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南充浩 オフィシャルブログ

工場発のDtoCに「無敵の必殺技」は存在しません

2023年2月10日 ファッションテック 1

すっかり、洋服販売の一手段として定着した感があるDtoCだが、大きく2つに分類できると当方は見ている。 1、芸能人やタレントも含めたインフルエンサーのネット直販ブランド 2、工場や製造業者によるオリジナルネット直販ブランド である。 どちらも一括りにされるが、内情は大きく異なる。   DtoCという言葉がメディアに登場した際、当方が期待したのは2の

DtoC業界内での優勝劣敗と格差は今後さらに鮮明化する

2023年1月25日 トレンド 1

最近、すっかり陳腐化してしまった呼び名の1つにDtoCがあると感じる。 メディアで「DtoC開始」なんていう記事を見かけても「ふーん」程度にしか思わなくなった。恐らく、他の読者も同様だろう。 そもそもDtoCという呼び名がさも新しくかつ有望なものかのようにメディアで取り上げられ始めたのが今から10年くらい前のことだが、当時から個人的には何がそんなに新しくかつ

業界メディアが「卸売りアパレル」の機能を正確に理解できていないのではないかと思った話

2022年3月15日 トレンド 0

大きく分けてアパレルには、卸売り型のアパレルとSPA型アパレルがある。 卸売り型アパレルというのは、小売店へ卸売りをするアパレルメーカーである。98年以降のユニクロの成功からSPA型アパレルが我が国でも主流となった。 もっとその源流を考えると、80年代半ばからのDCブランドブームではないかと思う。あの当時は直営店・フランチャイズ店が入り乱れていたが、ブランド

百貨店でのポップアップ多発は「埋まらない空きスペース」の活用だろう

2021年12月8日 トレンド 1

先日、またも取材を受けて、今度は「女性セブン」にコメントが載るらしい。 ライターの仕事はあまり来ない割に、先月は3つもコメントを出す仕事をした。今回のお題は「2021年のヒット商品」というものだったが、コロナ禍で苦しむ衣料品においては明確な「ヒット商品」を思いつかなかった。 マストレンドは何だ?と問われるとこれも正直なところよくわからない。 もちろん、ビッグ

猫も杓子もDtoC(笑)

2020年7月22日 トレンド 0

アパレル業界は、基本的に流行り物に弱い。 もともとファッションには「トレンド」という物があり、それを無視してはビジネスとして成り立たないという体質がある。マスを狙うにはトレンドを取り入れなくてはならない一方で、ニッチ市場やコア層に向けて「あえてトレンドを取り入れない」という手法もある。 あえて取り入れないわけだから、トレンドそのものは意識も認識もしていて、そ

仕入れ型ネット通販でも「DtoC」なの?

2019年4月24日 ネット通販 0

オールユアーズ、10YC、フートーキョー、ファブリックトーキョーなどなど。 これらのブランドの売り方は「DtoC」と呼ばれる。ダイレクトtoコンシューマーの略だそうだ。 D2Cという書き方は嫌いなのでしない。   これらのブランドはオリジナル商品をインターネット通販で販売している。 だから当方のDtoCの理解は、「オリジナル商品をインターネットで販

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