2018年7月 の記事一覧 : 21件
フワっとした願望や印象論では物は売れない
2018年7月31日 ネット通販 0
はやいもので今日で七月も終わる。 今年ももう5か月しか残っていない。 本当に光陰矢の如しである。 ネット通販への注目は依然として高いままだが、さまざまな企業やブランドの施策や現場を見ていると、ネット通販なら何でも売れるというわけではない。 客層と集客方法と商品がマッチしないと売れない。 商品の中にはデザイン、価格が含まれており、それがマッチしないことには売れ
「ワークマン」がカジュアル業界に進出 ~ワーキングのカジュアル進出は昔からあった~
2018年7月30日 企業研究 0
スーツ業界が、団塊世代の定年退職による需要激減を緩和するために4つの施策を採っていることを何度か書いた。 1、レディースビジネススーツの強化 2、カジュアルウェアの強化 3、低価格パターンオーダースーツの導入 4、カラオケや結婚式場運営などの異業種参入である。 需要激減に備えているのは、ワーキングユニホーム業界も同じで、大手販売店ワークマンのカジュアルウェア
今後、マス化するスーツは「低価格パターンオーダー」ではなく「機能性カジュアルスーツ」では?
2018年7月27日 商品比較 0
ZOZOの参入によってオーダースーツ(実際はパターンオーダー)が注目を集めているが、このブログで書いているように低価格パターンオーダースーツは何も去年や今年に始まったわけではない。 もう10年以上前から、青山、オンリー、はるやまなどの大手スーツ販売店各社が導入していた。 理由は2007年から始まる団塊世代の定年によるスーツ需要の激減に備えるためである。 各社
「ウールのフェイクファー」とか「本物に見えるフェイクファー」をもっと売り込むチャンスなのに
2018年7月26日 産地 0
リアルファーに対する風当たりが強まってきたが、リアルファー業界からの反撃も始まった。 リアルファーVSフェイクファーの宗教戦争は、ドイツ30年戦争のようにこれから長い間続くのだろうと思う。 個人的には右翼と左翼の対立のように、どちらかがどちらかを殲滅するまで終わらないだろうと思う。 まあ、それはさておき。 だったらこの隙に乗じて、ウール100%のフェイクファ
百貨店のネット通販がさっぱり伸びない理由は明白
2018年7月25日 ネット通販 0
ふとこんな記事が目に飛び込んできた。 百貨店がECで成功するために必要なこと https://www.fashionsnap.com/article/2018-07-25/ec-2028/ 繊研プラスからファッションスナップに転載された記事だ。 百貨店にとってECは長年の課題だ。大手各社は20年前からネット販売に着手し、M&A(企業の合併・買収)を含めてビジ
フルオーダーとイージーオーダーとパターンオーダーの違いを改めてまとめてみた
2018年7月24日 ネット通販 1
もう様々な方が書いておられるので、繰り返しとなるが、パターンオーダーとイージーオーダーとフルオーダーはまったく別物である。 ちょっとググれば山ほどその違いについて述べておられるブログがあるが、それでもこのブログしか読んでいないという珍しい人も何人かはおられるだろうから、くどいとは思うが改めてまとめてみる。 1、パターンオーダー あらかじめ決められたパターンを
パターン(型紙)によって同じ半袖開襟シャツでも見え方が全く異なる ~ユニクロとジーユーの半袖開襟シャツを比較~
2018年7月23日 お買い得品 0
同じ衣料品業界にいながら、各分野ごとの知識分断というのは凄まじいわけで、布帛(織物)に強い人はニット(編み物)に弱く、当然その逆もある。 当方は、織物は何となくわかるが、ニットになるとまるで分らない。 生地の構造自体が異なるし、それを製造する機械も異なる。 こういう分野が衣料品業界にはいろいろとあって、包括的な知識を持っている人はほとんどいないといえる。 反
川添隆さんの『「実店舗+EC」戦略、成功の法則」を読んだ感想
2018年7月20日 ネット通販 0
世の中、インターネット通販流行りで、洋服もインターネット通販への注目が高まっている。 とはいえ、消費者としたら便利であれば、どこで買っても良いのであって、インターネットだろうが実店舗だろうが、カタログ通販だろうが、自分にとって利便性が高いところで買うだけのことである。 注目しているのは販売不振に苦しむ衣料品業界側である。 メディアも判断基準が画一的でアホだか
外資ファストファッションは国内低価格ブランドに負けた
2018年7月19日 トレンド 0
2008年ごろに上陸し、猛威を振るった外資系グローバル低価格SPAの勢いが目に見えて衰えてきた。 H&Mの銀座店もついに閉店してしまった。H&M自体は日本撤退は考えられないものの、フォーエバー21は店舗数も20店舗を下回っているし、いつ日本から撤退してもおかしくはない。 遅れて上陸したオールドネイビーはわずか4年半で2017年1月に日本から撤