沼ニットのような) ・高品質を謳え などなどである。 だいたい今、大手アパレ

新しいことをやれば必ずどこかから批判はある

2015年11月25日 考察 0

 新しいことを始める際には必ずどこかから批判なり非難される。 それは利害関係にある、同業他社からだったり他業種からだったりする。 例えば、某産地は助成金をもらったりもらわなかったりしながら長年、一般商業施設で展示会を開催しているのだが、なぜ直接販売をしないのか不思議で仕方がない。 ファッションビルの催事スペースや地下街の催事スペースで業界関係者だけではなく、

ユニクロのジーンズの色合いは随分マシになったと思う

2015年11月24日 お買い得品 0

 今日は久しぶりに今月に買ったお買い得品を。 まず、ユニクロのストレッチセルビッジデニム生地を使ったスリムストレートジーンズで、定価3990円が1290円にまで値下がりしていた。 素材組成は綿99%・ポリウレタン1%となっている。 ワイドシルエットのパンツに注目が集まっているといわれているが、マス層のベースとなるのは変わらず細身シルエットだからストレッチ混素

都心旗艦店やスタイリスト起用などの手法は必ずしも有効ではなくなった

2015年11月20日 考察 0

 ワールドの中間決算が発表された。 数字の推移よりは、どのブランドが廃止され、どれだけの店舗が閉鎖されたのかの方が今回は興味があった。 ワールド、上期に181店を閉鎖 「アニマ」「ジンジャーエール」終了 https://www.wwdjapan.com/business/2015/11/17/00018727.html 店舗の閉鎖数とブランド廃止を報じている

これまで通りのやり方では雑誌も服も売れない

2015年11月19日 メディア 0

 昨日、こんなブログエントリーを拝読した。 80万部が11万部になった「cancam」。売れない雑誌の共通点とは? http://toriaezutori.com/marketing/658.html タイトル通りの内容である。 一般的に雑誌が売れなくなった理由を考察しており、なかなか的を射ている。 そして、最後になりましたが最も部数を減らしているのは、20

雑貨バイヤーは洋服を仕入れない

2015年11月18日 考察 0

 近年、雑貨を扱っていない洋服店というのは皆無だといえる。 洋服自体の売上高が年々減っているのでその穴埋めとしてバッグ、靴、帽子、アクセサリーなど何かしらの雑貨を必ず販売している。 嘘でも「ライフスタイル提案型」という標語を掲げて、洗剤だの芳香剤だのコスメなどを置いている洋服店も珍しくなくなった。 逆に洋服しか置いていない店の方が珍しいだろう。 そんな状況な

ファッション用途の高級素材はその「良さ」がわかりにくい

2015年11月17日 考察 0

 連続テレビドラマ「下町ロケット」の視聴率が好調だそうだ。 筆者も毎回楽しく見ている。 佃製作所というエンジンメーカーが町工場(と言っても100人以上の社員を抱えている)として物作りに打ち込む姿を描いている。 ひたすらに高品質なエンジンとその部品作りに励んでいる姿に、胸アツになる視聴者も多いのではないかと思う。 佃製作所は大手による嫌がらせにもめげることなく

「物」自体での差異はほとんどない

2015年11月16日 考察 0

 少し前のことになるが、短パン社長として有名になりつつある奥ノ谷圭祐さんが、自身で立ち上げたメンズブランド「Keisuke Okunoya」で紺色のオックスフォードボタンダウンシャツを発売した。 価格は1万数千円だった。 紺色のオックスフォードボタンダウンシャツは、物自体としては珍しい部類に属するが、同じような物が絶対にないとは言えない。 現に同じ商品をチラ

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