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南充浩 オフィシャルブログ

2018年7月 の記事一覧 : 21件

限界点が露呈したトウキョウベースのビジネスモデル

2018年7月17日 決算 0

やはりというか、当然というか、「ステュディオス」「ユナイテッドトウキョウ」を展開するトウキョウベースの業績が崩れた。 もちろん、早晩崩れると思っていたし、同社が発表しているような成長戦略は到底不可能だと思っていた。 2018年2月期の第一四半期決算は 売上高が29億3000万円(前期比0・6%増) 営業利益が3億2500万円(同28・2%減) と微増収大幅減

業績の明暗が表すユニクロとジーユーの値下げ方針の違い ~今春夏の店頭を見て~

2018年7月13日 お買い得品 0

今春物から、ユニクロとジーユーがそれぞれ異なった値下げの手法をとるようになった。 ユニクロは今春夏物から値下げパターンが変えた。 自動的・段階的値下げはこれまでと同じだが、その値下げ幅が小さくなった。 反面、同じ商品でも色柄によって値下げ幅が異なるようになった。 昨年冬物までは、自動的・段階的値下げされ、それまで同様、期末には驚くほどの安値になった。 それが

ナインオクロックのオーダーTシャツが開始されたので試してみた

2018年7月12日 ネット通販 0

どこもかしこもオーダーばやりで、猫も杓子もオーダーという状況になっていて、笑えるのだが、単純なパターンオーダースーツなら百貨店の催事で26800円でできてしまう。 催事の既製品スーツならなんと10800円で、イトーヨーカドーやら西友の自社スーツ並みである。 昔は百貨店催事のスーツは2着48000円とか1着20000円くらいだったのが、ここまで値下がりしている

アパレルの「デジタル化」は販売方法だけにとどまっている現状

2018年7月11日 ネット通販 0

プリンス氏の企画で有料トークショーを開催することになった。 【告知】8月24日にあのマサ佐藤(佐藤正臣)氏と有料トークショーを開催します。 ぜひともご参加を。詳細は以下のURLで。 https://eventon.jp/13683/     インターネット通販の成長ぶりにアパレル業界は色めき立ち、「IT化推進」とか「デジタル化推進」なんて

「安さという価値」を伝えきれていないブランドが多い

2018年7月10日 販促 0

【告知】8月24日にあのマサ佐藤(佐藤正臣)氏と有料トークショーを開催します。 ぜひともご参加を。詳細は以下のURLで。 https://eventon.jp/13683/     先日、価格戦略の講義をしたが、当たり前のことを改めて考えた。 例外はあるものの、 高価格商品は、利益は高いが数量を売りにくい 低価格商品は、利益は薄いが数量が

ZOZOのオーダースーツの価格は極めて平均的 ~ZOZOよりもお買い得なオーダースーツはこんなにある~

2018年7月9日 お買い得品 0

本日はちょっとお気楽に。 先日、ZOZOのオーダースーツが発表されたが、すごく安いという印象が世間で独り歩きしているが、実際のところはそんなに安くない。 今回はお試しで2万円台だが、定価は39,900円と発表されている。 業界の人ならだれでも知っている知識だが、オーダースーツには、大きく分けて3種類のオーダースーツがある。 基本的なことのおさらいをさらっと簡

ZOZOのオーダースーツがホールガーメントで作られるという完全なるミスリード

2018年7月6日 ネット通販 1

スタートトゥデイがオーダースーツを開始することが発表された。 生地が伸び縮みして多少のサイズ違いなんてどうとでもできるTシャツとは異なり、メンズのスーツ、ワイシャツというのはそれこそ「ミリ単位」は大げさでも「1センチ単位」での正確さが要求される。 首回り39センチの男が、40センチのワイシャツを着るのはひどくだらしなく見える。 それほどの精度が求められる。

3足1000円の靴下を作る国内工場が潤っている理由

2018年7月5日 TOP SELLER . STYLE 0

国内の繊維製品製造の苦境を脱するために「高価格・小ロット」生産が提唱されている場合が多い。 1枚当たりの製造費を高くして製造加工業者の収入を多くする。しかし、高価格品は量は売れにくいから、小ロット生産になる。 小ロット生産にするから製造費が高くなる。 こういう仕組みで生き残りを図る製造加工業者は多い。 これはこれで正解なのだろうが、高価格品を売るということに

縫製工場が自社オリジナル商品開発に挑戦

2018年7月4日 新商品発表 0

先日、三重県の縫製工場、近藤ソウイングの近藤社長にお会いした。 お会いしたというより、近藤社長がわざわざ会いに来てくださったという方が正しい。 一部を除いては国内の縫製工場はなかなか厳しい状況にある。 先日も某ブランドからTシャツの縫製依頼があったそうだが、工賃の安さに驚いたという。 そのブランドのTシャツは店頭販売価格12600円だそうで、1メートル100

1000円未満でコスパの高い服が買えてしまうジーユーの今夏商品の破壊力

2018年7月3日 お買い得品 0

今日はお気楽に。 アパレルブランドを店頭で見ていると、そのシーズンごとに商品の出来栄えが変わるので面白い。 すごく良いシーズンとすごくイマイチなシーズンがある。 ずっと連続して出来栄えの良い商品を出し続けるブランドなんてないから、結局は、出来栄えの悪い商品を出す数が少ないブランドが消費者から支持され続けているといえる。 今春夏だと、ジーユーの商品が出来栄え、

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